トップページに戻る ゲームの話に戻る 前のページへ 次のページへ

≪秋の月、1日(祝)≫

 秋の月、スタート!

 今日はまず畑仕事をして・・・うぐぐ、昨日は谷で戦闘修行をしていたのだが、その時に麻痺させられ、まだ治療してもらっていないので、ゆっくりとしか歩けないのがつらい。今日は祝日なんだけど、病院がしまっていたらどうしよう。
 と思っていたのだけど、開いていたので助かった。治療代が安くて助かった。マリオンが非番でマージョリーさんに診てもらえたので本当に助かった。マリオンが店番の日だったなら、変なものを注射されてとどめを刺されていたかもしれない。
 病院に来たついでに、薬をいくつか買っておこう。そうだ、調理道具も買いに行かなければ。
 その結果、1日で2万G以上の出費になった。まあいいや、まだ4万Gも残ってるから。いやーセレブっていいなぁ。(注:セレブではなく成金です) 


≪秋の月、2日(月)≫

 畑をうっかり広げすぎたせいで、水やりが大変だ。高品質のジョウロがほしいところだが、いまだに製造レシピが手に入らない。地道に1マスずつ、根気よく水やりだ。
 その水やりがやっと終わったと思ったら、雨が降り出しやがった。水やりに費やした3時間を帰してくれよー!

 その後、依頼をこなすことにした。えーっと、ポストの中には・・・っと。以前に依頼を受けたことがある人からばかりだな。いろんな人から受けたかったんだけど、まあいいや。とりあえず一番上の、さくやの依頼にしよう。

 さくや「オークのボロ布を調達してきてもらえんへんやろか?」

 オークのボロ布? ・・・さくやの店の売り物の中にあるんだけど・・・。これを買って渡したんじゃダメなのかなぁ。

 と悪知恵を働かせていたら、しののめさんから「ヨシヒトはんに頼りすぎ」と注意され、さくやは自分でオークのボロ布を調達しに行くことになった。もっとも戦いが苦手な彼女だ。放っておいたら危ないかもしれない。
 ということで、こっそりサポートすることにした。作戦は成功し、さくやはボロ布を入手することに成功。モコモコに変身してサポートしたから、もし姿を見られていても問題なしだ。
 ・・・で、依頼の報酬はどうなるの?
 と思ったが、迷惑料と言うことでちょっとしたアイテムをくれた。依頼は完遂だ!

 その後台風がやってきた。えっ、秋の月にも台風が来るの!? せっかく作物を植えたばかりなのにさ!
 どうやら私がまじめに働こうとすると、天の神様が邪魔をするようだ。もしかして、夏の月にロクに働きもせず大金を手に入れた報いなのか? それとも・・・イジメ?


≪秋の月、3日(火)≫

 今日の依頼はエリザさんから。また服の材料がほしいらしい。今度は何だろう?

 木材3本と変わった鉱石。

 服の装飾用材料ですよね? え、そのままくっつけてフェイクファー(模造毛皮)にする? それ、フェイクファーとは言えないよ。
 まあ、何でもいいんだけどさ。どうせその服を着るのカリンだろうし。カリンが今以上に面白くなるのなら、私は応援しちゃいますよ!
 そういえばレインボーなダリアも、エリザさんのデザインセンスを高く評価していた。もしもダリアまでエリザさんの服を着るようになったなら、この町がますます楽しくなるだろう。まるで毎日がハロウィンだ。
 ・・・町おこしになるかも。


≪秋の月、4日(水)≫

 【依頼主:ダリア】草摘みが趣味の助手来たれ!

 ・・・趣味?
 ・・・助手?
 前と同じパターンだよ。
 ともかく依頼内容は簡単だった。染料の原料となる雑草を3種類集めるだけ。雑草ならうちの畑を占領しそうな勢いで生えているから、簡単に採取することができる。畑、今でも使っているのごく一部だからなぁ。
 ああ、早く高品質のジョウロとカマがほしいよ。バトルサイズ(戦闘用の大ガマ)を作ってみたら、タイプがカマじゃなくてオノだったのはショックだったなぁ。 


≪秋の月、5日(木)≫

 今日は「大食い大会」の日だ。名前からして燃えてくるじゃないか! 私はこの日のために、一週間も前から断食をしていたのだよ、わっはっはっ!
 あ、そういえば最近、レシピパンを毎日のように食べているな。でもあれはお腹が膨れないので関係なしだな。うん、うん。

 この大会は、毎年ドンチャコスさんとショコラの一騎打ちになるらしい。ま、そうだろうなぁ。でも食べたらマイナス点というハズレ食品もあるから、純粋な大食い勝負というわけでもないし、これなら何とかなるかもしれない。
 よし、来年まで何も食べなくていいように頑張るぞ!

