*2010年1月のワタクシ。*
あけましておめでとうございます。
寅年っつー事で、トラ柄のお姉さんを年賀状にしました。
当初は髪を黒金メッシュにしようとか、耳みたいに左右に結い上げようとか、最初に浮かんだのが竹だったので、竹林にたたずむ
着物姿(黄と黒の縞、黄八丈みないな?)の女性、というのを考えて、
着物着て髪結って携帯写真まで撮ってみたんだけど(笑)イマイチ、というかどうにも気が進まなくて。
去年はとにかく、ダイビングにハマッてしまって、数えたら年間70本潜っていた(爆)
でも、さすがに少し落ち着いて来たというか、何でも潜ればいいってモンじゃないやな、という気がしてきたような(以前は本当に、タンク背負って水に入れたら何でも嬉しかったのよ)。
通算100本も軽く超え、知らない人に「何本ですか?」と聞かれるのが恥ずかしくなって来た、だって「ベテランですねぇ〜」とか言われちゃうもん。
実力が伴えば、恥ずかしくないんでしょうけどね。
今年はもう少し落ち着いて、有意義な潜りを目指そう。
年明けに、昔は初日の出を見に行ったものだけど、ここ何年かはそういう事もしなくなっていて、実家の寝室が東向きなので、窓から覗いて山から昇る日の出に挨拶する程度になっていたが、ここ半年ばかり早朝ジョギングを(切れ切れながら)続けて来たので、今年は行こうかな?という気になった。
実家から海は徒歩圏内、残念ながら厳密には対岸から出るのだけど、海と日の出の取り合わせは、とても気分がいい。
幸いそんなに寒くもなく、天気も良さそう。
6時前に起き出して、母を起こさないようコソコソと支度して出る。
まだ薄暗いが、日の出を見る人は意外にいて、こんな時間でも人通りは多い。
海まで走ると一山超える形になり、ちょっときついし間に合わないかも、と思い、もう少し近くの丘に登って見るコースを取った。
丘ってくらいだから、当然登りがあるワケで、おまけに急勾配の階段だったりして、ちょっと「無理。」と思いつつ、形だけ走ってるっぽく登り終えると、前を歩いていたおばさんが振り向いて「あらぁ〜、富士山!!」。
白い雪を全身に被った富士山が、見事に見えてる。雲さえかかってない、すごい。
後から来た老夫婦も一緒になって、すごいすごいと言い合って、なんかいい年になりそうね〜なんて言って、取りあえず拝む。
海を見下ろす丘の頂上へ行くと、日の出を待つ善男善女が鈴なり状態。
汗が冷えるとイヤなので、ぐるぐる走って日の出を待つ。
初日の出が顔を出すと、皆手に手に携帯を持ってカシャカシャ。
…私も持って来ようか悩んだんだけど、走るのに邪魔かな、落としてもイヤだな、と家に置いて来た。ちょっと残念。
上空は晴天だが、水平線付近はちょっと雲があって、雲からの日の出になったけれど、なかなか絵になる初日の出、シッカリ拝ませてもらいました。
しかし、人々がいっぱい詰めかけて並んで立ってる真ん中で、車ふかして居座ってたバカ一家!
せめてエンジン切りなさいよ。
たださえ場所塞ぎで迷惑なのに、排気ガスまき散らして感じ悪いったら。
と、正月早々ちょっとプンプンしてしまったが、走り足りないので反対側に丘を下って、すぐ近くの父のお墓まで行ってみた。
お線香も持ってないけど、一週間前の命日に供えた花がけっこうキレイに残っていたので手入れして水を替え、一応手を合わせてご挨拶。
帰り道は別ルートを取って、丘を迂回する道にした、だって急勾配は苦しいんだもん…オーバー気味の体重がモロにかかって(笑)。
家に戻ると母がお雑煮を作ってくれていたので、慌ててシャワーをあびて普段着姿で朝食。
今年はおせち料理を作らない、と母が宣言し、私も年末ギリギリまでバタバタして手伝わなかったので、殆ど市販品、かと思ったら、けっこう煮物とか作ってあった。
本当、働き者。
食事の後一休みして、着物を来て、姉一家が来たので一緒に昼食。
甥っ子1号は去年に引き続き受験のため欠席。2号がデカくなっていて、たまげてしまった。
考えたら2号は去年の正月以来、1号に至っては一昨年の正月から会ってないかも。来年は2号が受験だから来ないのかな?
