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≪春の月、21日(火)≫

 ストーカープレイ第2回、今日は町長であり花屋の主人でありシアの祖父であるウェルズさんだ。ちなみに孫はもう一人、かみつき癖のあるモニカちゃんがいる。姉がアレで妹がコレ。祖父の責任は重大だ。ともかく、この3人家族のようだ。
 公式情報ではこんな人だ。

 ちょっと頑固な花畑職人。シアレンスの花を咲かせようとしている。孫娘のモニカには甘いとか・・・・・・。

 ウェルズさんは朝食も食べずに7時から仕事場に入り、8時からは店番だ。
 しかしヒマだな。今は昼の3時だが、お客さんは誰も来ない。4時、5時・・・と時間ばかりが過ぎてゆき、6時前に店じまい。結局お客さんは誰も来なかった。その後いったんは自室に戻ったものの、8時ごろからまた仕事場へ。10時ごろからだったかな? うっかり時計を見忘れたけど、自室に戻ってその後は静かに過ごしていた。

 しかし今日は一日中雨だったんだよな。普段はあちこちで散歩している姿を見かけるんだけど、今日は家から一歩も出なかった。お客が来なかったのも雨のせいかもしれない。そして12時に就寝だ。
 あー眠い。こんなに夜更かししたのは初めてだ。昨日の10時就寝だって新記録だったんだしな。さっさと寝よ、寝よ。では、お休みなさい。


≪春の月、22日(水)≫

 3回目の今日は、大富豪の娘エリザさんの特集だ。思っていることと逆のことばかりしゃべるアマノジャク一家の一員で、ドンチャコスさんの娘にしてソフィアさんの姉だが、彼女だけは普通にしゃべってくれるのでありがたい。もっとも別の意味で個性的ではあるのだが。

 人とは一味違うセンスが光るデザイナー。その光は人々の目をも焦がし、素通りさせる。時代がめぐっても、きっとずっと個性的な人。

 これが公式情報だが、実際には一味どころではないと思う。何せ服の材料が魚とかカレーライスとか・・・って、見てみたい気もするけれど。ちなみにエリザさんがデザインした服は、地元のこの町でもサボリ魔カリンさんしか着ていない。決して仲は悪くない妹のソフィアさんでさえ、姉のデザインしたものは身につけたくないと言っているくらいだ。理解されないセンスの持ち主という意味では、「芸術は虹色だ」のダリアさんと似ているような気がする。この2人が組めば最強かもしれない。きっとシアレンスの町は伝説になるだろう。・・・もちろん悪い意味で。

 さて、今日も朝からダッシュして、ちょっと年上の(恋愛対象ではない)エリザおねーさんの私室へレッツゴーだ。ドキドキ。
 彼女は7時起床。これまでの2人よりも少しだけお寝坊さんだ。そしてベッドからおりるとクルリと一回転。うーん、さすがはデザイナー。振舞いが他の人とは違うよ。
 8時すぎに朝食を食べて外出。そして向かった先は・・・旅館のお風呂!?
 時間つぶしに風呂で釣りをしようとしていたら、彼女はあっという間に出てきてしまった。
 昼前に自宅に戻り、店番を始めた。そういえば、彼女の店をのぞくのは初めてだな。どんな店なんだろう?
 と思ったけれど、売り物の種類に限れば普通の服屋だ。ただしデザインは個性的だが。フリルがカブの葉っぱとか、そういう方向性のデザインだが。しかしこれって、衣装と言うよりも仮装だよな。話のタネに買ってみたいけれど、高いからなぁ。・・・あ、まてよ。もうすぐ夏だし、水着は買っておいたほうがいいかもしれない。葉っぱパンツとかだと困るけど! ともかく買った!

 エリザ「ここで着ていかれますか?」

 さすがに水着はまずいでしょ。

 12時40分ごろに昼食。・・・って、今食べたの毛糸玉に見えたんだけど、気のせいだよな・・・。
 1時30分ごろ、カリンさんが店に来た。エリザさんのセンスを理解できる、数少ない貴重なお客さんだ。一日中けだるそうにしているカリンさんだが、やっぱり少し眠たげな顔のままで試着していた。きっと寝ぼけているせいで、現実が見えていないに違いない。ちなみにカリンさんはモデルになることもあるらしい。この町には仮装コンテストでもあるのだろうか?
 3時半におやつ。さすがはお金持ちのお嬢様、三食おやつ付きの生活を送っているようだ。でもいいのかなぁ。カリンさん、まだ試着して姿見の前でポーズを取っているのに・・・。
 3時40分ごろ、ようやくカリンさんが帰って行った。服を買ったところは見ていない。
 5時に夕食。・・・って、早くない?
 5時半から再び外出だ。今度はどこへ行くんだろう? 広場で・・・散歩かな? お嬢様らしい優雅な過ごし方だ。7時半には帰宅し、しばらくゆっくりした後、自室で仕事。って、仕事時間みじかっ! 1時間くらいじゃなかったか? ま、売れていないから、必要な仕事量も少ないんだろう。
 そして11時に就寝。それでは私も帰ろうか。ありがとうございました!


