≪きまぐれ月記:2005年1月≫
新年、明けましておめでとうございます。(掲載日:1月9日)
正月といえば初夢ですよね?(掲載日:1月9日)
初夢で縁起がいいものといえば、そう!
1姫、2太郎、3なすび、横綱、極道、ろくろっ首!
こんな初夢を見てしまった私とこのサイトを、今年もよろしくお願いいたします。
註:新年早々、ホラを吹いてみました。今年もこの日記は、真面目なお笑い路線でやっていきます。常連さんも、お初の方も、よろしくお願いいたします。
1月といえばお正月や新年会があり、社会人はお酒を飲むことが多くなるわけですが、アルコール飲料というのは、一般に思われている以上に問題の多い飲み物です。年齢制限があるのは誰もが知っていることだと思いますが、理屈ですべてを決定するのであれば、大人だって飲んではいけないものです。なにせアルコール飲料というのは、その害の大きさゆえに、「酒類」という特別な分類を作らなければ、食品として扱うことができないのですから。よく食品添加物や残留農薬の害を気にする人がいますが、それらは少しくらい含まれていても、例外処置に頼ることなく食品として扱うことが可能です。つまり例外的な存在であるアルコール飲料は、それらよりもずっと害が大きいというわけです。(註)
お酒は「百薬の長」などとも言われますが、実際には怪しいもの。お酒を飲むことで本当に幸せになれる人というのは、次の条件をすべて満たしている人だけでしょう。
* お酒をおいしいと思う。
* アルコールに強い体質。
* 自分の限度を正しく理解している。
* 決して限度を超えて飲まない。
* そんな飲み方でも満足できる。
こんな人、一体どれだけいるでしょうね。私の知人にもお酒好きの人は大勢いますが、ムチャな飲み方をされると、こちらの方が心配になってしまいます。
もちろん、たまに失敗しながらも、楽しくお酒を飲んでいる人は大勢います。料理に使えば、お酒の良さだけを生かすことも可能です。ですからお酒や飲酒そのものを否定するつもりはありません。それでもお酒の害は、もっと多くの人が関心を持たなければならないことだと思います。酔って人に絡んだり、事故を起こしたりするのも問題ですが、気付きにくいところでは、自分が病気になることで他の多くの人に迷惑をかけるというのもあるわけですから。
だからこそ、世の中のお酒好きの人と、お酒に興味をもっている学生さんに言わせてください。
ただでさえ忙しい医療関係者の仕事を、さらに増やすのは止めませんか?
ただでさえ火の車の医療保険制度に、油を注ぐのは止めませんか?
酔って騒ぎたい気持ちは分かりますが、その影では多くの人が苦しんでいることを知ってください。医療関係者だって、世のため人のためだけに生きているわけじゃないんですよ。彼らだって、ごく普通の人間なんです。休日返上で仕事なんてしたくないはずですよ。中には仕事を忘れて、新年会で酔って騒ぎたい人だっているんですからね!
・・・しまった、オチを間違えた。
注:添加物や農薬と、アルコール。どちらが有害かというと、もちろん量次第。ここで書いたのは、あくまでも「一般的な食品」での話。例えばアルコールを含んでいても、それが1%未満であれば(?)、通常の食品(飲料)として販売することができる。・・・というか、「この量までならOK」という制限があること自体、アルコールが添加物と同様に扱われている証拠だ。
注の注:アルコールの毒性は、添加物や農薬とは比較にならないほど弱い。しかし比較にならないほど大量に摂取することになるから、色々と問題がおこるわけだ。
お酒の話を書いたので、それにちなんだ話をもう1つ。
私は滅多にお酒を飲まない。理由は簡単、好きじゃないから。その理由は、お酒には害があるからではなく、おいしいと思わないからだ。
私はお酒をほとんど飲まない。だから一度として、酔って人に迷惑をかけたことがない。でもそのための努力や苦労は、全くしたことがない。なぜならお酒を飲まないことは、私にとって最も都合のいい選択なのだから。
さて問題です。お酒に関して、私は立派な人間だといえるでしょうか?
