*2009年5月のワタクシ。*

5/4(月)

連休でもある事だし、たまには母と、いつも行かない所へ行ってみようと思い立ち、目黒の植物園(国立科学博物館付属自然教育園)と、隣接する庭園美術館へ誘った。

モタモタしてたので目黒に着いた頃には昼食時。
まずは庭園美術館のお庭で、咲き誇る薔薇を見ながら持参のオニギリを食べた。
薔薇はちょっと早かったかな?種類も色々なので、もう満開の種もあれば、全然ツボミが硬い種も。
しかし手入れが良いのか土が良いのか、あまりに大輪なので驚いてしまった。

お昼の後、私のお気に入りの『旧朝香宮邸』である美術館を見学。
ちょうど 『国立エルミタージュ美術館所蔵 エカテリーナ2世の四大ディナーセット ヨーロッパ磁器に見る宮廷晩餐会 』 という企画展をやっていた。
展示物よりも、私はここのアール・デコの建物や装飾が大好きで、ぜひとも人に薦めたいんだけれど、母は全くの無反応で、興味無い様子。
いるんだ!こういう人。本当にビックリだ。

お隣の植物園は、たまたま今日は『みどりの日』という事で入場無料
まあ、通常でも一般300円だから、そう高くはないんだけど、やはり無料のせいか、けっこうな混雑だった。
それでも、野草好きの母はさっきとは別人のように楽しそう。
植物園の池には亀がいっぱい。エサを与える人が多いのか、わらわらと寄って来る。
でも、前に人が少ない時にはいっぱいいた野鳥は、騒がしいせいか殆ど姿を見せず。
カラスが繁殖期の上に異様な人出に大興奮で大騒ぎしてたけど。
ごめんねカラス。

いっぱい歩いたので、美術館横のカフェで美味しい抹茶とお菓子のセットで一休みして帰る。
たまには変わった事を、と思ったけど、母には近場ハイキングが一番みたい。

 

 

5/8(金)

先月の大島でお世話になったイントラR氏にお願いして、三浦は宮川湾でドライスーツのマンツー講習をしてもらった。
ドライ、苦手…(汗)浮き上がるし、エアー消費は激しいし、持ち運びは重いし(あ、それは関係無いか) トイレは心配だし(それも関係ないけど…)、とにかく、もう少しなんとかしなくては、楽しみも半分ばかりドライでは。おそまつ。

寒くはないが、あいにくの雨模様。
宮川湾は去年の夏行ったボートの時はドロドロで何も見えず、正直あまり印象がよろしくないが、今日は7〜8mは見えてる。
1本目はビーチで、本当に真面目にドライスーツでの対処法を教えてもらった。
スーツに入った空気の抜き方。
吹き上がりそうになった時の対処法として、エアーをめいっぱい入れた状態で水中で前回りして足から上がるのを避け、強制排気する練習。
2〜3度やって気に入らなかったらしく、忘れた頃にまたエアーを入れられた(笑)。
クイックターンと思えばたいした事ないじゃん、って言うだけで身体は着いて来ないけど。
空気を抜くタイミングが、いつも遅すぎるというのも、何となく実感。
でも実際に吹き上がる時に、講習通りに対処できるかと言うと……うー、頭真っ白、かも。ダメじゃん。

講習なのでそんなに見て回った訳でもないけど、キラキラのイワシの子の群れや、アメフラシの産卵現場なんかを目撃。アメフラシは季節らしく、あちこちにタマゴがあった。
ウミウシもいっぱい。三浦の海は生き物が豊富。

最初2ビーチの予定だったが、1本終わって「ボートもできるけど?」と持ちかけられた。2本ビーチじゃ退屈だろうと。
水もキレイだったんで2本目は急遽ボートに変更する、と言ったらちょっと驚かれた。言ったくせにー(笑)。
で、ボートと言ってもごく近いんだが、去年と同じ 『トビ根』へ。
でかいタコやら、ウミウシの数々やら、かわいい〜真っ赤なアライソコケギンポやら、いっぱい見たけど、何と言ってもヒットはダンゴウオ!5mm……自分じゃ絶対見付けられない。
タテジマキンチャクダイの子、4cm。おかしな事に子供は渦巻き模様なのよね。
タツノオトシゴも3日前にはいたそうだけど、残念ながら出会えなかった。
大きな岩と岩の隙間がイシダイの巣になってるんだそうで、でかいのが何匹もいるのが見えたが、一番大きな人なつこいアイドル『銀ちゃん』はお留守だったそうだ。私にはまだ、見分けは付かない(笑)。

