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≪2年目 冬の月 25日 (水) 晴れ≫

 夜中に妙な物音で目を覚ました。もちろん、なぜそんな時間の出来事を今日の日記に書いているのかは、疑問に思ってはならない。

 トーマス「・・・・・・・・・ドスン!!イタタタタ・・・ 人の家に忍びこむってのも一苦労だな・・・」

 な、なにぃ!? トーマス町長が泥棒!? しかも防犯対策をしていない煙突から進入するなんて・・・。

 トーマス「よしよし、ちゃんとくつ下がかかってるね。今年のプレゼントはどれだったかな。」

 ・・・これって、サンタクロースのマネ?
 そうか、ミネラルタウンにはこんなイベントもあったんだ。でもプレゼントなんて、大人になってもワクワクするよな。いったい何がもらえるんだろう。

 トーマス「暗くてよく見えないねぇ。どれだったかな?これだったかな?・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・これにしておこう。」

 こらー! そんないい加減な決め方するんじゃない!


≪2年目 冬の月 26日 (木) 雪≫

 靴下に入っていたのは、ラッピングされたミスリルだった。ここへ来た当時は苦労して探したものだが、今の私にとっては何の役にもたたない物だ。しかしせっかくなので、整理棚に入れて保管する。役立たずアイテムコレクターの私だが、9コが10コになったところで喜びはないし、こんなことで夜中に忍び込まれたくはない。来年は暖炉(煙突の下)に火をつけておこう。
 ちなみにミスリルの出荷額は40Gで、ラッピング代は100G。これは私がコロボックル達に払っている給料(50Gで買った小麦粉ラッピングして渡している)に匹敵する、超過剰包装だ。
 ・・・もっともプレゼントと給料の違いを考えると、比較にならないような気もするが。

注:この日、本当は寝る前に暖炉に火をつけていた。しかしそのとき「あちっ!」とかいうメッセージが表示され、うっかり読み飛ばしてしまった私は、読み直すためにリセットをした。しかしその後、10回以上やりなおしたにもかかわらず、謎のメッセージは表示されず、私は火をつけずにプレイを続行した。これは一体、なんだったんだろう。まさかとは思うが、その時すでにトーマス町長が・・・。


≪2年目 冬の月 27日 (木) 雪≫

 朝食はまつたけごはんだった。一体、これは何事だろう。今日はめでたい日なのだろうか。
 考えてみたが何も思いつかない。ということは、「お仕事がんばってね」あるいは「いつもご苦労様」という意味なのだろうか。
 農業収入が中心の私たちにとって、冬は厳しい季節だ。今月のここまでの収入は約15万G。月末にしては、あまりにも寂しい数字だ。私が仕事をさぼっていれば、10万Gにも満たなかっただろう。日記には遊んだことしか書いていないが、実はまじめに働いていたのだ。
 カレンは、私が副業までして家計を支えていることに気付いていたのだろうか。そしてまともな料理は作れないのに、私のために頑張って作ってくれたのだろうか。
 カレンは私を支えてくれる。ならば私も、その思いに応えなければならない。

 うぉー、やるぞぉ!
 愛する妻のためならば、例え火の中、水の中。地の底だろうと怖くはないわ!
 ・・・気が付くと、私は地下167階まで潜っていた。

 我に返ったところで状況を分析する。ここは湖の鉱石場。噂では地下255階まであるらしい。栄養ドリンク代わりの飲み物を大量に持ってきたこともあり、体力はまったく問題ない。せっかくだから、最深部を目指してみよう。

 下の階へ行くためには、地面に埋まっている階段を探さなければならない。この階段の出現場所には法則があるのだが、深い階になると法則が変化しているようで、進む速度が急激に落ちてしまう。狭い空間よりも、浅い階の法則が通用する大広間の方が楽なほどだ。
 狭い空間で10回以上も道具を振るうのは当たり前。まともに探していては体力が持たないうえ、階段が存在しないことさえ珍しくないため、セーブとロードを頻繁に繰り返す。
 もはや根気との戦い。それを支えているのは山師としての意地。そして妻への愛。
 鉱石場に入ってからおよそ(現実時間で推定)8時間後、私はついに最深部、地下255階に辿り着いた。