 【結果】

 1位  ドンチャコス  5150ポイント
 2位  ガジ  4750ポイント
 3位  ヨシヒト  4400ポイント

 1位でもランク外でもないのは初めてだ。
 で、賞品はレシピパン3つ。・・・って、参加賞と同じなの!? 1位以外は皆同じ? 私は1位9個、2位7個、3位5個、参加賞3個だとばかり思っていたんだけどなぁ。


≪秋の月、6日(金)≫

 ポストに入っていた重要そうな依頼はすべてかたずけた。そこで次は、掲示板の依頼をかたずけることにしよう。
 一番上に書いてあるのは・・・見なかったことに・・・したら、ばれたときに命が危ないので、シアの依頼を受けることにした。嵐の晩に行方知れずになったモンスターさんを探してほしいという。どうでもいいけどシア、漢字間違ってると思うぞ。
 ・・・って、突っ込むところはそこじゃない! そのモンスターって、もしかして、私のことか!?
 ・・・・・・・・・。
 心配してくれていたんだな、人間が、モンスターのことを。
 それとも・・・食べようと思っていたモコモコが逃げ出したから、それで捜し出してほしいってことなのか!? そして私が変身してシアの前に現れたら、とっつかまってジンギスカン鍋にされてしまうのか!? そういえば、シアは私の正体に気付いている可能性が高いんだ。ということはこれって、「ヨシヒト=モコモコ」説を確認するための罠なのか!?

 さようなら、読者の皆さま。この日記は今日で最終回になるかもしれません。
 ともかく、私は花屋へ行きシアに会った。逃げても何の解決にもならないからだ。そして・・・やはりシアが捜していたのは、私が変身した姿である金色のモコモコだった。くっ、こうなったらやってやろうじゃないか。毒を食らわば皿までよ! 私はすぐさまシアの家の2階に駆け上がり、そこで変身し、1階のシアの前に現れた。

 シア「君は!! ケガは大丈夫!? よかった・・・・・・。急にいなくなったりするから、心配してたんだよ。ご飯はちゃんと食べてる? 寝るところはあるの? そっか。よしよし。もしかして、もういっちゃうの? そっか・・・・・・。せっかく会えたのに残念だね。また会いにきてね。今度は、おいしいケーキを用意して待ってるからね。元気でね!」

 話を終えると、私はすぐさまシアの家の2階に駆け上がり、そこで変身を解き、1階のシアの前に現れた。

 シア「あの日のモコモコさんが、わたしに会いにきてくれたんです! ええ! もう、びっくりです! 元気な姿が可愛かったです! ふわふわのもこもこで。抱きつきたかったです!」

 ギャー! ベアハッグはやめてくれー!

 シア「どうかしました?」

 ジンギスカン鍋の材料にされる幻覚を見ました。あ、いや、なんでもないです。
 ともかく、シアはやはり危険だ。おいしいケーキでモコモコを太らせてから食べてしまおうという、どこかの童話の魔女みたいな悪知恵の持ち主だ。しかも逃げ出したモコモコをいまだに覚えているくらいに執念深い。
 私は騙されんぞ、あの笑顔には。あの笑顔の裏には・・・ぶるぶる。

 話は変わるが、その後で鍛冶屋に行ってみると、高品質の武具や農具が売られていた。これは買いだ。有り金をはたいてでもいいもの買うぜ!
 また町を歩いていた時、幽霊の噂を耳にした。モンスターがいるんだから、幽霊くらいいてもおかしくないでしょうに。
 ・・・っていうか、幽霊ってモンスターの一種じゃないの?


トップページに戻る ゲームの話に戻る 前のページへ 次のページへ