≪春の月、25日(祝)≫
6回目の今日はカルロさんだ。・・・って、だれだっけ?
えーっと、あ、メモの書き間違いだ。正しくはカルロスさん。出会ってすぐに打ち解け、私を弟のように可愛がってくれるカルロスの兄貴だ。
湖で釣り堀屋を営む熱血漢。海の男にあこがれているらしい。おてんばな妹をいつも心配している。
1回目のイオンさんの兄だから、釣り堀屋へは2度目のおじゃまだ。本当に邪魔な気もするけれど。
6時15分ごろ彼の家に入ったら、「うおぉぉー!」という叫び声が聞こえてきた。朝っぱらから元気な人だ。そしてすぐに下の階へ降りてきた。そのまま釣り堀へ・・・行こうとしたら雨だったので引き返してくる。そして自室へ。話しかけると、湖に住んでいるというヌシの話をしてくれた。いつかそいつを釣り上げるのが夢らしい。その後すぐに下の階へ・・・って、あわただしい人だな。まだ起きてから1時間しかたっていないのに、何なんだ、この行動力は。
8時30ごろに朝食。食べたのは・・・ジャム? 甘いものが元気の秘訣なのか?
その直後、今度は外出だ。ついて行くのが大変だよ。ぜえぜえ。ちなみに雨はやんでいた。
広場に到着。散歩のようだ。「男には『独り』で物思いにふける場所が必要だ。」なんて言っているけれど、兄貴にとってはここがその場所なのだろうか。そしてどんなことを思いふけっているのだろうか?
・・・考えるまでもなく釣りのことだな、きっと。
11時半に昼食。メニューはトウモロコシだ。12時半に2度目の昼食。メニューはメザシだ。そして1時には刺身を食べながら広場を後にした。良く食べるなぁ。
1時半から湖で釣り。私もご一緒させてもらおう。
8時に帰宅して、そのまま自室へ。
10時に食事をしながらベッドへ・・・って、ちょっと待てい!
と、ともかくカルロス兄貴の元気の秘訣は、破天荒な食生活にあるとみた。睡眠時間が8時間というのも理想的だ。
良い子のみんな、良いところは見習おうな! でも悪いところはマネするんじゃないぞ!
それでは、お休み!
このように私は、毎日ぶらぶらして過ごしてきた結果、全てのスキルの中で睡眠成長スキルが最も高くなってしまった。最近は人に合わせて夜更かししているにもかかわらず、24泊で19レベルってなんなんだよ。
≪春の月、26日(月)≫
7回目の今日はグルテンさんだな。大富豪のドンチャコスさんにスカウトされてこの町にやってきたという、とても腕のいい料理人で、食べるとレシピが覚えられるレシピパンを焼いてくれるすごい人だ。家族は息子のラスクさんと娘のショコラさん。ラスクさんは偏食、ショコラさんは大食漢、本人は酒が大嫌いだが飲ますと大変という、みんな食品がらみの個性を持っている。名前もみんな食品関係だ。なお公式情報はこうだ。
腕利きの料理人。彼が作り出す料理には魂が宿り、しゃべりだすものもあるという。
しゃべる料理って、きっと「僕、おいしくないよ? だから食べないで!」とか「食えるもんなら食ってみな!」とか言うんだろうな。それでも食べようとしたら、「いてっ!」とか「うぎゃー!」とか悲鳴を上げたりするんだろうな。そんなの怖くて食べられないよ!
6時15分ごろに私が食堂に到着した時、グルテンさんはすでに起きており、下の階へ降りてくる途中だった。さすがは料理人、朝は早いらしい。そしてすぐに仕事に取り掛かる。せっかくなので、レシピパンを焼いてもらおうか。たまには何かを食べないとね。・・・そういえば、前に食事したのいつだったかな・・・(汗)。
昼前にドンチャコスさんが食事に来た。他にもお客さんが入ってきて、なかなかの繁盛だ。従業員は息子と娘だから余計な経費がかからず、料金を安く抑えられるんだろうな。安くてうまい。言うことなしだ。
8時まで働いて、自室へ。9時すぎに白米のご飯を食べて、11時に就寝。自分は質素な食事でよく働く。凄い人だなぁ。もうちょっと贅沢しても罰は当たらないと思うけど。それに質素すぎる食生活は体に良くないですよ!
