≪きまぐれ月記:2004年7月≫
常連さんの割合が少ない小さなサイトの場合、アクセス数は日によって大きくことなる。更新が日曜だけと決まっていれば、平日のアクセス数はほぼ完全に運次第となる。うちのサイトはこの両方にあてはまる。
しかし先月のとある週に、不思議なアクセス数を記録した。それがこれ。
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曜日 |
火 |
水 |
木 |
金 |
トータルアクセス |
38 |
38 |
39 |
37 |
ユニークアクセス |
30 |
30 |
32 |
28 |
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トータルだのユニークだのというのは、数え方の違いなので気にしなくていいのだが、注目してほしいのは数字。まるで大手サイト並みの安定感だ。偶然なのはまず間違いないのだが、本当に珍しい現象だ。嵐の前の静けさという言葉があるが、これもそうなのだろうか。大きなサイトからリンクしてもらうようなことがあり、土曜日に爆発的なアクセス数を記録するのだろうか。
そして土曜日。奇跡は起こり、嵐が吹き荒れた。なんといつもの4倍だ!
・・・スパムメールが。
愛のスパムメール物語、はぁと2。
スパムラブメールがまた届いた。
今回の差出人は、26歳の主婦。
また主婦かい!
理由が「家が近所みたいだから」って、それだけかい!
私の住所は「愛媛県にある実家から100kmのところで、途中でフェリーに乗る」としか書いてないんだけど、一体何キロまでが近所になるんだよ!
「お金のことは心配ない」って、私ってそんなに貧乏に見えるんですか!? 実際そうだけどさ!
ああ、私とこのサイトって、誉めようがないんだろうか。だとしても、もう少し書きようがあると思うのだが。そもそも2人とも勉強が足りないんだよな。メールで私を口説こうと思ったら、やっぱり書き出しはこうでないと。
「はじめまして、わたしもタバコが嫌いです!」
これで第一印象はバッチリだ。
一般公開以降、初めてとなるエセコラムの更新をした。約99%の人がゲーム系コンテンツ目当てというこのサイトだが、エセコラムは誰がなんと言おうとメインコンテンツ。祈るような気持ちで更新作業を行った。誰も読んでくれなかったらとても悲しい。
そして結果。
なんと4日で13件ものアクセスがあった。これまで通りのペースならば4件程度のはず。もちろんこれは偶然ではない。その証拠に解析してみると、そのほとんどが再来者。訪問回数2回以上がずらりとならぶ、夢にまで見た常連さんだらけのアクセス記録。
これまで半年もサイトを運営してきて、これほど嬉しかったことはない。初めはゲーム目当てで来たと思われる人たちが、全く別のジャンルであり、しかも堅苦しく小難しいエセコラムの続きを読んでくれたのだから。
・・・と感動していたところで、ふと気付く。
エセコラムにアクセスしてくださった方は、やっぱり読んで下さったんですよね? こんな風に宣伝しておきながらアクセスがなかったら、管理人がショックで寝込んでしまいそうだからと、慈善事業でクリックしただけというわけではないですよね? もちろん真ん中を飛ばして読むなんていう、邪道なこともしてないですよね?
あははははははははははははははははははははははははは・・・・・・・・・・・・。
ゴホッ きゅうり
こんなキーワードで検索してこられた人がいて、思わず吹き出してしまったヨシヒトです。こんばんは。
というような書き出しで始まるテキストサイトは結構多い。しかしこれってどうなんだろう。書き出しでネタを1つ使っていたら、ネタ切れを起こさないかと心配してしまうのだが。
もちろん私は、そんな無駄なことはしない。そして可能ならばリサイクルも考える。ここは限りあるネタを大切に利用する、管理人に優しいサイトだ。
ちなみに冒頭のキーワードで来客があったということは、もちろんこのサイトに両方を含むページがあるということだ。こんな変なサイトはうちくらいだと思っていたが、検索してみると、なんと34件も引っかかった。その時には「世の中は広い!」と思ったが、このサイトのページが1番に表示されているのを見て、「底は浅いかも」と思ってしまった。
私が使っているパソコンは調子が悪い。もともと初期不良のせい(?)でよく止まるのだが、古いパソコンのために、無理をさせるとさらに止まりやすくなる。立ち上げて1分もしないうちに止まったことさえあるほどだ。
今日、新記録を達成した。
お願いだから、立ち上げ中に止まらないで!
私のネット環境はかなり悪い。無線のため日によってムラがあり、調子がいい日でも通常の電話回線以下で、悪い日はメールの確認すらできない。
このところは調子がいい。が、急ぎのときや長時間使いたい時に限って使えない。
うちのパソコン、反抗期でしょうか?
私が暮らしている寮は凄いところだ。普通の会社では勤まらないような人(私もそう(涙))が集まる会社の寮だから、とにかくメチャクチャだ。しかも2人部屋だから、トラブルもよく耳にする。幸い私と同室の相方さんはマシなほうで、部屋の半分近くが天井まで荷物で埋め尽くされていることを除けば、特に我慢しなければならないことは・・・3つくらいしかない。本人も、自分を常識人だと思っているようだ。
しかしその相方さんも、世間一般から見れば常識人には程遠い。
電気つけっぱなし、テレビつけっぱなしで眠っているのは日常茶飯事だし、今日は窓全開のエアコンかけっぱなしで出社していた。
自分を知るためには、他人と比較するのが一番簡単だ。しかし類は友を呼ぶ。学校も会社も同レベルの人が集まるから、自分や周りの人が普通だと錯覚しやすい。そしてプライベートに関しても、同じような趣味や思想を持つ人が集まるから、自分たちの考え方が正しいのだと錯覚しやすい。だから視野を広く持つことは難しい。
インターネット上での人の動きも、たぶん同じようなものだろう。
というわけで、今この日記を読んでいるあなたは、きっと私と同類だぁ!
