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≪夏の月、12日(金)≫

 20回目の今日は、シアの妹でウェルズさんの孫娘である、モニカちゃんだ。
 彼女に話しかけると「かむわよ!」などと言ってきたり、黙りこんだりするが、その後で涙ぐみながら「ごめんなさい・・・・・・。」と謝ることから、本当は優しい女の子なのだろう。第一印象と本性が逆という意味では、姉のシアと同じだ。シアは性悪だが(断言)。

 人見知りの激しい女の子。怒るとかみつくこともある。おねえちゃんのシアが大好き。

 ちなみに私は、かみつかれたことがある。あれは痛かった。

 モニカちゃんは6時23分に、シアと同時に起床。本当に仲がいいらしい。
 起きてすぐに着替え。1人でお着替えできるかなーっ? て、そこまで子供ではないか。でもシアが手伝っているところを見ると、1人では大変なのかもしれない。もっともシアが不器用なので、手伝ってもらっても大変そうだが。
 1時間かけて着替えを終えると、腕輪をかじりながら下の階へ。・・・私、夢を見ているわけではないよな? これ事実だよな?
 3時間ほどかけて腕輪を食べ終えると、仕事の手伝いだ。
 昼前にはエメラルドの指輪を取り出してかじり・・・もう、どうでもいいや。好きにしてくれ。
 2時すぎに外出しようとしたが、雨だったので引き返す。そして手伝いの続きだ。
 5時からシアと外出。ジュースを飲みながら旅館へ行き、お風呂へ。
 7時前に出ると、ゆで卵やカレーを食べながら帰宅。食べ歩きが好きなんだなぁ。でも外、雨降ってるんだけど・・・。しかも家の中ではオムレツの食べ歩きだ。
 8時からは自室でシアと一緒にのんびりすごす。
 9時すぎに就寝。お子様らしい時間だな。

 というわけで、お休み!

 しかし変わった子だよなぁ。鉱物をかじるのは、あごを鍛えるためなのか? なんというか、モンスターっぽいんだよな、この子。オオカミ少女? モンスターハーフ? うーん、どうなんだろう。なにか大きな過去がありそうな気がするよ。気にかけておこう。


≪夏の月、13日(祝)≫

 21回目、最終回の今日はラスクだ。食堂のグルテンさんの息子で、ショコラの兄か弟のどちらかだ。私と同じくらいの年だが、なぜかこれまであまり会うことがなく、ほとんど話しをしたことがない。今日はいい機会だ。じっくり観察してみよう。

 食堂のパティシエで、好き嫌いが多い男の子。ちゃんと食べないと大きくなれないぞ。

 これが公式情報だが、大食いのショコラも小柄だから、これは遺伝なのかもしれない。父のグルテンさんは小さくないから、母親が小柄なのだろうか?

 ラスクは6時20分ごろに起床。すぐに本棚の前に行き読書だ。

 ラスク「いい睡眠薬だよ。」

 起きたばかりなのに、もうひと眠りするつもりなのだろうか。だが甘い! カリンなんてそんなものに頼らずに、一日中寝ているぞ! 私だってその気になれば、一日中寝られるぞ!

 7時半にケーキを食べながら外出しようとしたが、雨が降っていたため中止。2階の廊下をうろうろしたり、読書をしたり・・・って、仕事は? 読書は料理の勉強なのかな?
 12時ごろから食堂で仕事・・・なのかな? ブラブラしているだけに見えるんだけど。
 1時半に昼食。
 3時に2階のベランダへ。そしておやつは超栄水。超栄水とは肥料を人間が飲めるようにしたもので、栄養剤であると同時に毒でもある。こんな妙なものを飲むのも、もしかして研究の一環なのか?
 4時半にまたおやつ。結局ベランダには7時ごろまでいた。何もしていないように見えたのだが、料理のことを考えていたのだろうか?
 7時半から私室で読書。
 8時半からは廊下で窓の外を見ていた。いったい何を見ているんだろう? あっちの方角は村の外だから・・・はて? 星でも見ていたのだろうか?
 10時に就寝。お休み!

 えーと。ラスクってパティシエだよね? あまり付き合いがなかったとはいえ、今日に限らず仕事をしているところを見ないんだけど、本当にパティシエなの? 怪しげな行動や読書の時間が長かったのは、全ては勉強なのか?
 うーむ、謎の多い少年だ。将来の夢は料理人ではなく、料理研究家なのかもしれない。


≪夏の月、14日(月)≫

 昨日で同伴プレイは終わったから、今日からは日常に戻そう。とりあえずはポストや掲示板に山積みになっている依頼をこなすことかな? そのついでに畑仕事をしてお金を稼ごう。

 朝起きたら、ポストを除く。いったい誰からどんな依頼が来てるかなーっと・・・げっ!

 シア:ついて来てくれませんか?

 ついて来いって、やっぱり私はペットなんだー!
 ぐすっ、彼女には逆らえないのさ。いいさ、ついて行ってやろうじゃないか。
 というわけで彼女の家にいくと、まだ6時17分なのに起きて働いていた。そして彼女に連れられ向かった先は、彼女との同伴プレイ時に知った花畑。

 シア「ヨシヒトさんに、ここを紹介したかったんです。どうですか!? 一面、お花畑ですよ。」

 そして花のことを色々と語りだす。本当に花が好きなんだなぁ。食材としてだけでなく、彼女にとっては友人のような存在でもあるようだ。つまり友達を食べちゃうってことだ。やっぱり残酷・・・。
 でもここは本当に素晴らしい景色だ。しかしいつまでも見ているわけにはいかず、私たちはその場を後にした。だって雨が降っていたしね! 二人とも傘を持っていないしね!

 さて、2件目の依頼・・・は明日にしよう。1日1件だ。あ、明日はお祭りだから、続きは明後日からだな。

 そして農作業。放置しすぎて凄いことになっている畑から、まずは雑草の類を刈り取る。そして耕して・・・種がないので買ってきて、まいた後は水をまくだけ。
 ・・・って、なんで水がまけないんだろう? と思っていたら、今日は雨だったんだ。もうまいてあるからこれ以上はまけないんだな。あまりにも仕事から遠ざかっていて、こんな当たり前のことを忘れていたよ、はっはっはっ!

 お金がないので種をあまり買えず、作業もあまりできず、時間があり余ってしまったので、明日の「大物!! 釣り大会」に向けて湖で練習だ。しかし明日の大会は数ではなく大物狙いらしいので、ボロの釣りざおしか持っていない私には厳しそうだ。まてよ、別の場所のほうが大物が狙えるかもしれない。砂漠の川にでも行ってみようか。ちょうど雨もやんだしね。

 ・・・って、砂漠ってどこだっけ?

 間違って森に行った後でようやく思い出し、砂漠へ向かう。
 ・・・・・・ダメ。釣れるものが湖と変わらない。湖に戻ることにしよう。あっちならば、たまに水着の女の子がやってくるしね!
 と、不埒なことを考えていたら、私が湖に着く前にみんな慌てて帰ってしまった。これはまた雨が降り出したからであって、私から逃げ出したわけではないはずだ。


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