この答えはどうでもいいのだけれど、似たようなことはよくあるように思う。模範的な行動をしている人と、そうでない人。両者の違いには、今の話のような
“たまたま” が大きく関わっているような気がしてならないのだ。
好き勝手に生きていれば善人として尊敬される、得な人がいる。
好き勝手に生きていれば悪人として忌み嫌われる、損な人がいる。
好き勝手に生きているから人に迷惑をかけているのに、同じ事をしている人が大勢いるから非難されることのない、得な人がいる。
好き勝手に生きていれば人に迷惑をかけてしまうことを自覚しているから、他の人がしないような努力や苦労をしている、損な人がいる。
得な人と損な人。この違いはもちろん得か損かであり、良し悪しとは関係ない。しかし得な人ほど良い人だと思われやすいのは間違いない。だから得な人はますます得をする。
こんなことを考えながら世の中をながめてみると、これまでとは違って見えるのではないだろうか。
・・・という日記を、12月の最後の更新時に掲載する予定だったのだけど、予定外の休日出勤があったせいで、時間がなくて書き上げることができなかった。だから今になって掲載したのだけど、掲載が遅れたおかげで、この話に続きができた。
正月に帰省したとき、飲んだ身内の代行運転で、2時間ほどタダ働きさせられた。お酒を飲まない人が損をすることもあるようだ。いや、日記のネタになったのだから、やっぱり特なのかもしれない。
ウェブ日記を書いていると、前向きに生きられて楽しいね!
話が前後するのだけど、先ほどちょこっと書いた休日出勤の話。
この休日出勤は強制ではなく、また夜勤だったことや数日前に突然決まったことなどもあり、休む人が多かった。私は出勤したのだけど、現場に入って驚いた。男が私しかいないのだ。
私の現在の配属先はもともと若い女性が多く、男である私の目から見て「もてるだろうな〜」と思える人も多い。それが理由でこの職場に移りたいなどと言っていた不埒者もいるくらいだけど、そんな職場で私以外の男性が全滅。女性は全員出勤。なんと黒一点(?)のハーレム状態で働くことになったのだ。
「いくらハーレム状態でも会社だからね。」というのが普通の工場かもしれないが、ここの職場はおおらかな所で、引継ぎ帖には m(--)m なんて書いてあったりするくらい。また場所や時間の拘束が緩いため、冗談が飛び交うこともある。こんな状態が10時間以上も続くのだから、私と彼女たちとの間に仕事以外の会話 −艶っぽい話− があっても、何の不思議もないだろう。
ここは日常生活を扱うサイト。これには当然ながら、恋愛に関わる事柄も含まれる。これまでは私が苦手という理由で避けてきたが、せっかくのチャンスだ。そんな話に挑戦してみるのも悪くない。
まずは彼女たちとの間にどんな会話があったのかを、恥ずかしながら一言残らず書きたいと思う。
おしまい(泣)。
夕食に麻婆豆腐を作ってみた。でもご飯とおかずを分けるのが面倒なので、丼に両方いれて麻婆丼にして食べた。
それから数日後。今度は八宝菜を作ってみた。食べるときには中華丼になっていた。
その翌日。今度はラーメンを作ってみた。どうなったかは自由に想像してください。
「お金と置き場所があったら買いたいな」と思っているのが、乾燥機と布団乾燥機と食器乾燥機。
心は乾いているんだけどな。
このサイトはリンクフリー。していただけるのであれば、アダルトサイトからだろうと、喫煙推進サイトからだろうと構わない。リンクというのは、基本的にはそういうものだと思うから。といっても、まったく関係がないようなサイトからリンクされる可能性は低い。もしそんなサイトからリンクされたら、嬉しく思うと同時に、「?」と思ってしまうんじゃないかと思う。
先日アクセス解析をしていて、見覚えのないURL(ホームページアドレス)のページから来た人がいるのに気がついた。訪問回数が4になっているから、ひょっとしたらリンクしていただいたのかもと、ドキドキしながら逆探知。そしてリンク元のサイトを見てみると、よく分からない単語が並んでいる。
・・・いや、知っている単語も結構ある。ゲームの名前、アニメの名前、そしてそこに登場する女性キャラクターの名前だ。一体なんのサイトだろう。
気になった私は、そのうち1つをクリックしてみた。
・・・?
もう1つクリック。
・・・・・・!
もしかして、コスプレサイトですか!?
