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   未来流の腹部は、太い男根が奥へ進むたびに、その形がわかるように丸くふっくらと膨らんだ。

   麗二が根元までうずめ、そこで一度動きを止めると、未来流が驚いたように声を上げる。

   「あ、嘘だ。こんな奥まで入るの? こんなに深い! 身体のずっと奥まで太いのに突かれてる!

    ボク、どうなるの? どうしたら、良いの? 」


   「大丈夫だからな、未来流。俺に任せておけ。それに、これで根を上げていたら大変だぞ。

    俺は、こんなモンじゃ無いからな。」


   麗二は意味深に微笑むと、小刻みに腰を揺すり始めた。

   未来流の身体の中で、麗二の男根が襞にこすれながら大きく膨らんでいった。

    喉で起こったのと同じだった。


   まるで生き物が大きくなるように、あっと言う間に傘が開き、楔を打ち込むように粘膜へ

   深く食い込んだ。
こうなると、どんなに麗二と未来流が動いても、その男根は外れる事は無い。

   人狼のモノには、相手を確実に孕ませるためカエシがついている。

    麗二はそれが良く発達していたのだ。


   それだけではなく、せり出すように奥へと伸びた亀頭部分は、麗二が腰を動かさなくても、

    自然に蠕動運動を行ってい
た。まるでそれが意思を持っているように、未来流の襞を

    かき分け激しく摩り上げていた。


    今まで、麗二のコレを味わって、虜にならなかった女性はいなかった。どんな相手でも数分で

    悶絶してしまう。


   「あ、あ、何コレ? 何? あ、凄い! あ、ダメ! 」

   未来流は、夢中になって腰をゆらしながら、波のように襲ってくる快感に身悶えていた。

   麗二は、喘いでいる弟の腰へ手を添えると、本格的に抜き刺しを始めた。

   未来流の下腹部へ激しく腰を打ち込んだ。

   ばんばんと打ち込む音が部屋中に響いている。

   麗二がぎりぎりまで外へ男根を引き出すと、傘に引きづられ赤い粘膜も捲れて見えた。

   逆に今度は奥深くまで腰を入れると、内蔵を突き破るほどの衝撃を未来流に与えた。

   未来流は何度も高らかに悲鳴を上げていた。

   前立腺のある敏感な腸壁にはせり出した傘が擦れて当たっているし、奥には長く伸びた亀頭が

    蠢いていた。それが小刻みに振動しながら、粘膜を激しく擦りたてている。


   「あうっ! もうダメだよ。ダメェ〜、ダメェ〜! 」

   未来流は、かすれた声をあげてのたうっていた。

   その身体は、嵐の海で漂う小船のように揺れ動いていた。

   必死で兄の背にしがみつくしかない。

   麗二は、肩に未来流の足を担ぐようにし、さらに体重を乗せて深く腰を打ち込む。

   ますます太くなった棍棒で、腹を抉るように攻め立てた。

   速度を増す注挿の速さは、麗二の快楽の深さも証明していた。未来流の粘膜は柔らかく、

    しかし、強い弾力で、麗二の男根を絶えず締め上げていた。


   本当の事を言えば、麗二の女性経験は豊富だったが、男性との経験は、これが初めて

    だったのだ。
まさか、男の尻がこれほどの快感を与えるとは思っても見なかった。

    それも、自分の弟を相手にするとは、考えた事も無かった。


   しかし、麗二はその魅力に夢中になっていた。




                              
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