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≪きまぐれ月記:2005年9月≫

11日 17日 25日

≪9月11日掲載分≫

 週明け早々に嬉しいメールを頂きました。メールで一般読者からのまともなご感想をいただくのは、このサイトを開設してから初めてのことでして、小躍りするどころじゃないくらい喜んでいたのです。で、その翌日に台風直撃。
 ここぞの時に台風直撃というパターンは、サイト開設以来3度目でして、メールの数より多いのがなんだかなぁと思うのですが、今回はその台風14号がらみのお話です。

 14号は「大型で非常に強い」と天気予報で伝えられており、私が暮らしているところの被害もかなりのものでした。寮のほんの数キロ先の道路が、水に浸かって大変なことになったくらいです。小規模とはいえ、近所で土砂崩れもありました。
 もっとも私自身への被害はというと、傘が壊れた(よく考えると、以前の台風で壊れたものをごまかして使っていたのがまた壊れた)以外には大したことはありませんで、いつ床が抜けるか分からないというオンボロ寮も、かろうじて持ちこたえてくれました。窓が割れるんじゃないかと、本気で心配したんですけどね。

 話は少し戻りますが、台風が直撃する前のことです。
 夜勤の仕事が終わり、最接近まであと8時間という、かなり激しい雨と風の中を車で帰宅していたのですが、隣に乗っていたSさんとの会話は、当然のように台風のことでした。その時に私は、「部屋が雨漏りしたら面白い」なんて冗談で言っていたんですが・・・
 ・・・本当に雨漏りしました。翌日にその話を聞いたSさんは爆笑。世の中にはこんな奇妙な出来事があるものなんですね。

 え? なんで雨漏りしたら面白いのかって?
 それはね、私が暮らしている部屋は、2階建てアパートの1階にあるからですよ!

 そのアパートは会社が借りきって寮として使っているのですが、私のすぐ上の部屋には誰も住んでいません。これってたまたま誰も住んでいないのではなく、会社が誰にも入らせないようにしているのでは? と思うのは私だけでしょうか。

 私「開かずの間、なんだろうか。」
 S「中が樹海になっていたら嫌だな。」


 仕事が忙しくて疲れています。
 私が現在している組立作業のノルマは、もともと1人1日あたり375台でした。でもこれを達成できる人は、私が配属されるまで(半年くらい前まで)は11人中3人しかおらず、残業して数を稼いでいたようです。・・・2時間残業しても達成できないという人も、何人かはいたようですが。

 で、私はというと、2週間目という最短記録でノルマを達成し、その数週間後には425台という “理想” を達成するという単純作業のスペシャリストぶり(笑)を発揮していました。当時の相棒君(今の私は個人作業)の応援もしていたため、記録上の数字はもっと少なかったのですが、知る人ぞ知る隠れたエースとして働いていたわけです。数だけでなく、品質も飛び抜けて良かったんだとか。
 私は体力、集中力ともにあるほうですが、器用なわけではありません。でも理屈っぽく考えて合理的に作業するので、手先は不器用なのに作業は器用に行えるわけです。
 うん、理屈は偉大だ(笑)

 が、そこにライバル登場。よその工場から異動してきたその人が作る数、なんと500台。これ、普通の数字じゃありません。

 どんな速度で体を動かしているのだろう。
 ちょっとしたミスさえもないんだろうか。
 もっと効率的な作業方法があるんだろうか。

 なぜ500台も作れるのか。その秘密を探るべく、私はチャンスを見つけてその人の作業を観察しました。そしてすぐに理由が判明。

 あ、なるほど! 面倒な作業はしないのか!

 ・・・って、こらー!