注:リンク元のページに、このサイトへのリンクらしきものは見当たりませんでした。リンクが外されたのか、それとも偶然が重なってこんな事故(?)が起こったのかは分かりませんが。余談ですが、この
“コスプレ” という言葉は世界共通で、(好きな人の間では)外国でも通用するらしいです。なのに、なのに、なんで私のパソコンは、“越すプレ” って変換するの!?
知人「O型ですか?」
私「B型です。」
知人「えっ!?」
こんな話を以前の日記に書いたのだけど、今度は別の人とこんな会話があった。
知人「A型ですか?」
私「B型です。」
知人「えっ!?」
いや、どうだっていいんだけどね。
ちなみに一般的な血液型性格診断によると、O型はおおらかでマイペース、A型は几帳面で神経質となっているらしい。この2つは正反対だと思うのだが、A型にもO型にも見られる私は、いったいどんな風に見られているのやら。
A型 + O型 = 神経質でマイペース。
もしかして、私ってイヤな奴?
注:以前にも書いたのですが、血液型と性格の関係はゼロに等しいので、信じないようにしてください。遊びとして楽しむのなら構わないのですが・・・と書きたいところですが、偏見が生まれても不思議ではない事柄ですし、現実に今の世の中には、血液型で損をしている人も多いようなので。・・・それに、デタラメな本を書いてお金をかせいでいる人がいるのは腹が立ちますし。
今の会社は若い人が多く楽しいところだ。年齢なんて関係なく、毎日が無礼講。「親しき中にも礼儀あり」って言葉を知ってるの? って思うくらい。そんな職場だから、私も色々と言われる。例えば・・・
「目がきれい」
目は心を映すからね。心がきれいだと目もきれいになるのさ!
・・・という理由だったら良かったものの・・・
「目が真っ赤」(3人)
「目が充血してる」(2人)
「目がウサギちゃん」
そ、そういう意味ですか!
「若いねぇ」(多数)
「年の割に落ち着いてる」
どっちやねん!
「マッチョ」
「癒し系」
私はパンダかいな。
私が競馬好きだと言ったら驚かれるだろうか。いや、そうでもないかな。このサイトにはゲームコンテンツもあるわけだし。
競馬好きといっても馬券は買わない。私が興味を持っているのは、スポーツとしての競馬だ。・・・こんなファンばかりじゃ、競馬は成り立たないけれど。
ところで、馬は何色かご存知だろうか。
答えは、色々。個体差が大きいのだけど、一般には8つに分けられている。
その1つに “白毛” というのがある。でも「白い毛の馬=白毛の馬」ではなく、一般的な白い馬というのは、実は
“葦毛” の馬。葦毛というのは白い毛が混ざっているのだけれど、年とともに白い毛の割合が多くなり、馬によっては真っ白になるのだ。白髪みたいなものだろうか?
では本物の白毛の馬というのは何かというと、それは極まれに生まれる突然変異の馬。つまり先天性の色素異常という、障害を抱えた馬なのだ。
白馬というと、いいイメージを持っている人が多いのではないかと思う。でもその正体は障害。なのに人間にとって都合がいいから、それを障害と呼ぶことはまずありえない。同様に真っ白なアオダイショウ(ヘビの一種)であるシロヘビなど、神の使いとされているくらいだ。
人間の障害だって、これと同じではないだろうか。普通とは異なるもののうち、都合が悪いものを障害とよび、都合が悪くなければ障害とは呼ばない。その違いは、都合の良し悪しだけだろう。
でも “普通とそれ以外” や、“都合の良し悪し” の境目はどこにあるのだろう。むろん、そんなものはない。都合上、人間が勝手に作っているだけだ。だから障害者が、そうでない人よりも劣っているとは限らない。欠点があってもある程度は補うことが可能だし、長所をどれだけ生かせるかも人それぞれなのだから。
障害には、運も大きく関わっている。障害を補う手段は、その人の能力や努力だけではないのだから。例えば私は生まれつき目が悪いが、コンタクトレンズをすれば普通に見える。だから障害者とは呼ばれない。でも今の日本にメガネもコンタクトも存在しなければ、私は軽度の視覚障害者となっていたはずだ。
それから私のタバコ恐怖症。認定されているわけではないが、これは後天的な障害のようなものだろう。でももし今の日本にタバコがなかったら、私は余計な苦労をすることなく、普通の生活を送れたはずだ。
障害というものの正体は、実はこのようなものなのだ。障害者差別というのがあるけれど、それを無くしていくためには、このように障害の正体を知ることから始めなければならないのではないだろうか。