それでは、お休みなさい。
≪春の月、27日(火)≫
8回目の今日はさくやさん。和風の女の子だ。彼女は母親であるしののめさんと、友人であるペルシャさんとともに旅館を運営している。公式情報はこんな感じだ。
旅が大好きな旅館の娘さん。突っ込み担当。行商人もしていて、モンスターに追われては、落ちているものを拾ってお店に並べている。
そういえばさくやさんのお土産屋、ここに来たばかりのころにのぞいてみたけれど売り物が何もなく、その後は全く見てないな。久しぶりに見せてもらおうか。いまだに売り物がないってことはないよね!?
6時15分ごろ旅館に行ったらもう起きていた。そして料理を持って外出。あれは出前だろうか。それとも朝食だろうか? ・・・朝食でした。
そして行き先は、推奨レベル28のオッドワードの谷。って、私のレベル10だぞ! こんなところついていけるか! と思いながらも意地でついて行ったところ、モンスターが出る場所へは行かなかったので、何とか助かった。そこでなにかを拾うとすぐに引き返し、9時からは旅館の呼び込み、10時からは店番だ。売り物を見せてもらい、安いものをいくつか買わせてもらった。
しかしこの店はお客が多いな。ほとんどの人が風呂目当てではあるけれど。
5時からは食事をしながら外出。行き先は病院の前。何の用だろう。入りたいけど入れないのか? 診てもらいたいけど、患者を実験体だと思っているアレな人が医者なので、怖くて入れないのか?
結局何をしに来たのか分からないまま、今度は砂漠へ。もちろん危険なところまでは入らない。そこでなにかを拾うとすぐに引き返し、旅館に戻るとお風呂へ。1時間ほどで出ると客間へ仕事に行き、就寝は12時。
うーん、このところ、あんまり面白いことがないな。残念! では、お休み!
≪春の月、28日(水)≫
今日は「春の野菜コンテスト」というお祭りがあるため、同伴プレイはお休みだ。
このお祭りは名前通りに春の野菜の出来栄えを競うもので・・・このところ畑仕事を全くしていないうえに冷蔵庫に保存すらしていない私は、残念ながら出場することができない。見るだけか。まあ、いいや。
そう思いながら時間まで畑仕事をしているときにひらめいた。ここに生えているタケノコで参加できるんじゃないだろうか。質は大したものではないから入賞はできないだろうが、参加賞くらいはもらえるかもしれない。そこでタケノコを掘り起こして持っていくことにした。
どうでもいいけどタケノコって、クワじゃなくてカマでも採取できるんだな(豆知識)。
マージョリー「さて、解毒剤でも用意しておくかね・・・・・・。」
参加者の中には、私よりも上手がいるらしい。いったい誰が何を持ち込むつもりなんだ、ブルブル。
【私のタケノコの審査】
「うむ、これは旬の作物だな。今回のコンテストにふさわしい。」
それしか取り柄がないけどね。
「これはちゃんと育っておるな。毎日頑張った証拠だな。」
・・・さっき、テキトーに選んで掘り起こしてきただけなんだけど。
「ふん、まあ、質はこんなところか。良くも悪くも平凡だな。」
そりゃそうでしょうね。
【結果】
1位 |
ヘーゼル |
580ポイント |
2位 |
ペルシャ |
440ポイント |
3位 |
しののめ |
370ポイント |
とりあえず、参加賞のレシピパンが3つもらえたので満足だ。手抜き万歳! 悪知恵万歳!
しかし不思議だ。この町で作物が育つのはシアレンスの大樹の下、つまり私の畑だけのはずなのだが、どうしてみんな作物を出品できたのだろうか。
・・・ああそうか。町の中ではダメだけど、町の外ならば大丈夫なんだ。みんな町の外に畑を持っているんだなぁ。畑仕事しているとこ、一度も見たことないけどね。それに町の外で見た畑って、どこも私の畑並みに荒れてたけどね!
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