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≪2年目 春の月 14日 (日) 晴れ≫

 今日は春の感謝祭。お世話になっている女の子にクッキーをあげる日なのだが、冬の感謝祭というのもあるので、そのお返しをするという意味もあるのだろう。ホワイトデーのようなものだろうか。去年は何もできなかった私だが、今年は違う。クッキーを焼いて女性みんなにプレゼントだ!
 ・・・と思ったのだが材料が足りなかったので、同年代の5人に限定することにした。

 しかし日曜日とは日が悪い。雑貨屋が休みなのでクッキーラッピングすることができないし、カレンポプリは仕事が休みのため、居場所が分かりにくいのだ。
 まあいいや。どうせ牧場の仕事はコロボックル達が全部やってくれるから、1日かけて5人を捜せばいいんだ。

 予想通り、マリーエリィランはすぐに見つかった。問題はここからだ。ポプリとは、昼間に広場と教会で出会った覚えがある。そこで行ってみたのだが、どちらも空振り。時間が早すぎたのだろうか。そこで家の方に行ってみたのだが、鍵が閉まっている。すれ違ったとは考えたくないのだが、広場を通ってまた教会へ行ってみると・・・ポプリ発見! ふう、これで4人目だ。

 飲兵衛のカレンとは夜の酒場で出会えるはずなので、時間つぶしに海釣りに行く。その途中でトーマス氏と出会って立ち話。

 トーマス「ヨシヒトくん、おつかれだね。キミも土日くらい休めばいいのに・・・ そうもいかないんだねぇ・・・」

 皮肉かい!

 カレンとは、予想通り酒場で出会うことができた。

 カレン「嫌なことなんて、のんでぜんぶ忘れられたら楽なのにねぇ。」

 まったくだ。
 しかしカレンの嫌なことってなんだ? 幼馴染のリックに愛想をつかして喧嘩してしまったことか? それとも父親のジェフさんがツケで物を売ってしまうせいで、自分がツケの取り立てをしなければならないことか? いやいや、誰かが女神様ならぬ女神さまを呼び出したせいで、子供の頃からの幻想を壊されてしまったことかもしれない。まてよ、友人の一人から、危険人物扱いされていることの方が大きな問題だな。
 ・・・しかしカレンの周りには、ロクな男がいないな。いや、こんな男達でも放ってはおけない優しさのせいかもしれない。こういう人って必然的に貧乏くじを引くから、報われない人生を送るんだよな。カレンの場合はワインが好きだから、ストレスをアルコールで発散させようとして、将来アルコール中毒になってしまう可能性もある。彼女を支えられる、いや苦労から解き放てる親友か恋人がいればいいんだが。
 ・・・って、一番の原因である私が言うことじゃないんだが。

注:クッキーを作るときに足りなかったのはバター。牛を自家生産する方針のため、材料の牛乳が手に入りにくいのだ。ちなみにこのゲームのバターは、牛乳とミキサーで作る(塩を入れてもいい)。バターは基本的な材料でありながら、自力で作らなければならないので、ネタバレになるが書いておく。


≪2年目 春の月 15日 (月) 雨≫

 今日はキャベツの収穫日。キャベツは収穫までに時間がかかるうえ、種が高いため、1年目には育てていなかった。つまりこれが始めての収穫だ。キャベツは出荷額が高いために食べてしまうのはもったいないのだが、私にとっては数少ない好きな野菜の1つ。やはり1つは味見を・・・と思ったが、人間らしい生活を目指している私は思いとどまった。やっぱり、ちゃんと料理して食べよう。

 仕事を終えて帰宅した私は、このところ日課になっている夕食を作る。材料はもちろん、朝収穫したばかりのキャベツ。そしてもちつき大会でもらったおもち。この両方を使える料理といえば、お好み焼きだ。お好み焼きにお餅を入れるというのが一般的なことかどうか分からないので、失敗作になったらどうしようという不安はあったのだが、無事においしそうなお好み焼きができた。やっぱり食材は料理して食べないとね。
 ・・・もっとも料理したところで、食べ方はいつもと同じなのだが。


≪2年目 春の月 16日 (火) 晴れ≫

 ミスリルの釣り竿を手に入れた。これですべての道具が最高品質になったということだ。もっともテレビによると、ミスリルをも上回る、呪いの道具というのもあるらしいのだが。
 しかし呪いの道具か。トーマス氏が牧場を崩壊させたのは、それを入手したせいかもしれない。するとトーマス氏自身には責任がない可能性もある。いや、教会の懺悔室に行けば呪いを解いてもらえるみたいだから、それを怠っているのはトーマス氏の怠慢だ。いやいや、カーターさんに呪いを解く力が本当にあるのかどうか分からないのだから、結論を出すのはまだ早い。