ということで、予告なしのマジメな話はこれでおしまい。競馬の話に戻るのだけど、私が競馬に興味を持つきっかけになったのは、とある競馬ゲームを、競馬も競馬ゲームも好きな友人から勧められたこと。携帯用も出ているので、ヒマな時にはこれで遊んでいる。
そのゲームで、ついに白毛の馬が生まれた。このゲームでも、白毛は一種の突然変異だ。でも珍しいから誰もが望む。
誰もが望む障害を持った馬。それが白毛だ。ほんと、世の中運だよなぁ。
ちなみにこの馬、能力的にもそこそこ恵まれていた。何度もやり直したとはいえ、G1という最も格の高いレースを6つも勝ったわけだから。でもこの馬が白毛でなかったら、そしてあんな名前を付けなかったら、何度もやり直すことはなかっただろうから、おそらく1つ勝てたかどうかだろう。ほんと、世の中運だよなぁ。
え、その馬の名前?
ノースモーキング号さ!
後日追記:白毛に関しては、まだ分かっていないことも多いようです。
いつもいつも惨めな話ばかり書いていると、私がどうしようもないダメ人間だと思われそうなので、今回は読者の誤解を避けるために、「実はそうじゃないんだよ!」という自慢話をしたいと思う。
同じ職場に、やたらと陽気な人がいる。・・・いや、違うな。陽気じゃなくて能天気だ。そのA君とこんな会話があった。
A 「昨日の夜、なに食べました?」
私 「焼きそば。」
A 「あ、僕もなんですよ。焼きそばっていいですよね。僕、自炊してるんですよ。今日の朝はあーだこーだ・・・」
どうやらA君、料理ができるということを自慢しにきたらしい。それもわざわざ仕事中に。
でも料理ができる男なんて、それほど珍しくはない。私だって少しは作れる。ちなみに得意料理はキャベツの千切りだ。(・・・料理?)
私 「僕も自炊してるよ。時間がないから、簡単なものしか作らないけど。面倒なときは焼きそばが多いかな。手軽だし、3食分が100円で売ってる店もあるし。それにメーカーによっては日持ちするから、買いだめできるしね。」
A 「ええっ!? なんでそんなに詳しいんですか?」
そりゃあ、日常生活サイトの管理人だからね!
とは言わなかったけれど、まずは一勝!
A君の挑戦、第2ラウンド。(やっぱり仕事中)
このA君、出身校は違うけれど、高校は私と同じ科だったそうな。そこで資格や検定の話になった。でもやっぱり自慢がしたいらしい。もしかしたら、前回のリベンジかもしれない。
A 「僕、(ピー)検定3級を持ってるんですよ。」
私 「僕も持ってるよ。」
A 「(プー)検定3級も持ってるんですよ。」
私 「僕も持ってるよ。1級。」
A 「はっ!?」
私たちの会社は誰でも入社できるようなところなので、(プー)検定1級という言葉が出てくるとは思わなかったようだ。
A 「・・・もしかして、(ペー)免許の甲種とか持ってますか?」
私 「それは丙種しか持ってないなぁ。」
A 「ええっ、持ってるんですか!? ・・・他に、なに持ってるんですか?」
私 「えーっと、後は(ポッポー)とか、(ピッピー)とか・・・。」
絶句するA君。ふふん、いい気分。もっと聞いてくれ。
A 「な、何でこんな会社に来たんですか!?」
・・・それは聞くな。
注:実際のところ、たいした資格は持ってないんですけどね。余談ですが、検定の場合は「持っている」ではなく「合格した」が正しいのかな? セリフなのでそのまま書きましたが。
いつもお世話になっているサイトで、金持ちセンスの診断結果がネタになっていた。そこの管理人さんの結果を見ると非常に高い評価になっており、「これは負けられん!」と私も挑戦。その結果がこちら(外部リンク)。後で見直すと、間違って入力したところが1〜2箇所あるような気もするけれど、結果を見るとそれらしくなっているし、なによりも面白かったので、やり直しはしていません(笑)。
結果を見ているとき、私は何度も吹き出した。そしてしばらく笑いが止まらなかった。だから日記のネタにしたのだけど、残念ながらこういったものは、他の人が見ても多くの場合「ふーん」で終わってしまうもの。それでもあえて、特に笑ったところを書いておきます。
「信念(柔軟と頑固)」のバランスが、これでもかというほど頑固より。さらにそのコメントが、「環境の変化についていけないという点で大きく評価を下げている」
「先天性(素質と努力)」のバランスが高評価。「理論と行動」のバランスが超高評価。これには理屈系思想サイトの管理人として、思わずガッツポーズ。
この文章を読んで、「えーっ、『理論と行動』のバランスは、理論MAXじゃないの!?」と思ったあなたは、間違いなく私を誤解している!
