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≪きまぐれ月記:2009年4月≫

1日 5日 29日

≪4月1日掲載分≫

≪年に一度のネットの祭典≫

【Googleの秘密】
 Googleでキーワード検索をしようとすると、「ウェブ全体から検索」「日本語のページを検索」という2つから選ぶようになります。初期設定では「ウェブ全体から検索」になっているのですが、これって気にならないでしょうか。ほとんどの日本人は、まず「日本語のページ」から探そうとすると思われるのですが。
 実を言うと、これには面白い理由があります。それは「日本語のページを検索」というのは、正確には「(きちんとした)日本語のページを検索」という意味なのです。

 ネットサーフィンをよくする方ならご存知だと思いますが、文語体ではなく口語体で書かれたサイトは珍しくありません。また2ちゃんねる用語のような、一般では通用しないような言葉を平然と使用しているサイトも少なくありません。

 Googleのシステム担当者は、そんなデタラメ日本語サイトのことを考えて、「はたしてこれらのサイトを、日本語のページとして扱っていいのだろうか?」と悩んだのだそうです。そして悩みに悩んだ挙句、こんな結論を出したそうです。「それらを日本語ページ扱いするのは日本人として恥ずかしい。しかしそれらを検索できないようにして文句を言われるのも心外だ。よし、こうしてやろう。」
 その結果、日本語になっていない日本語のページを初期設定のままで検索できるよう、初期設定が「ウェブ全体から検索」になったのです。

 信じられないと思われる方は、だまされたと思って「日本語のページを検索」で検索してみてください。きっと「だまされた!」と思うこと間違いなしですよ!

【バービー人形50周年】
 今年はバービー人形が発売されてから50周年にあたります。日本ではいまいちだったとはいえ、女の子向け玩具として非常に有名なこのバービー人形、今年は50周年を記念して、年配者向け人形が発売されたことはご存知でしょうか。
 バービーの年齢は、設定では17歳。50周年記念ということで、今年発売されたのは+49歳された66歳のバービー人形。通称バービーおばさんです。

 発売当初にバービーと遊んでいた女の子が、今バービーと再会したら・・・というコンセプトでつくられたバービーおばさんには、18歳以降の人生がこまごまと設定されています。例えば17歳での設定であるファッションモデルは26歳まで続けていたことや、その後はファッションデザイナーとして大成功、現在もデザイナーとして活躍中、ブランド名はバーバラ(バービーの本名)であることなどが、公式サイトで明らかになっています。

 ちなみにその公式サイトによると、34年後の2043年には、バービー100歳を記念してバービーおばあちゃんを発売する予定らしいのですが・・・売れるんですかね?

【サンデー&マガジン50周年】
 50周年といえばもう一つ。少年向け漫画雑誌である少年サンデーと少年マガジンがともに創刊50周年を迎え、合同でイベントを行っています。
 合同でのイベントと言えば、当然合コン・・・というわけで、合同イベントの1つ目は合同コンパ、2つ目は合同コンペ、3つ目は合同根競べが実施され、社員や関係作家の間で大成功を収めたといわれています。

 なお今回のイベントで仲間外れとなった少年ジャンプですが、同誌の編集長は「100周年はジャンプも同時に迎えられるように調整を行い、ぜひ3誌合同でのイベントを行いたい」と前向きな姿勢を見せています。50年後が今から楽しみですね。

(記:4月1日)


≪4月5日掲載分≫

(一行でできるボランティア、3回目)

 前回の理論1では、真面目なテキストをいくら書いても、社会の改善にはほとんどつながらないことを書きました。そして、それでも私は真面目テキストを書き続けるという、矛盾めいたことも書きました。
 今回は、なぜ私が無駄だと分かっていることをし続けるのか、そして肝心なこのボランティアの詳細について書こうと思います。

 私が真面目テキストを書き続ける理由、それははっきりいってしまえば、真面目な話に興味がある人だけでも読んで何かを考えてもらえれば、個人の活動としては十分だと思えるからです。また真面目な話に興味を持たない読者に対して、「こんなに真面目に生きている人がいるんだよ。あなたは恥ずかしくないんですか?」というプレッシャーをかける意味もあります。
 現代社会で重要なのは、幸せを生み出せる社会を創造し、あるいはそれを維持することであり、大人がそれに関心を示さず生きることは、反社会行為であるといえるのです。そんな問題行為をしている人に罪悪感を感じさせ、反省を促すことは、まともな社会を築くためには必要なことだといえるのです。なぜならば、迷惑をかけ合って生きている現代日本において重要なのは、良い活動をすることよりも、むしろ悪い生き方をしている人を減らすことだと考えられるからです。

 しかしこれでは個人は変えられても、社会を改善することはできません。理論1で書いたとおり、真面目テキストは読んでほしい人には読んでもらえないことが多いからです。
 ですが真面目テキストにはもう1つ、隠された効果があります。それは単独では発揮できないほど微々たるものですが、膨大な数が集まれば絶大な力を発揮する、読者の行動心理に働きかける効果です。これこそが、この「1行でできるボランティア」の本質です。

 人間の行動原理とは単純なものです。それは「〜はどんな状態が普通なのか」という、自分の価値観を基準にして行動するというものです。重要なのは、その人が何を普通だと感じるかであって、実際に何が普通なのか、それ以前に正しいかどうかなど、ほとんど関係していないということです。
 つまり「真面目なテキストを掲載しているサイトが普通」というくらい、真面目テキストがネット上でありふれたものになれば、管理人たちの真面目な生き方を読者が頻繁に感じ取るようになることで、真面目に生きることこそが普通なのだと感じるようになるはずなのです。