朝富士山がキレイだった話をしたら、母が見たがったので、姉一家の車に乗せてもらって、見えそうな(朝とは別の)丘まで行ってもらう。
なんでも昔、母がここから富士山を見てキレイだった、という場所だったんだけど。
ん〜、やはり上空は晴天だけど地平近くは雲があって遠くの山も霞んでいて、ちょっと富士山は見つけられなかった。
でも、昔に比べてマンションもいっぱい建ってしまって、もしかしたらもう、晴れても見えないのかも。
母が古い着物を「着ていいよ」と出してくれたので、今日も朝から着物を着て、朝食後、
昨日見損なった富士山を見に行く。
今日も日本晴れ。初日の出を見た丘に登ると、シッカリと白い富士山が見える。
良かった良かったと、墓参りをして、天気もいいので“ちょっと”散歩して帰る事に(これが危険なんだけど…)
昨日富士山を見に行った丘は、お墓から歩いて行ける、道を知っていると母が言うので、もう一度行く事にした。
着物姿なんだけど……二山超えて、途中道に迷い(知ってると言った道は10年前の道だって!)持って来た水も底を付き。
おまけに、年末から何とな〜く、喉がイガイガしてイヤ〜な感じはあったんだけど、なんだか腫れて来たのを感じる。
機嫌が悪くなって来た頃に、やっと昨日の場所に到着してみれば、なんと、富士山が見えている!
やはり今日も山のすぐ上は雲がうっすらかかっていて、なかなか見つからなかったが、日の出を見た丘より(手前の山に隠れて)大分小さく、白い三角型が見えている。
なんだか達成感があった。
帰る途中で昼食に蕎麦を食べて、家に戻ってから、葛根湯を飲んでベッドに入る。
でも、手遅れだったようで、夜になってドンドン喉が痛くなったので、熱を測ったら37℃あった。
風邪薬を飲んだら、翌朝には熱は下がったが、喉の痛みは残って、結局こじらせる事になってしまった。
まだ喉はちょっと痛むけど、熱はすぐ下がったし鼻も咳も来ないので、きっと大丈夫。
と、高をくくって、新年会をハシゴした。
まずは和裁の関係で知り合った『和楽会』のお座敷新年会。
母が正月に出してくれた薄紫の小紋“シルック着物”に、やはり母の黒地に赤の花柄の帯で参加。上着は悩んだ末(たいして選択肢は無いけど)去年の世田谷ボロ市で300円で買った、白地に青系の梅の花柄の羽織にした。ちょっと汚れも付いてるし丈が短いんだけど、柄や色味がお気に入り、春っぽくていいかなと。
御徒町駅前の、魚の総合デパートみたいな所にある宴会場大広間。
ちょっと遅れて駆け込んで、あまりにちゃんとお座敷なんでビックリしてしまった(笑)。
総勢50人ばかり、芸者さんを上げての大騒ぎ。
参加者はカッポレの教室、着付け教室、それに和裁教室と、和物関係の繋がりなので、当然のごとくほぼ全員が着物姿。(洋装は一人だけだった!)