が、中には笑えないものもあった。それは私の財産のピーク時期が、2046年になっていること。41年後の私はおじいちゃんだが、そんな時に財産が大きく増える理由は限られてくる。そのなかで最も可能性が高いものはというと、そう、生命保険。
ちょっと待てーい!
注:この金持ちセンス診断は一見まともそうに思えるものの、信憑性には大きな問題があり、実際にはお遊びの一種でしかありません。特に「お金持ちの人に対する一般的なイメージ」を「お金を稼ぐのに理想的な生き方」として扱っているのは、ごく初歩的な問題です(「イメージ=事実」ではない・・・分かって作られているようにも解釈できますが)。
“余白に落書き” に色々と書いていたので、気付いていた人もいるだろうけど、私は新年早々、会社を辞めていた。理由はいつもと同じタバコがらみなので省くけれど、ここで問題になるのが当面の生活をどうするかだ。実家には帰りたくないが、近所で部屋を借りるのはムリ。この辺りは前回の失敗で勉強済みだ。人間、こうやって成長していくんだなぁ。勉強する部分が間違っているような気もするけれど。
それはともかく、(2重の意味で)生活のために、寮にいられる1週間で就職しなければならない。そこで思い出したのが、とあるチラシ。当時の寮に入ってすぐ、別の会社から人材募集のチラシが届いていたのだ。会社の寮で人材募集。その勇気ある行動は日記のネタにしなければと、大切に保管しておいたのが幸いした。そこでさっそく電話を・・・かけるために、近所のコンビニへ行く。電話も携帯電話もない生活というのは、こんなときに困る。
面接は翌日。なのですぐに履歴書を用意する。しかしこのところ、転職が厳しくなってきた。転職を繰り返しているせいで、履歴書に職歴が書ききれない。タバコ嫌いで落とされる可能性も高くなってくる。いや、そろそろ産業スパイの疑いをかけられかねない(笑)。
が、面接にはそれなりに自信がある。組み立て作業の適性検査は得意分野で、元の会社では10人で受けて、6項目中の5項目で最高点をたたき出した。緊張で手がまともに動かなかったにも関わらずだ。だから面接までこぎつけられたら、採用される自信はある。
面接結果 : こちらからお断り
タバコの問題で、その場で決定。その会社も前の会社と同様の人材派遣会社だったのだけど、派遣先が同じ会社、それも同じ工場だったのだ。って、これ、ライバル会社どころじゃないぞ! そんな会社の寮にチラシを入れるなよ!
