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   赤い髪の男は、未来流の背後からのしかかるようにすると、硬く反りあがった砲身を

    その蠢く場所へ押し当てた。


   男のモノは太く極端に長かった。成人男子の三倍の長さはあるだろう。

    その先端は拳のように丸く膨れ、まるで鎌首を持ち上げたコブラのようだった。


   獲物を狙うようにゆらゆらと揺れながら、そのコブラは紫色をした猛毒の先走りを吐き出していた。

   少年の良く締まった括約筋の感触を確かめるように、亀頭部だけを尻穴へ潜らせる。

    指三本で存分に解したはずだった
が、巨大な異物の侵入を拒絶して強く押し返してくる。

   この尻穴は、どうやら処女のようだった。

   「あうっ、あ、あ………… 」

   人狼の子供は喘ぎながら、尻を自分から男根に擦りつけるように揺すっていた。

    もっと強い刺激を欲しがるように柔らかい襞が、男の亀頭部へ吸いついてくる。


   「全く、とんでもね〜ガキだ! 」

   蛇神の毒にやられても、その反応には個人差がある。

   亜人は神経毒を摂取すると性的に興奮するが、身体は動かせなくなる者が大半だった。

    ぐったりと横たわり、意識が混濁し朦朧状態になる。


   だから、目の前にいる人狼のように平気で動き回り、思考は乱しているが、

    自我をわずかながらでも保っていられる者は、そうはいない。


   どうやら毒への強い耐性を持っているらしい。

   さらに、感じやすい淫猥な身体をしている。

   男達は、いつも亜人を弄んだ後は路上に捨ててしまう。

   意識を無くしたまま死ぬ者もいるが、男達の知った事ではないからだ。

   しかし、赤い髪の男は、この少年を連れ帰って自分の種を孕ませようと考えていた。

   蛇神は、雌雄同体の種族だった。雄や雌などの細かな識別は持っていない。

    他種族の雄が相手でも、その腸壁に子宮と胎盤を作って、子供を孕ませる事が可能だった。


   これだけの毒物耐性を持っている亜人なら、蛇神との情交もいくらでも可能だし、強い子供が

    たくさん作れるだろう。


   相棒の大男も同じ事を考えているらしく、少年の髪へ指を差し込むと頭を抑え、嬉しそうに

    その可愛らしい口へ巨大なイチモツを突き込んでいた。


   蛇神が他種族を襲うのも、そんな理由があるからだった。

   次世代の強い子供が欲しいのだ。



   赤い髪の男は、さらにとんでもない事に気がついた。

   少年の尻の巧みな動きと粘膜の蕩けそうな感触に、まだ中に入れてもいないのに、

    射精欲求がみるみる高まるのを感じたのだ。


   「グッ」

   睾丸が一気にせり上がり、男が堪えようとするのを無視し、ペニスは濁った汁を

   噴水のように吹き上げた。それは未来流の尻から背中一面にかかり、ポタポタと床に滴り落ちた。


   しかし、萎えるどころか。再度大きく腹に反るように勃起してしまう。

   「な、何だこりゃ?」

   少年の全身からは、素晴らしい芳香が立ち上っていた。

   それは男の鼻腔を柔らかくくすぐり、脳髄の深い部分を焼けつくように熱くする。

   その香を吸い込むたびに、射精したばかりの雄に血液が集まり、硬く大きくなってゆくのだ。

   おまけに、少年の尻の襞は蕩けるように柔らかく、今まで抱いたどの者よりも素晴らしかった。

   男は涎を垂らしながら、また自分の起ちあがったモノを未来流の尻へ必死にこすりつけていた。

   「何て身体をしてやがる! 一体、どうなってんだ? お前は俺のモンだ。俺のモンだからな! 」

   男は夢中になっていた。




                                     
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