参加のおばさま方のお着物の、華やかな事!本当に和服っていいなと、こういう時思う。
お座敷には金屏風の立ったステージスペースがあり、参加者による日舞やカッポレのご披露、芸者さん達の艶やかな踊りとほぼ休み無く続く。
“POP三味線 マーサ☆リノウエ”さんの愉快な演奏&漫談も楽しかった。
長唄三味線で『津軽じょんがら節』〜『ベンチャーズ』〜『スモークオンザウォーター』メドレーでやったり、昔バックで歌っていたという山口百恵の歌を替え歌にしたり。
芸者さん達が仕切って『とらとら』
『金比羅船々』等々のお座敷遊びも、実際見るのは初めてだったし、知り合いが参加したので面白かった。
知り合いも、初対面の人も、着物という共通の話題があるので話もしやすい。
去年足袋屋でオーダーした桜柄の足袋を履いて行ったので、誉めてもらったり、芸者さん達にお座敷では絶対足袋も半襟も白!なんて話を聞いたり。そうか、そう言えばそうね、ゲイシャと言えば必ず白襟白足袋。
オフィシャルな席では柄物はNGだものね。
着物や帯を誉めれば、「娘時代の着物なんですよ」と頬を染める奥様、「リサイクルショップで安かったんですよぉ〜」と店を教えてくれる若い人。
遅れて、ダイビングのイントラT氏とYさんもお揃いで登場。
思えば、和裁もダイビングも、彼の紹介で始めたんだよね。本当にお世話になってます。
そんなTさんは今日もフンドシに白鳥君を仕込み、黒いマスクとムチを取り出して周囲を湧かせていた………。
カッポレで踊った四人のうちの二人の衣装は、和裁教室で去年私が縫ったもの。
ちゃんと着て、踊ってもらえて、ちょっと充実感があったな。ちゃんとしたカメラを持って行けばよかった。
他にも二人、着物を縫わせてもらった人を紹介してもらった。一言ご挨拶ができて、嬉しかったけれど、あらためてもう一度。
こんなペーペーにやらせてくださって、本当にありがとうございました。
※三味線芸人マーサ☆リノウエさん、ブログに新年会の事も書いてました。
マーサさんの和楽会新年会の日記はこちら。
二次会はパスして、横浜は山手まで。
京浜東北線で乗り換えナシで座って行けたのでラクチンだった。
他のメンバーは中華街で食事して来るという事で、電車に乗る前にメールを入れておいて、駅に降り立って見ると「今となり駅」のメールが入っている。
本当に便利な世の中(笑)。
こちらもダイビングですっかりお世話になっているS氏(ダイビングの葉山限定師匠である)と、バディのMさん、一昨年石垣島で一緒に飲んだN夫妻。
山手駅で待ち合わせして徒歩20分くらい?
かつては米兵が集ったという本牧の盛り場は閑散としてシャッターが目立つ。
老舗の会員制バー『ラ・ジョイ』へ連れて行ってもらう。なんとS氏、会員なんだそうで。何者…???(笑)
横浜生まれ育ちの私だけど、そういう所は全く知らずに来てしまったので、新鮮な体験。
入り口の横に会員カードを差し込むと、薔薇の花型にガラスがはめ込まれた鉄の扉が上に上がって中に入れる、なんだかものものしい…ドキドキ。
ロン毛に色眼鏡の不良オヤジ風(笑)が店の前で待っていて、席に案内してくれる。
なんでも『フリーチャチャ』(『ハマチャチャ』とかも言うらしい)というダンス発祥の場なんだそうで。
そのフリチャチャの考案者がバーのマスターで、S氏の昔馴染みだというので、会うのを楽しみにしてたんだけど、残念ながら本日は欠勤。
理由は「昨日飲み過ぎたから」…うーん、不良だ。
その人がいれば2階で飲めたらしいんだけど、今回は1階で。
途中ちゃっと2階を見学させてもらった。
『あぶない刑事』のロケにも使われたそうで、なかなか雰囲気ありました。
カメラ持って行けばよかったな。
かのザ・ゴールデン・カップスの店もご近所で、行ったり来たりの仲だという。私には、まさしく本で読んだ事しかない世界だ。
S氏は私と同世代。
30年前の横浜若者文化について、(1階の)マスターと色々話して聞かせてくれた上、フリーチャチャも二人で踊って見せてくれた。
おお!踊っている。ちゃんと振りも揃っている。やっぱりS氏、何者……(笑)
基本ステップは単純だと言うけど、テンポが早いのでワケが分からない。
(…まあ、バレエのクラスで、一人反対回りする私ですから……トホホ。)
同じ時代をごく近い地域で生きて来て、見て来た物はまるで違う。
ましてや、Mさんは高校の同級生。それが歳取って再会して、一緒に海に潜ってるなんて、当時想像もしなかった。
もう大丈夫かな、と思ったけど、やっぱり風邪で体調が悪いらしく、だんだん喉が腫れて来るのが分かる。
注いでもらった白ワインも、殆ど飲めなかった。
翌日も早くから外出予定があったし、なにせ着物姿だったしで、電車のあるうちに引き上げて来たけれど、夜はこれから〜って感じで残った人達は盛り上がったようです、残念。
でも、翌朝起きたら声が出なくなっていて、あ〜無理しちゃったな〜と反省。
また元気な時に、着物じゃなくて踊れる服装で、行ってみたいです。
暮れからちょっと喉が痛かったんだけど、忘年会疲れかな〜程度に思っていたら、正月2日に風邪で熱を出して寝込んでしまった。
37℃程度で、市販の風邪薬を飲んで翌日には平熱に戻ったので安心して、4日には仕事場に戻り、5日はスポーツクラブへ行ってサウナに入り(さすがにジムもプールも行かなかったけど…)喉の痛みは残るまま8日はシナリオ教室OBの勉強会、9日は新年会のハシゴ(詳細は後ほど)と外出してたら、10日の朝起きたら声が出なくなっていた。
10日は和裁教室で出席の連絡を入れてしまっていたので、熱も無いし出かける。
本当に声が出なくて(痛みはそうでもないんだけど…)夜にはついに咳も出始めた。
こりゃアカン、と遅ればせながら思い、翌11日に近所の耳鼻咽喉科へ出かけたら、祝祭日につき休診。きい〜
おりしも寒波到来、すごい寒い思いして出かけたのに〜(泣)!!!