 ようするに、きちんとした文章を書ける人がほとんどいなくても、それっぽい文章が数集まれば、それだけで社会を変えられる力を生み出せると考えられるわけです。言い換えれば、優れた文章を書くことができない人でも、社会を良くしたいという気持ちさえあれば、誰だって社会に貢献できるということです。
 重要なのは、読者がどれくらい真面目テキストを目にする機会があるか、ということなのです。真面目テキストが不真面目な人にだけ読んでもらえない現代社会においては、まずは無理やりにでも読んでもらう環境を作る必要があるのです。

 さて、どうすれば真面目なテキストが読者の目に留まりやすいのか。条件は2つあります。それは「目立つ場所に目立つ色で掲載する」「一目で全文を読めるくらい短く書く」ということです。ここまで「真面目テキスト」という言葉を使ってきましたが、その言葉からイメージするような文章は長いため、もともと興味を持っている人にしか読んでもらえません。そしてそんな人は、はっきり言って非常に少ない割合です。
 でもサイトの目立つ所にたった一行、できれば半行以下という短さならば、誰だって読んでくれるのではないでしょうか。そんな文章を多くのサイトが掲載するようになれば、「真面目に生きるのが普通」という実際には存在しない価値観で社会が動いているように、読者を錯覚させることができるのではないでしょうか。
 この錯覚により、真面目な話をネットでする時の抵抗を少なくすることできると考えています。人間というものは何かをする時に、「良いか悪いかではなく、普通か普通ではないか」を基準にして判断してしまうものです。つまり真面目な言動を普通だと感じれば感じるほど、真面目な話題を気軽に扱えるようになるということです。

 もうお分かりだと思います。この社会を改善するために、私がどんなボランティアを考えているのかを。
 それは先ほども書いたように、「サイトの目立つ所に、目立つ色で、出来るだけ短い文章で真面目な話を書く」というものです。真面目な話はどんなものでもかまいません。真面目な空気を作り出すことが目的なのですから、きちんとしたものが理想ではあるのですが、その一方でホームページの魅力とは、身近に感じられる人によって運営されていることにあるのですから、友達同士での会話のような、自然な表現にするのも有効であると思います。

 「喫煙は迷惑行為です。」
 「歩きタバコはやめてくれ。大人の恥だ!」
 こんなものでいいのです。むしろ、こんなものこそがいいのです。そしてそのあとに、(1行でできるボランティア)と書いておけば充分です。まとめページにリンクを張っていただければ完璧です。

 こんな単純なことこそが、現代日本にとっては必要なことであると思うのです。逆にいえば、こんなことから始めなければならないほど、現代社会は幼稚で未熟なのです。
 この活動に才能なんていりません。普段の生活の中で、気になったことを思ったままに書けばいいのです。いつも同じ文章であっても、頻繁に変更するのも、どちらも意味があると考えています。ですから必要なのは、ほんのちょっとの勇気だけです。
 この活動をすることで苦情がくる可能性がないとは言えませんが、もし苦情がきても、大抵の場合は高度な思考を要する反論をする必要はありません。なぜならば、思ったことをそのまま書いているだけなのですから、それに対する筋の通った苦情なんて来るはずがないからです。「自分の素直な気持ちを書いただけ」という、これだけの反論で十分なのです。もし筋の通った苦情が来たならば、それはそれで自分の価値観を見直すきっかけになるはずです。

 1行でできるボランティアは、1行だからこそ効果を持つボランティア。
 1人ではどんなに努力しても意味がないけれど、みんなが力を合わせれば、ほんのちょっとの勇気で社会を変えられるボランティア。
 ボランティアという活動の最大の問題である、立派な人だけが苦労するということは、このボランティアに限ってはありません。逆にこの活動によって、きちんとした生き方をすることに充実感を感じられるようになるはずです。

 この1行でできるボランティアは、膨大な数のサイトが参加して初めて意味を持つ活動であり、このサイトのアクセスがほとんどない現状では、他のサイトに協力を呼びかけるつもりはありません。「一部のサイトが細々と活動していても効果はない」と考えているからです。
 ですがこのままでは、いつまでたっても社会を変えることはできません。ですから「発起サイトを無視して独自に活動を行う」というのは大歓迎です。いっそのこと、このサイトに代わって広めてくださってもかまいません。

 効果を信じるのも自由。信じないのも自由。
 実行するのも自由。しないのも自由。
 とりあえず、私は始めてみようと思います。

【注】
 実際の様子は、このサイトのトップページをご覧ください。


≪4月29日掲載分≫

 今日からゴールデンウィークという人が多そうな気がするのですが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
 ゴールデンウィークを日本語に訳せば黄金週間となるわけですが、今年は2週間くらいある人も少なくないんでしょうね。つまりゴールデンダブルウィーク?(英語は赤点との戦いでした)
 私はといいますと、2年以上も前から休みっぱなし+無職でしたので、ゴールデンダブルイヤーってことになるんでしょうか?(英語の偏差値は40くらいでした)。っていうか、これってホントにゴールデン?

 それはさておき、何日か前から右手の中指がはれ上がっています。痛みは無いんですが、指が完全には曲がりませんし、見た目も明らかにおかしいです。
 私はタオルを絞るときなどに中指に力を入れる癖がありまして、それでスジを痛めたんだろうかと心配しているんですが、初めは霜焼けかと思いましたよ。ほら、ここ何日か涼しかったですからね。
 「もうすぐ冬だしなー」
 って、素で思いましたもん。今が4月だってことを思い出すまでに10秒くらいかかりましたもん。

 というわけで、休んでばかりだとボケるので気をつけましょうという、ためになるお話でした。
 私はダメになりそうですが。

【追記】
 翌日、人差指もはれました。どうやら霜焼けだったようです。
 ・・・今、4月末なんだけど。
 ・・・私、愛媛県在住なんだけど。


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