≪きまぐれ月記：２０１１年１月≫

　今日は成人の日です。
　「今日から大人になったんだから、これからはきちんと生きよう」と、成人の日になってから考えている人は遅すぎです。もちろん「大人になったんだから堂々と酒飲むぞー、タバコ吸うぞー」と喜んでいる人は問題外です。
　子供（学生）という期間は大人から見れば投資であり、「社会を支える義務を免除するから今のうちにしっかりと自分を磨き、未来を支えられる大人になってくれ」と言う意味で存在していると考えるべきです。その大人になるための準備期間中にきちんと準備していなければ、本当の意味で大人になる（社会を支えられる）のが遅くなってしまい、遅れた分だけ他人に余計な迷惑をかけることになります。ですから現在子供（学生）である人は、現在の生活が準備期間として与えられていることを意識しておいてほしいと思います。

　大人になるためにすることとは、すなわち勉強です。学問的な勉強には大人側の都合が含まれているとはいえ、意外に役立つことも多いですし、直接は役に立たない勉強でも自分を磨くことにつながりますのでしっかりやっておくべきですが、それと同じくらい、あるいはそれ以上に大切なのが、みんなで楽しく生きていくために必要な勉強をすることです。・・・娯楽に精通せよって意味じゃないですよ？　他人に余計な迷惑をかけることなく、他人とともに生きていけるようになろうという意味ですよ。

　もっとも現在の日本を支えているはずの大人たちの中には、仕事以外はデタラメという人が多いですし、中には仕事すらデタラメだったりという人もいますので、社会に入って行く子供が大人になっていればいるほど、余計な苦労をしないといけないことも多いのですが。それでも私の経験では、未熟な人よりも成熟した人の方が社会に受け入れられやすく、また溶け込みやすいのではないかと思います。
　だから今子供として扱われている人は、与えられた準備期間を有意義に使ってほしいと思うのです。「子ども扱いしやがって」と文句を言う人は、まだまだ子供だってことですよ！

　それはそうとして、成人の日って祝日だったんですね。（大人の恥）