12日、やっとの事で病院に行き、鼻の穴から管を突っ込まれてカメラで覗く。
自分の声帯っつーモンを見た。キモチワルイ……。
意外と見た目はたいした炎症も無いように見えたけど、医者に言わせると腫れてるんだそうで(覗く必要あったのか?)お決まりの抗生物質、咳止め、痰きり薬を処方されて戻る。
当日はたいして効果を感じられず、13日になってやっと、少し声も戻り、咳も治まりつつある、みたい。
もう寝るの飽きたし、サウナに入った日に生涯最高体重をマークしてしまったしで、いいかげん元気になりたいっす。
ストレスたまるわぁ………。
海もキレイな季節なのに、当分おあずけかな?
なんか、さんざんな年明けになっちまいましたわ。
熱もないのに安静にしてるのって、けっこう難しくて、やたら読書が進んでしまった。
図書館で借りたダイエット本の一つに、「潜在意識に働きかける」というのがあって、やってみたくてウズウズ。
せっかく(細々とだけど)続いてたジョギングも中断中、早起き生活も、もうなんだかワケ分からないタイムスケジュールになっちゃってて、また1からやり直しかな〜。
早く元気になって、走りたい〜泳ぎたい〜踊りたい〜。
風邪もそろそろ治ったかな、と甘く見て新年会のハシゴをしたりなんかして、すっかりこじらせてしまった。
結局耳鼻咽喉科のお世話になって、やっと寝たきり生活を終了できたのが月半ば。
まだちょっと動き回ると咳がぶり返すようで、怯えてしまって引きこもっていたけど、実家に用事があって出歩かざるを得ないので、思い切って実家に行く前に世田谷ボロ市 に寄って行く事にした。
何となくこのところ毎年行っているのに、今回は12月は沖縄旅行にぶつかってしまってダメだったし、ちょっとだけなら気分転換にもいいかな、と。
と言っても、今年はゆっくり見て回る元気は無い。また風邪が悪化しそうで怖いので、帯締めだけにマトを絞ると決めて、厚着してマスクして、のど飴と水を携帯して、暖かい日中に出かける。
幸い、お天気は良いが、寒い!