ヒルダ 愛している
こんなキーワードで検索して来られた人がいて、「うちのサイト、何でもありになってきたなぁ」とあきれているヨシヒトです。こんばんは。
前回と同じパターンで始まっているのはどうでもいいとして、問題は、妙なキーワードで来られる人がいることだ。実は
“キャンディキャンディ” なんてのもあった(これはいつか来ると思っていた)。
でもこれって本当に偶然なんだろうか。もちろん偶然だと考えるのが自然なのだが、常連さんが私を笑わそうと、わざと妙なキーワードで検索しているんじゃないかと妄想したりもする。それも訪問回数の記録でバレないように、わざわざいつもとは違うパソコンを使って。
自分のパソコン以外からアクセスすることは簡単だ。しかしやってはいけないこともある。特に会社のパソコンを使うなど、言語道断だ。
会社からこのサイトにアクセスする。これがどういうことか分からないようでは、社会人として恥かしい。他人の立場で物事を考える能力が欠落しているとしか思えない。このことにどれほどの問題があるのかは、ちょっと想像してみればすぐに分かるはずなのだから。
ということで、ちょっと想像してみてほしい。同僚たちが近くをうろうろしている中で、目の前のディスプレイにこのサイトのトップページが表示されているところを。
絶対、趣味を疑われます!
寮の廊下で、窓の外を眺めている人を見かけた。今日は彼をネタにして日記を書いてみよう。
・・・。
・・・・・・。
・・・・・・・・・。
うがー、思いつかん! いくら想像力を働かせても、見たままを書くより面白くならない!
【見たまんま】
トランクスだけという格好で、両手を腰に当てて仁王立ち。
同じ仕事をしている新入り君に「夜勤は辛くない?」と聞いてみたら、「夜勤のほうが楽」という返事が返ってきた。そういえば、以前働いていた元相棒君もそんなことを言っていた。夜型の生活が長いとそうなるのだろうか。
・・・まったく、今時の若者は。
品揃えが豊富で、しかも安い食料品店を見つけた。こんな店が近所にあったとは盲点だった。そして大量に購入して帰宅。ああ、これからバラ色の生活が待っている。まるで夢みたいだ。
・・・と思っていたら目が覚めた。カップラーメンで大喜びする夢を見るとは、まるで私が貧乏性みたいじゃないか。ただちょっと、行きつけのドラッグストアが、力口り一〆○卜(カロリーメ○トとの違い、分かる?)の値引率を下げたせいで、食べる物に困っているだけなのに。
・・・これはただの貧乏か?
残せば生ゴミ、食べれば栄養。
私がごはんを1粒も残さずに食べるのも、1人の時はゴマ粒さえも残さずに食べるのも、こんな考え方をしているからだ。
もちろん、貧乏性だからではない。
食べ物を買うときには、味や値段を重視する人が多いと思う。最近では健康のことを考えている人も多そうだ。
しかし私はそれに加えて、1円あたりの熱量(カロリー)も考えている。安い賃金で肉体労働をしている以上、こうでもしないとやっていけない。
もちろんこれは、私が貧乏性だからというわけではない。いや、貧乏性なのは自覚しているが、それだけでこんなことをするほど酷くはない。
・・・と思うのだが、こんな話が続くと誰も信じてくれそうにない。しかし幸い、以前にゲームコンテンツで貧乏性に関する注釈を書いたことがあるので、証拠として転載しておく。
注:著者自身は物欲に乏しいのだが、ゲームでは余計なものまで溜め込んでしまう。もしかして、並外れた物欲を桁外れの貧乏性が隠しているだけなのか?
あうっ、墓穴を掘った。
以前使ったネタを、もったいないからもう一度使おうと思ったばかりに・・・。
それは寮の自室で、パソコンを使っていたときのこと。
「今日は蚊が多いなぁ。」
と思って何気なく天井を見上げたら、見てはいけないものを見てしまった。いや、見ていなかったら大変なことになっていただろう。
それは信じがたい規模の蚊の群だった。
家の中とは思えない現実に直面し、私の背筋は寒くなった。同室の相方さんは、これに気付かなかったのだろうか。相方さんは今週夜勤で昼間に寝ていたから、蚊がおとなしかったのだろうか。
しかし私は日勤。蚊が活発に活動する夜に寝なくてはならない。そして困ったことに、蚊取り線香の類はない。
もし夜中にこれだけの蚊に刺されたら、明日はかゆくて仕事どころではないだろう。「蚊に刺されてかゆいから仕事を休みます」なんていっても、真面目に受け取ってもらえるとは思えない。それに皆勤手当がなくなれば生活に響く。
そこで私は持てる知識を総動員し、蚊を一掃する手段を考えた。子供の頃に虫博士と呼ばれていたプライドにかけても、失敗するわけにはいかない。
そして私が思いついたのは、エアコンを強めにかけること。蚊は変温動物である上に体が小さいから、エアコンの影響をまともに受けるはずだ。
そしてエアコンをつけて数十分後。天井付近にとまっていた蚊が、面白いように下りてくる。私は手が届くところに来た奴からひっぱたいていく。寒さで動きが鈍っているから簡単なものだ。
「ふはははは、どうだ、もう30匹はやっつけたぞ! さあ、この調子であと300匹・・・。」
私は全滅させるのを諦めて、エアコンかけっぱなしで眠ることにした。寒い部屋では、蚊は私を刺す元気など出ないだろうから。
そして翌日。目を覚ましたとき、私はどこも刺されてはいなかった。作戦は大成功だ。
ちょっと鼻水が気になるけれど。
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