 貴重な宝石を探して石を砕く。おや? これはもしかして・・・。
 そう思った瞬間、私の隣にかっぱが現れた。私が持っているかっぱの玉が9コになったので、かっぱの秘宝という道具と交換してくれるらしい。交換した後、かっぱ「もう来るな。」といって逃げていった。言われなくても、こんなところまで2度とこないよ。

 苦労した割に見返りは少なかった。かっぱの秘宝はあまり役に立ちそうにないし、一番の目的だった貴重な宝石も、期待していたほどには見つからなかった。貴重な宝石というのは2種類あり、どちらも出荷額1万Gなのだが、入手できたのは僅かに9つ。1日で9万Gといえばかなりの金額だが、現実時間の8時間で9万Gというとたいした額ではない。それでも今月の収入を一気に増加させ、カレンを安心させることはできそうだ。


≪2年目 冬の月 30日 (月) 晴れ≫

 今日は大晦日だが、いつもと変わらず宝石掘りと魚釣り。しかし今年の冬は充実していた。しかも妻の励ましにも支えられて予想外の大幅黒字にできたので、赤字にしないという目標は、十分に達成できたといえるだろう。

 夜中にマザーズヒル山頂へ行き、年越しの集いに参加する。これは初日の出を見るという催しだ。本当はカレンと来たかったのだが、身重の妻を極寒の深夜に山歩きさせるわけにはいかない。しかし離れていても、私の心の中にはいつも彼女がいる。
 カレンと一緒に暮らしたい。そしていつまでも2人で歩んでいきたい。婚約当時のその気持ちは、今でも変わっていない。そしてこれからも・・・。

 空が明るくなってきた。そして見えてきた初日の出。

 「この町にとって、今年が、いい年でありますように・・・。」

 きっと毎年繰り返されてきたこの願い。誰もが望み、しかし決して実現することのないこの願い。でも私は希望をもっている。ミネラルタウンならば、この町の人たちならば、理想を現実にすることができるのではないだろうかと。

 人の想いは奇跡を起こす。だから私は朝日に願う。
 願うだけでは変えられない。だから私は、この町で生きていく。

 「この町にとって、今年をいい年にできますように・・・。」


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 データは春の月の1日に目を覚ました時点での、家計簿などから拾って計算しています。
 冷蔵庫や整理棚に入れている物は含まれていません。
 この他にもゴミを58個(合計186個)釣っています。

牧場関連
先月まで 今月 合計
収入 1,533,478 261,448 1,794,926
支出 862,010 103,870 965,880
増改築 風呂,鶏小屋,牛羊小屋 なし 風呂,鶏小屋,牛羊小屋
0面 0面
力の木の実 7+1 +2 9+1
妻(愛情度) 10 10
犬(愛情度) 10 10
馬(愛情度) 10 10
鶏(愛情度) P,10×7羽 変化なし P,10×7羽
牛(愛情度) P,10,9,9,8,4,2 省略 P,10×4頭,7,5,2
羊(愛情度) P,8,7,5,3,0 省略 P,10×2頭,8,5,3,1
道具 全て5(ミスリル) 省略 クワ,オノ,じょうろ,釣り竿:ミスリルと祝福
カマ,ハンマー:ミスリルと呪い
レシピ 74 +5 79

出荷数
先月まで 今月 合計
かぶ 513 513
じゃがいも 395 395
きゅうり 429 429
きゃべつ 156 156
いちご 129 129
トマト 420 420
とうもろこし 409 409
たまねぎ 784 784
パイナップル 340 340
かぼちゃ 124 124
なす 1160 1160
にんじん 552 552
さつまいも 1831 1831
ピーマン 1544 1544
ほうれんそう 333 333
たまご合計 589 15 604
マヨネーズ合計 478 194 672
牛乳合計 129 40 169
チーズ合計 68 108 176
リンゴの木関連 240 18 258
山菜等合計 177 177
薬草合計 806 20 826
魚合計 448 31 479
羊毛合計 18 25
毛糸玉合計 10 19
アクセサリー合計 109 109
鉱物(宝石以外)合計 330 32 362
宝石合計 258 467 725
その他(特殊りんご含む) 10 10

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