なぜかボロ市の日って、寒い事が多い気がする。寒風の中歩き回る事自体少ないから、そう感じるのかも。
とにかく今日は風邪でもあるし、そのまま実家へ向かうので荷物が増えるのも困る。着物はスルーして、小物のみチェックして、いつもは世田谷駅から往復するところを片道だけにして、ササッと見て買って上町駅から戻る事にしよう。
と、思ったのが甘かった。
今日が土曜日なのを失念していて、ボロ市会場は物凄い人出。
それも、こう言っては何だけど、商品に殆ど興味も無いような家族連れとか高校生とかがやたら多くて(暇つぶしだな)ごったがえす中買い食いは多いし、ベビーカーは多いし、
ダンゴになってダラダラ歩くし。
とてもじゃないが、目的地を転々と速やかに移動なんてできやしない大混雑。
込み合ってて追い抜きもできず、大量に吊るされた着物を横目で見ながら、もうだいたい分かっている小物を扱う店までの距離を長い時間をかけてノロノロと移動するのが精一杯…。
ウンザリして、予定よりも早めに道を曲がって上町駅から世田谷線に乗った。
収穫は、紫色無地の帯締め1本だけ。500円を払おうとしたら、おばちゃんが400円にまけてくれた(ニコニコ)。
夏用の水色、金の入った芥子色、もちょっと悩んだが
、結局手が出ず。
帯揚げというのは毎年思うけど、あまり出ないみたいで、いいのが全く目に付かなかった。
ゆっくり移動を余儀なくされたので、ついつい帯にも目が行ってしまったんだけど、買う決心がつかず見送り。
いつも入り口近くで地面にシートを敷いて叩き売りしている所があって、青地にスッキリした花の入ったキレイなのが500円の超特価。でも、花の金箔が、かなり無惨に剥げている。
散々悩んで手を離してしまったが、結局その先それより気に入る物は無く、むしろ最初に気に入ったのを見てしまうと他は良く見えなくなってしまって。
もう一本、1000円くらいで小豆色に金で家紋みたいな柄を乗せたのが、かなりキレイな状態であったんだけど、「この柄は何か意味深…」とか思ってしまって、やっぱり手が出なかった。
帰り際、最初の帯に未練が残って、引き返して買う事も考えたけど、あの人ごみを戻るのはゴメンだし、寒いし。戻っても売れちゃってるかもしれないし。
でも正直、悔いが残ってしまった。
物との出会いも一期一会だな、と思う。
来年は体調整えて、元気に参加しよう。
もうちょっとお金の余裕も欲しいところだけど、どうかな〜?
オペラマニアを自称するR子さんのお誘いで、『トゥーランドット』
の映画を観た。
映画とはいえ、オペラ初体験!
こんなんやってる事さえ知らなかったけど、『松竹METライブビューイング』という企画で、METことニューヨークのメトロポリタン歌劇場での上演ライヴ中系と、幕間でのインタビューで構成された映画がいっぱいできているそうな。
事前にR子さんに「オペラ全く知識が無いんだけど…」と相談したら、『トゥーランドット』の歌詞の日本語訳のプリントと舞台中継のCDを送ってくれた(すごい!!!)ので、付け焼き刃ながら予習はバッチリ(笑)。
なんちゃってオペラファンとしては、ベロアの青いワンピースなんぞを着込んで行くが、このスカート、もうちょっと丈が短か過ぎるみたい。近頃手持ちの服が似合わなくなって来た、買い揃える財力は無いし、困ったモンです。
朝の10時開演。新宿ピカデリーのロビーで待ち合わせ、R子さんとNさんと3人で、いそいそと指定客席
へ。
映画は2回の休憩を挟んで3時間以上の長丁場。
実際の舞台と同じタイムスケジュールになっているのかな?
幕間には、やはりオペラ歌手だという女性が出演者やスタッフにインタビューをする。
どうなの?と思ったけど、いわば職場の同僚が相手なせいか、なごやかでいい雰囲気で、ちゃんと聞きたい事を聞いてくれる、いいインタビューだった。
生きるの死ぬのを大声で歌い上げていた主役達が、幕の後ろに入るや「ミュンヘンでも放送するの?息子が見てるのよ!」なんて言って手を振ったりして、なかなか楽しかった。
そして肝心の舞台部分。
豪華絢爛な大道具に衣装、だけど、物語の舞台は中国の宮廷とあって、京劇風衣装というか、私の好みとしては、もうちょっといい加減な怪し気な無国籍風が楽しいんだけどな、なんて思いながら観た。
そして主演の男女が…(笑)…いわゆるオペラ歌手らし〜い容姿でもって、氷の姫君と若き王子を演っていて、舞台ならまだしも?スクリーンでアップになるのは、かなりキツいものがある、トゥーランドット姫、太ったおばさんだし。王子もメタボ気味。でも声は素晴らしいし、こちらに想像の余地を残してくれると考えよう(笑)。
しかし酷い話でね〜。
設定くらいは聞いた事あったけど、送ってもらったプリント読んで
呆れてしまったわ。
ひとつ間違えば爆笑コントみたいなストーリーなんだけど、それでも終盤、奴隷女が死ぬシーンでは泣きそうになってしまって(いえ、残された王様が可哀相で…)張り切って圧塗りメイクで行った私はマスカラがにじんじゃうとハラハラしたわ(笑)。
そして見てしまうと、まあ何となく、そういうモンかね〜という気になってしまった、迫力負けかな?