 フリスビーの練習後、いつもの桟橋で釣りを始める。そしてミスリルの釣り竿で始めに釣ったのは・・・空き缶! こんなこと、前にもあったような・・・。
 しかし約20%もの確率でゴミが釣れるなんて、ミネラルタウンの釣り場はどうなっているんだ? 不法投棄反対! ゴミは最後まで責任を持って処分すること! 冗談じゃないよ、まったく。


≪2年目 春の月 18日 (木) 晴れ≫

 18日といえば草競馬の日。しかし今日はギャンブラーではない。いや、ギャンブラーではあるのだが、一番の目的はレースに出場することだ。そう、今日はルドルフのデビュー戦があるのだ。このことは村中に知れ渡っていたらしく、会場につくや否や、みんなから激励を受ける。ルドルフのチケット(馬券)を購入すると言ってくれる人も多い。これは負けるわけにいかない。

 私たちが出るのは第3レース。ルドルフのオッズ(配当倍率)は・・・59倍!? な、なんと、最下位の4番人気ではないか。確かにルドルフは子供の頃は体が弱かったし、大人になったばかりだし、これがデビュー戦だから仕方がないのだろうけど、それにしてもねぇ。
 ところでこのオッズ、どうやって決めているんだろう。普通の競馬と同じように、人気を元に計算しているのだろうか。それとも胴元のトーマス氏が適当に決めているのだろうか。
 どちらにせよ、みんなの激励が口だけなのは明らかだ。こうなったら是が非でも優勝して、ルドルフに全財産をつぎ込まなかったことを後悔させてやろう。

 これまで草競馬は2度(6レース)見学しているので、先行策が圧倒的に有利なのは分かっている。大切なのはスタートダッシュと、一定のペースで走り続けることの2つ。そして最後は全力疾走だ。

 レースは予定通りの展開になった。スタート直後に2度のムチを入れて先頭に立ち、その後は2番手の馬の様子を見ながら、こまめに1回ずつムチを入れる。そしてゴールが見えた瞬間、火の出るようなムチ連打! 動物愛護団体からの苦情はお断りだ。
 愛のムチ(違う)に応えてくれたルドルフは、1番人気(オッズは4倍)の馬に首差をつけて、1着でゴールした。

 今回はルドルフのおかげで大もうけをさせてもらった。出場したレースでは1番人気と2番人気の馬のチケットも買っていたため(笑)、全部で34650G(7頭に99枚ずつ)もの出費になったが、なんといっても59倍は大きい。これだけでもメダルが5841枚だ。

 一日の締めくくりはまつたけごはん。どうもまつたけは、呪いのハンマーを手に入れなければ入手できそうにないので、秋に自力で採取することは諦め、景品として1本もらってきたのだ。
 うーん、いい香り。でも所詮は “匂いマツタケ、味シメジ”。マツタケの良さって、香りと気分だけなんだよね。もっとも競馬プチ成金の私には、ピッタリかもしれないけれど。

注:香りも気分も、食べ物をおいしく食べるための重要な要素。この文章のように馬鹿にしてはいけない。


≪2年目 春の月 19日 (金) 晴れ≫

 げげっ、ルドルフの愛情度が1つ下がっている! これは草競馬での愛のムチのせいなのか!? それともこっそり、ライバル馬のチケットも買っていたのがばれたのか!? あああ、秋にはにんじんを一杯食べさせてあげるから、許してくれよー!

 ・・・参った。今日は20面近くも収穫ができるのに、コロボックルがみんな休みだ。手間を省こうとして、全員の休暇を同じ日にしていたのが失敗だったか。
 ・・・しかたがない。この光景は見なかったことにして、収穫するのは明日にしよう。

 で、いつものフリスビー。このところのポチの上達は目覚しい。私が力いっぱい投げ、それをポチが全力で追いかける。これはもはや遊びの域を越えている。なにせ私自身、遠くへ正確に投げるためのトレーニングが必要になってきたほどなのだ。
 本日の2投目。まずまずの飛距離が出そうだ。しかしそれに追いつけないポチではない。猟犬のごとき走りで一気に間を詰める!
 ・・・あちゃー、ポチが速すぎてフリスビーを追い越しそうだ。私が新たな問題にぶつかったかと思ったその瞬間、ポチが跳んだ!?
 な、なんと、フリスビーを空中でキャッチ。ポチって、一体なにものだ? ボールにじゃれつく姿からは、とても想像ができないんだが。

 犬の話題をもうひとつ。
 と書けばお分かりだろう。われらがアイドル(?)、野犬のおでましだ。実は今年になってからも2回ほど来ていたのだが、野犬の話に飽きてきたので、日記には書かなかったのだ。しかし今日はタイミングが絶妙。明日が雨なので動物たちを小屋に入れ、あとはが2羽とルドルフだけというところで来るものだから、野犬がノンキに吠えている間にみんないなくなってしまったのだ。
 誰もいない牧場で吠えるのが恥かしくなったのか、野犬は小さくなって帰っていった。

注:ルドルフの愛情度が下がっていたのは、実際には出場登録の関係で、2日ほど世話をしていなかったためと思われる。


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