 後で知ったのですが、そんな作業なので当然のように品質は酷く、後の工程の作業者は、その人が作った部品を使いたがらないのだとか。これじゃあ、500台も作っている意味がありません。

 ところが、派遣先の会社の上司にとっては500台という数字だけが目に見える現実でして、「なんだ、500だって作れるんじゃないか」という話になったのです。そして375台でも苦労していた人たちに、「もっと作れ、もっと作れ、できんと首だぞ・・・」
 そのムチャな話、私のところにはこなかったので、それを知ったのはずいぶん後のことです。でもその結果、現在では500台を達成した人もちらほら、平均では450台くらいでしょうか。もっとも品質は・・・

 現在の私は、450台を手抜きなしで生産しています。同業者いわく「神業や」。もちろん無理をしているので、毎日のように栄養ドリンクを飲んでおり、休日はほとんど寝ています。でも不良を作ってまで数を増やそうとは思いません。幸い私の班のリーダーも品質を重視する人なので、何も言われません。だから500台を達成する日はこないでしょう。
 そのうち派遣先の上司が、「もっと作れ」と私のところにやってくるかもしれません。でも実は、それを楽しみにしています。だって、なかなか出会えないお偉いさんと、直に話ができるチャンスですからね!
 あ〜、楽しみだな〜♪

 注:良い子はマネをしないでね。

 トップページの “余白に落書き” に、何週間も前から「忙しくて更新が厳しい!」と書いていたのは、残業と休日出勤が増えるという予定があったからなのですが、それに加えてこんな状態になっています。仕事で集中力を使い果たして帰宅するので、頭をひねって文章を考える余裕がありません。家ですることといえば、「寝る」「ダラダラとサイト巡回をする」「ダラダラとゲームをする」くらいのもの。ちなみに日曜日の今日は、16時間寝ていました(起きたのは昼の2時)。週休3日くらいほしい状態です。
 更新を楽しみにしてくださっている方には申し訳ないのですが、休日出勤が多い今後数ヶ月は、ゆとりのあるときに気楽な文章を少しずつ執筆という形になると思います。

 でもね、こんな状態でも、人間というのは色々と学ぶことができるものです。そして自分を磨くことだってできるのです。
 私もこの数週間の経験で、上達を実感したことがあります。

 例えば・・・読者へのいいわけの仕方とかね。


≪9月17日掲載分≫

 猫って普通、1度に何匹くらい子供を産むものなんでしょうか。私は3〜4匹くらいのものだと思っていたのですが、近所に8兄弟らしき子猫がいます。この兄弟を初めて見たのは4月の終わりごろで、その時には親1匹と子供7匹、もしくは2家族だと思っていたのですが、今日の会社帰りに見かけて観察してみると、子猫だけで8匹いるようなのです。もっとも本当に兄弟なのかまでは分からないのですが。
 でもこの子猫たち、見た目は奇麗なのに顔がパッとしません。目がくりっとした可愛いのは1匹だけで、あとは私みたいな据わった目をしています。眠たいだけかな?
 ・・・うーん、でも、もったいない。

 猫の話からはそれますが、よく「人間は顔じゃない」と言われます。でも私は「顔も重要だよ」と思っています。なぜかというと、顔立ちの半分は骨格によるもので、本人の行動とはあまり関係していないのですが、残る半分は性格や習慣などによって変化する筋肉等によるもの、つまりその人の生き方が大きく関係しているものだからです。

 もっとも「モテる顔=いい男、いい女」というのではなく、それどころか「優しそうな顔=優しい人」ですらない(意志が弱い人は優しい人に見えやすい、など)ので、顔だけで人物を判断することはできません。また写真のような一瞬の姿では役に立ちません。それでも人を見る目がある人(微妙な表情などと、その背景を読み取れる人)にとって、人の顔とは、簡単に偽れる言葉や行動よりもずっと信頼のできる、心を映す鏡ではないかと思うのです。
 ・・・ということは、人を見る目があれば、本当に良い人だけを異性として好きになれるのかもしれません。恋愛や結婚というのはほとんどの人にとってとても大きな事柄ですから、人を見る目というのは、幸せな未来を運に頼ることなく手にするために必要な、とても大切な技能なのかもしれません。

注1:人を見る目というのは簡単に養えるものではなく、無理をして内面を判断しようとしても役に立たないどころか、間違った判断をしてしまう危険もあります。本来これは意識的に行うようなことではなく、“勘” とか “なんとなく” というもののような気がします。

注2:人を見る目がある人をも欺く。それが出来るのが一流の役者(あるいは詐欺師)と言えるでしょう。もし完璧な演技というものが存在するのならば、それを見抜くのは不可能です。

注3:「私は人の外見で人物を判断できるんだよ」なんてことを言うと、みんなから気味悪がられます。

注4:私の体験談ではありません。

注5:私が自分のイラストすら公開していないことに、深い意味はありません。

 ちなみに猫を眺めていたときの私が据わった目をしていたのは、仕事で疲れていたからであって、いつもこんな目をしているわけではないのですが、この表情が癖になってしまうと困ります。

 「よし、仕事で疲れても笑顔でいよう。明日は笑顔で頑張ろう!」

 猫とにらめっこをしていてそう思った、土曜日の午後でした。

 でも明日は日曜、仕事は休み。笑顔でなにを頑張ればいいのやら。
 ・・・顔面マッサージ?