長くてダレるかな?と思ったけど、全然退屈しなかった。
映画とはいえ、何となく華やいだ気分になって、劇場を出る。やっぱハッピーエンドはいいやね、どんな無理矢理でも(笑)。
お午をとっくに回っているので、近所の洋食屋でランチを食べながら、あーでもない、こーでもないと今観たオペラ&映画の話をする。
始まる時間が早かったので、散々お喋りして解散したのが15時前、買い物して帰った。
こういう時間帯で遊ぶのもいいな。
オペラというのは、今まで何となく取っ付きにくいと感じていて、実際舞台を見ようと思ったらチケット代は凄く高いみたいだし、こうい入り方は悪くないかも。
映画としては、前売り3000円は安くないけど。
少し色々聴く機会を作りたいな。
追記:早速次の予定が決まりました。2/12『カルメン』行って来ま〜す♪
このところ、月2回顔を出している和裁教室。
去年の秋あたりに、教室の下の小物屋さんでビーズで作ったアクセサリーを置いてもらっていたんだけど、バタバタしていてほったらかしにしてあった。
ピアスとブレスレットに、ネックレスも少し。
今日行ったら店長さんが、売り上げを手渡してくれた。
売れたんだ!きゃ〜。
私はピアスが安いしお手軽で売れるかなと踏んでいたんだけど、ブレスレットの方が数が出ていて意外だった。
って言うかピアスの方が短時間で作れていいんだけどな(笑)。
買う方もちゃんと分かっているのか……まあ、ピアスは穴開けてない人は買わない、というのもあるかな?
入るお金は少ないけど、買ってくれる人がいると思うと凄く嬉しい。
「あ、これかわいい〜♪」とか言って手に取ってくれるのかな。
また補充させてください、とお願いして来た。
どんなデザインにしようかな?
作るだけでも楽しみだ。
1/27(水)
毎年恒例になっている日帰り人間ドック。
今年は正月早々から寝込んでしまって、全然運動できないくせに食欲は衰えないしで、物凄く太ってしまって、このタイミングでやりたくはなかったんだけど、健康保険の関係で今月中でないと割引サービスが受けられなくなるというので、慌てて予約を取った。
……体重は覚悟していた通り増えていたが、体脂肪率は予想を遥かに上回る激増ぶり(涙)。
これはやはり、寝ていたせいで筋肉が脂肪に入れ替わってしまったのだな。
確かに実感として、物凄く太った感触があるのに、重さ自体はそれほどでもない…増えたけど。
しかし、意外にも去年注意されたコレステロール値は、正常範囲内に下がっていて、ホッとした。
太って脂肪が増えたのに、不思議…後でふと思い付いたが、夏から早朝ジョギングを細々と続けていて、ここ一月は風邪で休んでいたものの、起床時刻は早めのままだったのが、良かったのかも。
やっぱ早寝早起き、適度な運動、野菜中心の食生活。(←最後が一番守れない…)
それにしても、毎回毎回思うけれど、こんなに色々苦しい思いをして、本当に身体に悪くないんだろうか?
一番辛いのはバリウムと思ったけど、今回は婦人科検診もフルでやったので、つくづくイヤになった。
マンモグラフィの技師さんなんか、開口一番「頑張りましょう!」だもんなぁ。
それでもまあ、何かあるとイヤだから仕方無いんだけどさ…。
夕方姉が来て、母と3人で近所のレストランで夕食を食べた。
困った事に(笑)パンが食べ放題で、小振りなロールパンやデニッシュを何種類も配りに来てくれる。
本音を言えば全種類食べたい(笑)が、あまりに多いのでいくつかはお断りせざるを得ず、残念。
ピアノの生演奏も入って、いい雰囲気だった。
ついさっき体脂肪率に衝撃を受けたばかりだというのに、モリモリ食べてしまった……。
去年から何度かお世話になっている逗子のショップのイントラR氏が声をかけてくれたので、一泊東伊豆ツアーに参加した。
風邪で出遅れたので、これが今年の初潜り。
こちらを決めてから、馴染みのTイントラ氏からも同じ日にお誘いを受けた、両方は行けない、残念!