結局ハローワーク(職業安定所)ですぐに入寮できる会社を見つけ、就職が決定したのだけど、その会社の寮に入れるのが、元の寮の退寮日。まさに綱渡りのような生活だ。
念のために書いておくと、私は転職するのには抵抗がある。日本的な雇用形態の1つである終身雇用の考え方は否定され、崩れつつあるけれど、私自身の考え方はこの古い制度に近い。仕事が合わないというのでもない限り、その会社で働き続ける(雇い続ける)のが理想だと思っている。問題があれば辞めたり解雇したり我慢したりするのではなく、会社や社員を改善すればいい。そう思っているから、会社を辞めるというのは・・・かなり辛い。
再就職までの1週間は、時間的にはゆとりがあったのだけど、職を失ったショックで何もする気が起こらず、ほとんど寝ていた。先ほど綱渡りのような生活と書いたけれど、より正確に表現するならば、あくびをしながら綱渡りをするような生活だったのだ。
さて、引越しの日の話。
引越し先は車で1時間20分くらいのところ。荷物が少ないし、私の車は軽とはいえ箱型で広いので、1往復半すれば引越しは終わるはずだ。その日は次の会社の人と話があるため、引越しが昼からになるうえ、待ち合わせの場所が元の寮と次の寮との中間地点にあるという問題はあるが、荷物を積んだ状態で待ち合わせ場所へ行けば無駄を省ける。すると元の寮を最後に出るのは昼の4時半ごろになるから、部屋の鍵をゆっくり返しにいけるだろう。時間に几帳面な私らしい、ゆとりある完璧な計画だ。
・・・が、計画から漏れていたことがあった。それは私の方向音痴。みごとに道に迷い、初めての土地をさまよい続けた結果、元の寮を最後に出たのが夜の9時40分。昼食を抜き、休憩はコンビニに一度入ってトイレを借りたのと、脱水症状を起こしかけたのでスポーツドリンクを1本飲んだだけだったにも関わらずだ。どうやら5時間ほど道に迷っていたらしい。
時間が大幅に遅れてしまったため、元の上司に迷惑をかけてしまった。でも、ようやく時間制限のある行動は終了した。後は徹夜になってもいいから、のんびり次の寮に向かえばいい。ああ、やっと一段落したか。途中で泣きたくなったけれど、なんとか終わったよ。
というところでこの話を終わらせたいのだけど、悲しいかな、この話はまだ終わらない。
まず、昼食と夕食を抜いているので、夜食を食べたい。しかしこの時間に開いているところというと、コンビニくらいしかない。時々コンビニ弁当を否定する人がいるけれど、そんな人はきっと恵まれた生活を送っているのだろう。なりふり構っていられないこんな時、いつでも購入でき、どこでも食べられるコンビニの弁当は、本当にありがたい。食品添加物が多かろうが、味付けが濃すぎで塩分が多すぎだろうが、食べられないよりははるかにマシだ。ああ、コンビニ弁当ありがとう。お礼に食品添加物を肯定する雑学ネタを書くことにしよう。
・・・と思いながら運転していたら、24時間営業のレストランが目に入った。コンビニ関係者の方、ごめんなさい。雑学ネタも延期です。
そのレストランが分煙に力を入れていたので、ちょっと嬉しく思いながら待望の食事(でも少し臭った。それによく考えたら禁煙の店だって多いのだから、分煙程度でアピールしているのはちょっとおかしい)。それが終われば、コンビニを探しながらさらに車を走らせる。うっかり忘れていたのだが、懐中電灯を買わなければならなかったからだ。というのも、次の寮は電気とガスだけは個人契約なので、すぐには使えないからだ。一度目に行ったときに確認しておいたのだが、やっぱり水道しか使えなかった。だから真っ暗な部屋でも行動できるように、懐中電灯は欠かせない。そして初めに入ったコンビニで無事に購入。ああコンビニよ、ありがとう。
そして今度は、少ししか道に迷わず寮に到着。すでに翌日になっていた。それから荷物を部屋に運んで、車を駐車場まで移動させ、やっと部屋でくつろげ・・・ない。
真っ暗なところで懐中電灯を頼りに布団を敷き、それからコンタクトレンズを外す。今度の寮もワンルームだが、以前の寮とは異なり狭苦しく、非常に使いにくい。しかもガスが使えないからお湯なんて出ない。今は真冬だから、当然、風呂になんて入れない。
なんで今の日本で、こんなことをしないといけないんだろうと思うと、涙が出そうになった。しかしその日は何とか終了した。何時に寝たのかは分からない。
翌日。目を覚ますと電気とガスの契約をするため、すぐに電話をかける。今度の会社では携帯電話がないと不便だということで、前日に生まれて初めて購入していたのだ。いまだに携帯を持っていなかった天然記念物、ついに絶滅。
それはともかく、まずはガスよりも電気だ。そこで電力会社にピッポッパ。
「おかけになった電話番号への通話は・・・
うわあぁーん!(泣)
注:電話のかけ間違いは、会社がくれた書類に番号が間違って書かれていたため。私のせいじゃない!
|