注:楽しい時には笑い、悲しい時には悲しむ。感情を抑えるべき時には抑える。疲れた時は据わった目。そんな当たり前の行動が、一番魅力的な表情を生み出し、一番魅力的な顔立ちを作るものだと思っています。また顔立ちというのはあくまでも結果であり、そのために何かをする必要はないはずだとも思います(骨格等を変える美容整形などは、また別の話ですが)。人間は誰だって醜い心を持っているものですが、それを自覚すること、それでもより良く生きようとすることが大切なのではないでしょうか。その結果が・・・色々と、ね?


≪9月25日掲載分≫


 今回は、生活に役立つお話を2つしたいと思います。

 ・・・すいません。いきなりですが訂正させていただきます。

 今回は、人によっては生活に役立つことがあるような気がしているのは私だけかもしれないという可能性も無きにしろ非ずなお話を2つしたいと思います。

 先日、トイレの電球が切れました。そこで慌てて電球を買いに行ったのですが、今度は電球形蛍光灯を使ってみることにしました。
 ちなみに電球と蛍光灯の違いには、次のようなものがあります。

 電球の良さ:スイッチを入れたらすぐに点灯する。電球自体が安い。
 蛍光灯の良さ:消費電力が少ない。寿命が長い。長い目で見れば安上がりになる。

 こんな感じでしょうか。
 一長一短なので使い分けるのが普通で、トイレの場合は「すぐに点灯しないと困る」「点灯している時間が短い」ので電球が使われるものです。でも私の寮はユニットバスなので、洗顔や歯磨き、風呂の時にも同じ明かりを使います。そこで電球型蛍光灯を選んでみたわけです。

 それで使ってみた感想はというと・・・ぼちぼちかな?
 スイッチを入れてから点灯するまでに、1秒くらいかかるのが気になりますが、気になるだけで問題はないですし、やがて慣れると思います(追記:すっかり慣れました)。それ以外には今のところ不満はありません。また当分の間は交換しなくていいので楽です。
 また蛍光灯の注意書きには、「点灯してから少しの間は暗め」ということが書かれていて、実際に少し暗いのですが、精密作業をするわけでもないので問題ないと思います(追記:こっちの方が気になるような・・・)。

 これらは全て「私が自分の寮のユニットバスで使ってみた感想」なので、全ての人に当てはまるわけではないのですが、電球型蛍光灯は明らかなエコ商品らしいので、「ほんのちょっとくらいの不便さは気にならない」という人は使ってみてはどうでしょうか。
 食品のように安くて大量消費されるものならば、実際に自分で食べてみて良し悪しを判断できますが、日用品の場合にはそうもいかないことが多いですからね。参考までに書いてみました。

 2つ目のお話は、冷凍肉の調理法についてです。
 私は肉を安売りの時に多めに買って冷凍庫に入れておくのですが、使うときには凍っていて小分けにできません。入れる前に小分けにしておけばいいのですが、きっちりと分けるのは面倒だったり容器(パック)が必要だったりでサボってしまい、使うときにはいつも苦労しています。私の他にもこんな無計画な人はいませんか?
 そこで凍った肉を簡単に小分けする裏技をご紹介。特別な道具なんて不要です。

 まずは片手で肉をしっかりと持ちます。そしてもう一方の手で、必要な部分をしっかりと持ちます。手が脂で汚れるので、包装しているラップの上からつかむのがお薦めです。
 そしてここからが肝心!
 でも、することはただ1つ。魔法の言葉を唱えるだけです。さあ、みなさんご一緒に。

 「ふんっ!」

 必要なもの:腕力
 いらないもの:羞恥心

注:自分の腕力で割れるように、冷凍前に少しは分けておきましょう。・・・って、誰もやらないか。
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