7時に逗子駅集合、という事で、家を出るのは5時前。
一度横須賀線が途中で止まってしまい往生した事があったので、ネット検索で1本早い電車を調べて行く。
寒い、暗い、重い!!
おまけに、駅のホームに着いてから、携帯電話を忘れて来た事に気付く。
ひゃ〜。
幸い、待ち合わせに問題は無く予定通り迎えの車が来てくれてホッとしたが、何か変更でもあったらどうしようと不安でいっぱいだった。
つい数年前まで、あんな物無くても何の問題も無く生きていたのに。
予定のIOP(伊豆海洋公園)は、これまで3度ばかり、行こうとしてはコンディションが悪くて行けなかったポイント。
今日はお天気も良く、海もベタ凪ぎ。富士山もキレイ!
と、いう事で、問題無く初IOP達成!と相成った。
設備も良く広々した施設で、なかなか使い勝手が良かったが、雨が降るとちょっと大変、という話。なるほど。
メンバーは、総勢5名。Rイントラ氏以外の3人は全員初対面、4〜600本のベテランばかり、うわわ、足手まといになりそうだ、プレッシャー!
今回の企画の言い出しっぺはK子さん。「いっぱい泳ぎたい」というのがリクエストなんだそうで、R氏は張り切って水面移動を始めた。
潜水前のグリーフィング(打ち合わせ)で地図を指し、「この辺りは普通の人はあまり行かない」と言っていた、その辺りを目指す気らしい。
ベタ凪ぎと思った海も、出てみると少しは波もあり、シュノーケルに波が入らないかとヒヤヒヤしながら、頑張り過ぎないように気を付けて泳ぐ。水面移動は疲れるのよ。
しかし水、キレイ!青い!早く潜りたい〜疲れたし。
『2番の根』あたりから潜行。
ドライで一本目は沈みにくいし、一月開いてしまったのでちょっと心配だったけど、水面移動の間にタップリ水を吸ったのか(笑)スンナリ潜れた。
水がいいし、魚いっぱい!と、思ったけど、上がってからR氏は「魚の数は三浦の方が上だ、水青いけど(三浦は緑)」え〜今そんな魚多いの!?行きたい〜。
ドライとカメラの組み合わせは失敗しているし、ベテラン勢に付いて行くので、エアー切れが早過ぎないようにと気を付けて行く。水深は浅めに、かわいこちゃん(魚の)を見かけても深追いしないで。(時々忘れたけど) 。
砂地にムレハタタテダイ(→)の群れ。キレイ。
休憩は野外のテーブルセットで、山のようにお菓子を食べる、昼食時間だから無理もない、かな?(笑)
2本目はエントリー口のすぐ先で素直に潜行して、さっき水面移動したあたりも含めて近場をゆっくり散策、生き物ウォッチング。
黄色いカエルアンコウ、イシガキウミウシ&ウミウシカクレエビ、白いマアジの群れ、ミナミハタンポの子の群れ(↓)。
他にも色々いたが、私はいっぱい見逃してた。
日常生活では、そんなに困る
実感が無いけど、水中ではもっと視力が欲しい、でもコンタクトで潜るのはちょっとコワイ(陸上でも入れた事無いんだけど)。
野外にお風呂とシャワーがあって、ドライスーツだと便利。
今日は暖かいし混んでいたのでお風呂は入らず、外のシャワーでシャンプーだけして、そこら辺でドライスーツを脱いだら身支度終了。
簡単に片付けて、宿泊地伊豆高原のリゾートマンションへと向かう。
広々したキレイな室内。ベランダから海も見える。
スーツを干し荷物を置いて食事&買い出しに出て、スーパーを出たら真ん丸い月が登っていた。
リゾートマンションの1階には温泉スパがある。内風呂、露天風呂、サウナ。水着で入る温水プール、ジャグジー、野外ジャグジーまで!!きゃ〜。
まずはお風呂に入り、温水プールで平泳ぎ、野外ジャグジーに出てみたら、さっき見た月が煌々と輝いている。湯気にゆらいで幻想的。
すごいカメラでウミウシを撮りまくっていたH氏はノートPC持参。曰く「PCは文房具ですから」。
早速今日撮ったのを見せてもらう、すごい!
