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≪秋の月、11日(木)≫

 今日の依頼はソフィアから。何か食べ物を持ってきてほしいというので、たけのこごはんをプレゼント。依頼はあっという間に終了だ。
 ちなみにその時ソフィアは、逆言葉を姉のエリザさんから注意されていた。でも、直りそうにないな、あれは。ソフィアの逆言葉は昔からではなかったというけれど、一体どんないきさつがあったんだろう?

 その後はオッドワードの谷へ。そこで釣りをしていたイオンが、弁当のイワナの塩焼きをモンスターに盗まれたという。昨日食堂で食べられたのもイワナの塩焼きだ。どうやら目指すモンスターは、イワナの塩焼きが大好物らしい。
 ・・・ということは、さくやが持っていた超失敗作は、本来はイワナの塩焼きなんだろうな。魚の形、残っていなかったけどね。
 しかしこのことは、目指すモンスターをおびき出すのに使えそうだ。問題はこの季節、夏の魚であるイワナを釣るのは大変ということで・・・。


≪秋の月、12日(金)≫

 今日の依頼は釣りの師匠であるイオンから。釣りのちょっとした試験らしい。
 課題は夏に釣れる魚を2種類釣ること。・・・今、秋だよね?
 そう思っていたのが顔に出ていたらしく、師匠は砂漠の水辺ならば釣れるとアドバイスしてくれた。もしかして森では年中春の魚が釣れ、砂漠では年中夏の魚が釣れ、谷では年中秋の魚が釣れ・・・っていう風になっているのだろうか? ともかく、すぐに砂漠へ向かうぞ! ついでにイワナも釣ってやる! この依頼、今の私にとって渡りに船だ!
 そして望み通り、イワナと試験用の夏の魚2種類を釣り上げることができた。もちろん試験は合格だ。

 さあ、オッドワードの谷のボスに挑むぞ!
 そしてボスが仕掛けた罠を打ち破り、ボスの元へとたどり着いた。広場の中央にイワナの塩焼きを置き、ボスが現れるのをじっと待つ。そして・・・現れた! 2体で!
 って、ずるーい!
 しかし今日の私は強かった。推奨レベル28に足りない26レベルで、2体のボスをボッコボコにしていく。敵の攻撃を奥義発動中のジャンプで何度もかわすという偶然の神技にも助けられたとはいえ、私はボスの “ひのえ” と “きのと” を倒すことに成功したのだ。

 その広場の奥に、例のオーブが供えられていた。それに触れると、また新たな記憶がよみがえってきた。

 ・・・私は護衛団として町の人を守っていた。ある日5匹ものモンスターが町に逃げ込み、私はそれを追うことになった。こき使われていたともいう。私が追っていた5匹のモンスター、それはこれまでボスとして登場した、タヌゴロー(イタズラタヌキ)、エンシェントボーン、今回のひのえ、きのと、そして・・・
 ・・・ダメだ、後一体の名前が思い出せない。だが、あと一体、間違いなくいるのだ、このシアレンスの町の近くに。奴を倒さなければ危険だ。

 そして私は、その場を後にした。もちろんイワナの塩焼きを回収するのは忘れない(貧乏性)。今日はもうヘトヘトだ。町の人への報告は明日にして、もう寝よう。お休みー。


≪秋の月、13日(祝)≫

 ボスモンスターを倒したことを町の人に報告しようとしたのだが、誰も話を聞いてくれない。
 悔しかったので私はいじけ、一人さびしく畑仕事をして過ごすことにした。あ、依頼を受けるの忘れてた。

 そうそう、交流のために有角人の集落にもよく足を運んでいるのだが、そのついでにエンシェントボーンと再戦してみた。以前は大苦戦したエンシェントボーンだが、今回はファイアーボールの魔法で離れたところから戦うという戦術を試してみたら、ノーダメージであっさり撃破。なんなんだ、この大楽勝は。なんなんだ、以前の大苦戦は。


≪秋の月、14日(月)≫

 今日の依頼はトゥーナから。鉄を持ってきてほしいという、簡単そうな依頼だ。そして鉄を持っていったのだが、トゥーナの様子がおかしい。うわっ、凄い熱じゃないか!
 休むか病院へ行くかしろと言う私の話に耳を貸さず、トゥーナは店番を続けようとする。ああ、こんなときにガジさんが留守なんて!
 その時、トゥーナが意識を失った。こんな状態でも働こうとするなんて、まったく頑固なんだから。ともかく、ガジさんが戻ってくるまではベッドで休ませ、それまでは私が店番だ。

 ・・・なんとか店番を務めあげ、やがてガジさんが戻ってきた。後はガジさんに任せよう。
 ガジさんは店じまいをし、トゥーナを病院へ連れて行った。

 トゥーナはガジさんにまかされた店番を務めあげようとし、ガジさんは店のことなどお構いなしにトゥーナを病院に連れていく。ヘンテコなあの2人だけど、お互いを大切に思っているんだなぁ。


≪秋の月、15日(火)≫

 今日は「イカす! 釣り大会」の日だ。イカをたくさん釣った人が優勝という、ちょっと変わった釣り大会だ。
 しかしこの季節、そんなにイカって釣れたっけ? たまにしか釣れないような気がするんだけど。
 ということは、腕よりも運の勝負になるのかもしれない。自信ないなぁ。まてよ、春の月はイカが良く釣れたような気がするから、年中春の魚が釣れる(?)プリベラの森で釣りをするのがいいのかもしれない。ものは試しだ、やってみよう。
 と思って森で釣りをしていたのだが、魚の数が少なくて大苦戦。イカが釣れる割合は思った通り非常に高いのだが・・・。
 ・・・4匹だ。これは厳しいかな? 普通に湖で釣ったほうが良かったのかな?

 【結果】

 1位  ショコラ  6匹
 2位  ヨシヒト  4匹
 3位  カリン  2匹

 準優勝か。賞品は参加賞と同じくレシピパン3つだ。
 今考えてみると、画面切り替えによる魚種変更を利用してみれば良かったんだ。なにせ森の場合、どの魚影がイカかはすぐに分かるんだからな。こうすれば、7匹以上も難しくはないはずだ。

 今日の夕飯は、当然ながら焼きイカとイカさしだ。
 この町に来て初めてまともな食事をしたんだけど、食事の回復効果ってすごいんだな。ならばギリギリのレベルで冒険する場合、お弁当を持っていくのがコツなのかもしれない。そしてピンチになったら弁当を食べればいいんだ! 
 ・・・ますますピンチになりそうな気がするけれど。


≪秋の月、16日(水)≫

 今日の依頼はグルテンさんからだ。伝言の依頼と言うから、きっと簡単なものだろう。
 ・・・ということで依頼完了。

 さて、この後はどうしようか。町の人とおしゃべりをして、畑の雑草を刈って・・・

 そうそう、シアレンスの樹のウワサをこのところよく耳にする。なんでもその樹に花が咲いた時、願い事がかなうというのだ。そういえば私がこの町に来た時に、咲いていたような気がするのだが・・・。あの時、誰かの願いがかなったのだろうか? それはいったい、どんな願いだったのだろうか?
 ちなみに現在はつぼみの状態だ。花が咲くのは、そう遠い日のことではないのかもしれない。はたして、どんな願いがかなうのだろうか?
 みんなでお花見、なんてのもいいかもしれないなぁ。願いなんてかなわなくても、それでみんなが楽しければね。そしてその場に、有角人たちも一緒にいられれば、ね。


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