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≪夏の月、15日(火)≫

 今日は「大物!! 釣り大会」の日だ。畑仕事を終わらせると、受付を済ませて湖に向かう。

 そして大物を狙って釣るぜーい! と気合を入れていたのに、いきなりレアなあきかんが釣れる。なんというか、幸先が良いのか悪いのか分からない。
 そして2投目。なんと92cmのジャマイカ(レアなイカ)をゲットだ。売値29600Gってなんなのさ!? レアなあきかんに高額出荷物。これはもう、記録なんてどうでもいいですよ! もう1か月分稼いだから!

 【結果】

 1位  ヨシヒト  92cm
 2位  ヘーゼル  44cm
 3位  シア  37cm

 ええっ、92cmでぶっちぎり!? 45cm以上なんて8匹も釣っているぞ。
 ・・・もしかして、1年目はみんな下手? 来年からはレベルが上がったりするのか? それとも私が釣りばっかりしてきた結果なのか!?
 まあいいや。しかし今日はすごかったな。きっとこれまでまじめに働いてきた報いだよ!
 ・・・・・・・・・。
 明日あたり、台風が直撃して家がつぶれるかもしれません。くわばら、くわばら。


≪夏の月、16日(水)≫

 今日の依頼は、っと。

 【依頼主:さくや】届けてほしいもんがあんねんけど。

 本人に会ってみたところ、ヘビースパイスをグルテンさんに、トマトをマージョリーさんに届けてほしいらしい。「やらなあかんことがあるから、かわりに・・・と言っているが、しののめさんが「はぁ・・・」とため息をついていることから、その「やらなあかんこと」というのはロクでもないことのようだ。まあいいや。依頼は依頼、引き受けよう。

 まずはグルテンさんに。そしてマージョーリーさんにっと。しかしさくやって、お客さんに信頼されているんだぁ。そんな話を聞かせてもらったよ。もっともしののめさんからは、あんまり信頼されていないみたいだけどさ! だって「やらなあかんこと」というのは、ペルシャとの漫才練習なんだもの!

 ともかく、今日の仕事は終了だ。後は適当に遊んで時間をつぶそう。そこで砂漠に行ってみたのだが、不思議な集落にたどり着いた。そこに住んでいたのは角の生えた人間風の種族で・・・。

 角の生えた女性「人間っ! なぜここに・・・・・・!出ていってください!」

 追い出されてしまった。そうか、人間の姿がまずかったのだな。よし、それならモコモコの姿に変身して・・・って、こら野良モンスター、変身の邪魔をするんじゃなーい! まさか、モコモコをボコボコにしてやろうという、親父ギャグじゃないだろうな!
 と、ともかく何とか変身完了だ。そして私は、再び集落に入ってみる。

 角の生えた女性「あら、見ない顔ですね。旅のお方ですか? ふふ、慌てなくても結構ですよ。申し遅れました。私、ここの有角人の集落の長老を務めます、クルルファと申します。ここは私の先祖が作った集落なんです。私たち有角人やモンスターなどの、人間を嫌うものがよりそって暮らす土地です。」

 私を生粋のモンスターだと思い込んでいるようだ。そして様々な話をしてくれた。特に印象に残ったのが、有角人とシアレンスの町の人間との間で起こったという、かつての争いの話。私がのんびり暮らしているあの町に、そんな過去があったとは。
 昔の話か・・・。町長であると同時に長老っぽいウェルズさんならば、何か知っているかもしれない。そういえばウェルズさん、モンスターを過剰に嫌っている節がある。よし、話を聞いてみよう。
 ところが魔法を使って自宅に戻ってきたとき、目にしたのは驚くべき光景だった。なんと自宅のあるシアレンスの樹が、急に大きくなっていたのだ。

 ウェルズ「なんということだ・・・・・・。おまえさん、なにかしたのか? いったい、なにがあったんだ・・・・・・。」

 なにもした覚えはないのだが・・・。ともかくウェルズさんに有角人のことを聞いてみよう。
 ところがウェルズさんは、有角人とは関わるなと言ってきた。とうの昔に片がついた話だからと。でも・・・やっぱりおかしいと思う。モンスターと人間の共存というのは難しい話なのかもしれないが、有角人は人間と会話をすることができるのだ。そして文化なども人間と大差ないように思えた。彼らとの交流を拒絶するのは、人と人との交流を拒絶するのと同じことなのではないのか? そしてそれは、とても不幸なことなのではないのか? 少なくとも、有角人たちが砂漠に追いやられているのは、大きな問題ではないだろうか。
 ともかく明日もう一度、有角人の集落へ行ってみよう。私に何ができるのか、何をすべきなのかを考えるのは、十分な情報を手に入れてからだ。そうでなければ判断を誤りかねない。

 ちなみに大きくなったシアレンスの樹、そのおかげで私の家に2階ができ、そこに薬学台や鍛冶台などを置くことができるようになった。もっとも置けるようになっただけで、まだ何も置いてはいないのだが。時間がなかったからね。


≪夏の月、17日(木)≫

 今日は依頼どころじゃないや。起きたら畑仕事をして、その後すぐに有角人の集落へ行ってみよう。
 そして長老のクルルファさんの所へ行ってみたら、いきなりお使いを頼まれた。そして砂漠に入って朽ちた竜の骨を拾って帰還。私に仕事をさせた長老は、のんきにケーキを食べていた。骨を渡すと、今度はサボテンの花をとって来いという。モコモコ使いが荒いなぁ。仕方がない、もうひと頑張りしてくるか。

 もうひと頑張りできませんでした。バタン、キュウ。(モンスターにやられた)

 仕方がない、続きは明日だ。今日の残り時間は買い物をしてすごすぞ。ジャマイカを出荷したおかげで、お金はたっぷりあるからな。まずは薬学台。ちょうど病院に運ばれたところだからな。そして念願だった大きな冷蔵庫。あっという間に貧乏生活に逆戻りだ。
 そして帰って見てみたら、冷蔵庫、でかっ! これって業務用!? もっとも中は見た目ほど広くないみたいだけどさ。まあ、とりあえずはこれで十分だ。
 その後薬学台を使って調合していたら、うっかり倒れる寸前までいってしまった。危ない危ない。今日はもう寝よう。


≪夏の月、18日(金)≫

 今日も新しい依頼どころじゃないや。なんたって、昨日の依頼がまだ終わってないからね。起きたら畑仕事をして、その後すぐに有角人の集落へ行ってみる。そして昨日果たせなかった依頼の続きだ。

 そして今日も撃沈。うーん、まだまだだなぁ。もっと修行しないとダメか。変身を解いて戦えば楽勝だと思うんだけど、そうすると同行者のゼゼさん(ドワーフという種族、一般的なファンタジー世界と異なり、容姿は人間に近い)がビックリしそうだからなぁ。変身中の戦い方を練習するしかないのかな?

 その後はお風呂に入って体力と気力を回復させた後、鍛冶台を購入して鍛冶に挑戦してみる。持っていた安物の武器を少し改良して、今日はお終い。これ以上やったら、また力尽きそうだからね。1日に2度も倒れるのは、ちょっと恥ずかしいからね。・・・治療代も取られるし。(貧乏なうえに貧乏性)


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