いいカメラ、欲しくなる。いえ、ここまでは望まないし稼働率悪くなっちゃうから、第一猫に小判だから、もっとずっと簡単なのでいいんだけど。
今のは旧式でレンズが暗いのが、一番の不満。
今日くらいキレイな水だったら、ちょっと遠景くらい撮ってみたいものだけど、色が全然出ないんだもの。
二日目。
昨日の水面移動が効いたのか、缶ビール3本のおかげか、朝早かったせいだと思うけど、ぐっすり眠って目覚めた時にはどこにいるのか分からなかった。
今日は八幡野。
こちらも初めての場所だと思って言っていたら、行ってみたら見覚えがあった(笑)。ログブックを見たら去年の11月末に行っている。大ボケ! 皆さんに呆れられた。
今日は夕方から雨との予報なので、朝一番で行って、2本潜ってさっさと撤収。
機材の準備をしていたら、K子さんが「オランウータンがいるって!」と興奮気味に言う。は?猿!?と思ったらオラウータンクラブ、珍しいカニの名だった(笑)。
残念ながら、オラウータンは探したけど見つからなかったが、フリソデエビとオトヒメエビがいた。でも残念ながら、写真は全滅。暗い所にいて小さいんだもん。
オラウータンクラブ、ログブック見てたら、実は去年春に宮古島で見ていて、忘れてた(笑)もう、大ボケ×2。
生物はだいたい海洋公園と同じような感じ。
この寒空に私服半袖のTo氏は、今日はカメラを置いて入っていて、時々色々見つけては教えてくれた。
上がってからR、To両氏の話を聞くと、あれがいた、これもいた、と、すごくいっぱい見つけていて、私は多分半分近く見逃してる……節穴か、この目は(怒)。
可愛らしい黄色に黒のチョウチョウウオ・シラコダイがいっぱい(写真は失敗〜 )。キンギョハナダイもいっぱい、なぜ雄雌別々の群れを作るのか???謎。
ピンクのカエルアンコウ(←)と、すばしこいイタチウオ(↓)の写真がバッチリ撮れた!嬉しい♪
帰り道の浅瀬でロープにしがみ付いてたら、目の前をアオヤガラが過った。慌ててカメラ構えたらスリープ状態で間に合わず(笑)。
必死で直立して空気抜きをやっても、やっぱり浅瀬で浮き上がってしまう。
IOPも八幡野もロープがあるから、つかまって行けば何とかなるものの、ウエイト1kg増にして下で空気いっぱい入れたら?とR氏に忠告された。
…仕方ない、次回は7KGで行ってみよう。陸上と深場がつらいからイヤなんだけど、浮き上がるのはマズイ、ドライに空気入ってる方が暖かいし。
そうそう、IOPで帰り道、浅瀬で波に揉まれてウエイトベルトが外れていた!
全然気付かなかった…R氏が拾って来てくれたけど。深い所じゃなくて良かった、命拾い?
今日はお風呂が空いてたのでちょっと入って暖まる。
干した機材を取りに行く途中、胸の赤い鳥が「ピピー」と鳴いて何か落としたので、近付いて見たら8cm位のイカだった。せっかくの御馳走を、なんで落としたんだろう、鳥さん…???
片付けの時、私がモタモタしていたら「メッシュバッグ使わずに直接キャリーバッグに詰めたら?」と言われ、全部詰め直してもらった。
本当、これだと余裕で納まる、ドライの時はいつも苦労してたのに。ありがたや。
昼食はバイキング店で、焼き肉、寿司、洋中華、カレー、ケーキにアイスクリーム。…私が一番食べていたような………(汗)
暖かく、お天気も海況も良く、富士山も満月も河津桜も美しくて、本当に楽しい二日間でした。
おまけに、翌日から打って変わって大寒波到来、雪まで積もった。
良かった〜一日ズレたら大変だったわ。