≪春の月、23日(木)≫

 4回目の今日は、鍛冶屋のガジさん。年上のおにーさん・・・って感じなのかな?
 恒例の公式情報はこうだ。

 鍛冶屋『ガジ屋』の店主さん。今日も今日とて軽やかにハンマーを振るい、来る客を軽妙なトークでまどわせている。

 無口なトゥーナさんとは兄妹かと思っていたけど(2人とも耳がとがっているし)、そうではないんだな。
 しかし今日は朝から雨だ。もっともガジさんは一日中鍛冶仕事をしているような気がするから、天気はあまり関係ないのかもしれないけれど。

 ガジさんは6時20分起床。50分に朝食。メニューはマヨネーズ。どうやらマヨラーらしい。止めたほうがいいと思うけどなぁ。
 8時から店番。いつの間にか雨が上がっていたので夕方5時に外出し、ドンチャコス邸の前をうろうろ。もう少し場所を詳しく言うと、昨日レポートしたエリザさんの部屋の下あたりだ。・・・もしかして、エリザさんを見ているの? これは恋の予感ですよ、ドキドキ。
 7時に夕食。メニューはロブスターって、朝食とはずいぶんな違いだな、おい。
 ・・・と思ったら、8時前にマヨネーズを飲みながら帰宅。・・・やっぱりマヨラーだよ、この人。どうせならロブスターにつけて食べたらいいのに。
 そしてすぐに仕事場へ。と思ったら、仕事をせずに自室へ。鍛冶が好きで好きでたまらない人なんだけど、仕事をしない日もあるんだな。
 11時半にジュースらしきものを飲んで、12時に就寝。お疲れさまでした。


≪春の月、24日(金)≫

 5回目の今日は、サボリ魔カリンさん。公式情報はこうだ。

 とてもめんどくさがりな雑貨屋店員。あんなに眠っていて大丈夫なのかと思う。(大きなお世話よ)

 カリンさんの母親ヘーゼルさんは働き者なのだが、どうしてこんな娘になったのやら。母に頼る癖がついているのだろうか?
 おっ、7時前に起床だ。これは意外だな・・・と思っていたのだけれど。

 カリン「いい天気ね。(気持ちよく眠れそう・・・・・・)」

 店番をしながら眠る気満々だ。どうやら昼寝をするために早起きしたらしい。
 と思いきや、7時半に大きなバスケットを持って外出。行き先は・・・海? ノンキに波と戯れている。眺めているのも退屈なので、その間、私は釣りをして過ごすことにした。
 11時前に鍛冶屋へ行って、店番をしていたトゥーナさんと世間話。しかし無口なトゥーナさんと、どこか抜けているカリンさんの会話だけに、私には完全に理解不能だ。

 しかし人の行動を見ているのってヒマだな。ヒマだから回復魔法の練習でもしようか。じっと立ち止っていたら気力が回復していくから(豆知識)、魔法は何度も唱えられるしね。

 1時40分にエリザさんの店へ。様々な服を楽しそうに試着している。
 ・・・って、そんな姿を眺めている私って、どう考えても変質者だよな。後ろ向いてよ。
 4時前に店を出たところ、雨が降っていた。走って帰宅するカリンさん。そういえばこの町の人って、傘をさす習慣がないんだよな。もしも学校があったなら、雨が降ったら休みになるに違いない。
 あれ? 帰宅するんじゃないぞ。行き先は・・・私の家の出荷箱だ。大きなバスケットを持って家を出たのは仕事のためだったのか。って、彼女の仕事はこれだけなのか? 店番をしている姿を見たことがあるけれど、曜日によって違うのかな? どうせ店番をしていても寝てるだけだけどさ。
 いったん自宅に戻って出荷品を整理し、その後また外出だ。行き先は・・・旅館だ。ロビーで出会った母親のヘーゼルさんと談笑した後、2人でお風呂へ。彼女はカラスの行水だ。ほんとめんどくさがりやだなぁ。
 8時20分ごろに帰宅して、自室へ。と思ったら部屋を出て、廊下で・・・何をしているんだろう? よく分からないけれど、11時までそこで何かをして、就寝。それでは、お休み!

 寝てばかりだと思っていたカリンさんだけど、今日の生活を見る限りでは遊んでばかりって感じだな。きっと怠け者なのではなく、働くことの楽しさや大切さが分かっていないだけなのだろう。まだまだ遊びたい年頃なのかもしれない。精神年齢は。
 それなりに面白い彼女の一日ではあったけれど、欲を言えば、「・・・・・・はよー」(おはよう)とか、店番をしている時の「・・・・・・ませー」(いらっしゃいませ)といった、けだるいセリフも聞きたかったな。

 そうそう、最後になったが、母親であるヘーゼルさんの部屋には、カリンさんがおそらく子供のころに描いた手作りの絵本がある。せっかくなので読ませてもらった。

 うちのおかあさんは、はたらきもの。めんどくさいから、おわれ。

 彼女の怠け癖は、今に始まったことではないらしい。


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