≪春の月、29日(木)≫
今日はトゥーナの誕生日だ。カリンは「太陽のペンダントでも持っていってあげたら?」などと言っていたが、そんな凄そうな物の作り方は知らない。仕方がない、ルビーの指輪で我慢してもらおう。モニカちゃんへのプレゼントと同じだけど、私は年齢で差別はしないのさ!(言い訳)
とりあえず喜んでもらえたので良かった、良かった。
今日の依頼は・・・シアからのにしよう。
シア:お話しましょう。
この場合の “話” って、おくりがなの “し” が必要じゃなかったっけ?
それはそうとして、2人きりで話をしたいということで、私の家に行くことにした。
シア「わたしの夢を聞いてもらいたいんです・・・・・・。わたしの夢は・・・・・・、『シアレンスの花』を咲かせることなんです。」
祖父ウェルズさんを見て育ったシアは、いつしか祖父と同じ夢を見るようになったらしい。そして色々と試してみたのだが、結局は咲かせることができなかったのだと。
しかし最後の賭けにも近いつもりで、たまたまやってきた私をこの樹に住ませたところ、やがて樹が大きくなった。まだあきらめちゃいけない。今度こそわたしの手で、『シアレンスの花』を咲かせて見せる!
・・・ということらしい。
そして私が来てから変わった原因、それは畑が充実してきたことであり、それが花を咲かせることにつながるのではないか・・・と、シアは判断したようだ。もちろん真実は違うのだが、まだそれをシアに話すわけにはいかない。
シア「人と野菜さんを超えた愛情! この力が『樹』を大きくさせたに違いありません!!」
シア、暴走中。
そして畑をさらに充実させるべく、シアは必要物資を支給してくれた。「ヨシヒトさん、今以上に働いてくださいね♪」という意味だろう。さすがはシア、モンスター使いが荒すぎるぞ。
そして機嫌よく帰っていき・・・って、ちょっと待てい! テーブルの上を走っていくんじゃなーい!
しかし夢というものは、むやみに人に語るようなものではない気がする。それを話してくれたのは、わたしを信頼してくれているからなのかもしれない。悪いことしちゃったかなぁ。私がモンスターハーフだってこと、そして私の行動がこの樹を大きくしたのに繋がったってこと、話しておくべきだったかなぁ。
ちなみにシアからの支給品は、はげしくノビールという非常に強力な植物用成長促進剤だ。買値9800G。それを27本。
・・・いいんだろうか、こんな高価な物をもらっちゃって。まあシアにとっては単なる投資なんだろうけどさ。もしかしたら、店から売れ残りを持ってきただけかもしれないけどさ。
はげしくノビール、買値9800Gなのに売値は800G・・・間違いない、在庫処分だ。
≪春の月、30日(金)≫
シアに香水をつけてもらったのだが、「レインボ〜な香り」って・・・そんなのが好きな人は1人しかいないでしょ! と思っていたら、エリザさんも好きらしい。やはりダリアとエリザさんは同類か。美的センスが似ているからな。類は友を呼ぶというやつだろう。
今日の依頼はカリンから。今すぐ風邪をひきたいらしい。
・・・訳の分からないことを言い出すなんて、熱でもあるんだろうか。いや、風邪をひきたいというのだから熱はまだないはずだが。ああ、わけ分からん!
いや、想像できることはあるぞ。カリンが怠け者になったのは、彼女が病気で寝込んでいるときに、母親ヘーゼルさんに仕事を休んで側にいてほしいと感じたことがきっかけだ、私はそう思っている。そして今、また病気で寝込んだらどうなるだろうか・・・そんなことを試してみたくなったのではないかと思うのだ。カリンは今、これからの生き方で悩んでいるに違いない。これはチャンスだ。この依頼を成功させれば、彼女は働きものになるかもしれない。
ともかく病気のことは医者に聞くのが一番だ。年中患者募集中のマリオンならば、患者を増やすノウハウでも知っているかもしれないし。・・・ああ、なぜこの町には警官がいないんだ。
そして風邪ひき薬を作るために材料をそろえ、調合をするマリオンを雪景色の中で待っていたら、カリンが眠気を覚えてきたらしい。
カリン「あ、なんか懐かしい景色が見える・・・・・・。(私、昔はちょっと働きものだったなあ)」
って、幻覚を見始めてるよ!
結局薬は効かなかったのだが、カリンは雪山で居眠りをしたおかげで風邪をひけて結果オーライ。当然ながら、ヘーゼルさんには大目玉をくらった。
ちなみに風邪をひきたいと思った理由は、都会に憧れてのものらしい。
カリン「都会でいま、流行ってるんだってさ。」
カリンを信じた私がバカでした。
報酬はネギの種9袋と風邪薬。って、どっちも風邪対策じゃないか。ネギが本当に効くのかどうかは知らないけどさ!
しかしカリンは、この先どうなるんだろう? 心配というか、凄く心配というか、非常に心配というか、ともかく不安だ。何とか手助けしてあげたいとは思うのだが、世の中にはどうにもならないこともある。
そもそもこれってカリンの問題なんだから、私が行動しなきゃいけないものでもないんだよなぁ。依頼だから、そして友達だから手伝っているけどさ。
話は変わるのだが、家の外に置いておいたカエルの像、ふと気がついたら部屋の中に戻っていた。怪奇現象!?
(外には置けなかっただけです)
さてと、今月を振り返ってみよう。
今月は収入がすごかった。出荷額が100万近いというのは何事だ!? 調べてみたところ、どうやら牧場関連の出荷物がすごいようだ。やっと牧場らしくなってきたかな?
お金がたまってきたから、調合や鍛冶の材料を大量に買ってきて、色々な修行もしてみたいな。これまで料理以外はあまりしていなかったからね。
仲良し度は、街の人とは9〜10、集落の人とは8だ。ついに10に達した人がいる。それも12人。この調子ならば、来月にはほとんど10、秋には全員10になりそうだ。
・・・もうすぐだ。私の夢が実現するのは。もうすぐ、きっともうすぐだ。
|
先月まで |
現在 |
レベル |
49 |
60 |
HP |
1518 |
1975 |
RP |
1063 |
1208 |
筋力 |
158 |
200 |
体力 |
259 |
297 |
知力 |
177 |
212 |
|
先月まで |
今月 |
現在 |
所持金 |
225708 |
+352919 |
578627 |
総出荷額 |
764305 |
985455 |
1749760 |
作物 |
161995 |
172325 |
334320 |
薬品 |
56575 |
11203 |
67778 |
装備品 |
38226 |
72622 |
110848 |
装飾品 |
4238 |
15532 |
19860 |
食品 |
242695 |
543238 |
785933 |
水産品 |
86565 |
2225 |
88790 |
収集品 |
174011 |
167820 |
341831 |
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