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≪ゲームスタート≫

 さて、スイッチオン!
 そして始まるアニメーション。
 うわー、やっぱりニンテンドーDSってすごいよな。こんな小さなソフトで、これだけきれいな画面にできるんだから。
 ゲームボーイでのゲームに慣れていた頃、始めてゲームボーイアドバンスのソフトを購入した時には、一回り小さくなったソフトを見て「本当にこれでゲームができるの?」と思ったものだし、さらに小さくなったDS用ソフトを初めて購入した時には「もしかして騙された?」と心配になったものだが、今でもDSすごい! 現代科学すごい! と思ってしまう。
 もっとも品質が伴っていないのがRPGという娯楽なんだが・・・。
 でも何度も発売を延期してまで作られたドラクエ9なんだから、面白いものになっていてほしいと心から願う。
 だってつまらなかったら、プレイ日記を書く気がしなくなるからね。アラ探しして突っ込みを入れるだけのプレイ日記なんて、書いていて楽しくないからね。

 さて、ゲームスタートだ。
 まずは主人公の設定だけど、設定できるのは名前と容姿だけで、能力的なものは変えられないようだ。難しく考えなければならないことは無いようだから、さっさと設定してゲームを始めよう。

 主人公名 : ヨシヒト


≪守護天使としての務め≫

 長老オムイを頂点として、上級天使、守護天使、見習天使という階級制になっているのが、天使界という世界らしい。私ヨシヒトは守護天使。ウォルロという人間の村を守護するのが役割だ。
 とはいえまだ守護天使になったばかりのこの私、師匠である上級天使イザヤールから見れば頼りない存在らしく、上司付き添いで働いている。

 今日もイザヤール師匠と共に、ウォルロ村の見回りだ。
 おや? 魔物が3匹悪だくみをしているぞ。街道を通る村人を襲おうとしているのか。よし、今のうちにやっつけてやれ!
 そして戦闘!
 私一人では厳しそうな相手だったが、さすがに師匠は強い。おかげでたった2ターンでやっつけることができた。ちなみに私も1匹倒したぞ。
 そこへ通りかかる2人の村人。若い娘さんは信心深いらしく、これまでの旅の安全を感謝して、見えもしない守護天使(私のことだ)に祈りをささげてくれた。

 村人が抱く感謝の心。それは星のオーラというものになり、天使たちはそれを手にするために人間たちを守っているらしい。ボランティアとか義務とかではないんだな。
 愚かでわがままでひ弱な人間を守ってやるのはそのため(知人の天使談)らしいが、傲慢で星のオーラ目当てに働いている私たちだって、似たようなものではないかと思う。いや、「天使界に悪人はいない」などといっている天使もいるのだから、厚顔無恥の度合いでは比較にならない。個人的には、ボランティアよりも仕事の方が高度な社会奉仕だと思っているけれど、コレはコレでアレだと思う。

 それはともかく、星のオーラを入手した私たちは、いったん天使界に戻ることにした。星のオーラを世界樹に捧げるためだ。世界樹に星のオーラを捧げ続けると、いつか女神の果実というものが実るらしい。

 世界樹に女神の果実が実るとき、
 天の箱舟が降り立ち、
 神の国への道が開かれるーーー


 天使たちの最大の目的、それは神の国へと帰ることなのだ。
 それはつまり・・・天使界と人間界を捨てるということなのだろうか?


≪人間界へ≫

 仕事に慣れてきた私は、今度は一人で守護を担うことにした。
 ウォルロ村に再度やってきた私は、とりあえず、目についたツボやタルの中身を調べてみる。やった、薬草1つゲットだぜ!

 ・・・って、これって泥棒やーん!

 いや、天使への貢物なんだと考え、遠慮なく受け取っていいのだろう。なぜならドラクエは、今回も全年齢対象なんだからな!

 話がそれたが、私は村を巡回しては、困っている人をこっそり助けて回ることにした。例えばこうだ。

 村人「馬飼いのおにーさんは近頃、働き通しって話だけれど、大丈夫かしら? 新しい馬を飼いたいからって、ムリしてなきゃいいんだけど・・・・・・」

 宿の娘「お客さまにお出しする夕食は、マメのスープとおイモのシチューのどっちがいいかな? たまにはお肉も用意できると、料理のバリエーションが増えていいんだけど。」

 つまり馬飼いのおにーさんを助けて新しい馬を購入させれば、古い馬が不要になるため、宿の夕食になってめでたしめでたしというわけだ。
 よし、馬飼いのおにーさんの仕事をこっそり手伝ってあげよう。

 ・・・。

 というわけで、おにーさん(おじさんにしか見えなかったが)が過労で眠り込んでいる間に馬小屋の掃除を済ませた私は、その後の展開を見守ることにした。
 ・・・が、何も起こらなかったのはなぜだろう。

 答え:肉の話はイベントとは無関係だからです。

 その他にも、働きもせずブラブラしていながら威張り散らしているニードという村長の息子に、ちょっとした天罰を与えてみたり、大切な指輪をなくして困っているおばあさんのポケットに、拾った指輪をこっそり入れてみたりと、真面目に仕事に励んでいたのだが、文章にすると悪いことばかりしているように思えるのはなぜだろう。

 そうこうしているうちに夜になり、ふと空を見上げると不思議な流星が流れていた。
 いや、あれは流星じゃない! 鉄道だ! 銀河鉄道999だ!
 ・・・としか思えなかったのだが、たまたまやってきたイザヤール師匠によると、あれが天の箱舟というものらしい。その様子が気になるということで、私たちはいったん天使界に戻ることにした。
 天の箱舟、それは神の世界への扉を開くものだという。その様子がおかしいというのであれば・・・その時が近いのかもしれない。


≪女神の果実、実る時≫

 今日の仕事で得た星のオーラを捧げるため、私は世界樹のもとへ向かう。すでにオムイ長老も向かっているという。本当に神の世界への扉が開かれるのだろうか。
 長老と師匠の推測では、私が持っている星のオーラをささげた時に、その時は起こるという。
 はたして、奇跡は起こった。
 世界樹に、輝く果実が実り始めたのだ。そして私たちを乗せるためなのか、着陸しようとする天の箱舟。その時に事件は起きた。

 謎の光が地上から天使界を貫き、箱舟爆破!

 衝撃で吹き飛ばされ、光輪と翼をもがれ、私は人間界へと落ちていく。イザヤール師匠が必死に助けようとしてくれたが、その手は私に届かない。
 って、これって天罰ですか!? 堕天ですか!? 悪いことばかりしていたから、私はこれから堕天使ですか!? っていうか、翼がなかったら墜落死しちゃうよー!
 もう悪いことはしませんから、命だけは助けてくださーい! お願い神さまー!

 それからしばらくのことは記憶にないのだが、私はウォルロ村の滝に墜落し、どこの誰とも分からぬ旅芸人として救助されたようだ。旅芸人に間違われたのは天使の服がそれっぽかったからのようだが・・・困った。今の私には、光輪もなければ翼もない。そして人間に救助されたことからもわかるように、人間の目にも見えるようになってしまったのだ。つまり私は天使ではなく、人間になってしまったらしい。

 ま、いいや。堕天使よりはマシだから。(ノーテンキ)


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