ドライはやっぱり難しいし、水と戯れる感覚が薄くて損した気分。
でも、冬の海に入るという無茶を苦痛なく実現してくれる、魔法の杖でもある、使いこなしたい。
教育熱心なRイントラ氏、別れ際のセリフは「次はフロート上げ講習を!」。
頼りにしてます。

 

 

 

5/9(土)

R子さんが誘ってくれた仕事の関係で、ダダ漏れ極秘企画と同じJ社長と新宿の家電量販店へパソコンを買いに行った。
買うのはJ氏なんだけど、どうも仕事で動画を扱ったりするらしく、ウチのMacは不調だし力不足だという事で、買ったPCをウチに送ってもらって、それを借りて仕事を進める事になるようだ。
なんだかサッパリ分からないまま、取りあえず傍にいてJ氏と店員の話を聞いていたが、最後まで何やら分からなかった…。
結局、自分で組み合わせてセットを作るという最初の予定とは大分違い、スゴ腕店員さんオススメのままに、一体型の巨大Vaioに決定。
でかい、なにしろ25.5インチ
色々専門的なソフトが入っての価格らしいが、40万近くするらしい。

仕事というのは、『スター・ウォーズ』のスピンオフアニメーション『クローン・ウォーズ』をコマ割り漫画本にするというもの。
最初は各シーンを動画から切り取って使うつもりで、動画に強いPCが必要とされたんだけど、結局ルーカスフィルム側が提供するカットのみで構成する事になった(ので、この買い物は今回はあまり意味がない?)。
本体購入手続きの後、PCで漫画制作のためのソフトも見に行ったけれど、それは良く分らず物別れに終わった。

量販店は騒がしくて苦手。
フロアに騒々しい店のテーマ曲が流れる上、各PCがそれぞれに大音響で動画を流している。おまけにPC売り場のすぐ近くでは抽選会をやっていて、別のテーマ曲を流しながらコンパニオンのお姉さんのキイキイ声と当選を知らせる鐘の音がひっきりなしに響く。
注意力障害気味の私は軽く発狂しそう(マジ)。
この環境で買い物しなくて済むだけでも、Macを使ってる意味があると思った。




5/12(火)

どうにも調子がおかしいので、MacをまたApple銀座に持ち込んだ。
1月末に画面がまっ暗になって、2月末に修理から戻った時には、ディスプレイだけでなくグラフィックボードも取り替えたとの話だったんだけど、修理前は普通に動いてると思ってたのに、戻って来てみたら全然別の子になっていた(『チェンジリング』ですか…汗)。

ネットに繋ぐと数分で回線が切れてしまう。
ラインを繋ぎ直したり、再起動すればまた繋がるけれど、しばらく使ってるとまた勝手に切れている。
他にも何度か、勝手に終了してしまったり、指示してもいないウインドウが開いたり…。
使えない事はないけれど、どう考えてもおかしい。
電話で色々アドバイスをもらって、家でできそうな事をやってみたけれど、ダメ。
思い切ってHDをインストールし直したけど、ダメ。
ウイルス感染?と、搭載のソフト Fiest Aidでディスク検証をしたけど、結果は『問題ナシ』。
すぐまた他の問題が起こりそうだし、修理後3ヶ月は保険期間内で無料修理してもらえるので、とにかくApple銀座へ持って行き、馴染みの“Genius”H氏に見てもらう。
回線が切れる時間はまちまちで気まぐれだし、自分なりに(借り物のWin機で)確かめてはみたけれど、ウチの回線の方に問題がある可能性も無くはないので、持って行ってカウンターで快適に動いてしまったら困るな、と心配したが、10分程繋いで他の話をしていたら見事に切れてくれていた。
よって、再入院決定

買って3年ちょい、まだ潰れるには早いと思うんだけど、どうしちゃったんでしょう。
買い替えはキツいなぁ、経済的に。
なんとか元気になって、戻って来て欲しいです。

でもまだ続きがあったりして…。

 

 

5/13(水)

先日購入にお付き合いした“梅夫”ことVaioが届いた。
で、でかっ!!!

店でもたいがいでかいと思ったけれど、狭い我が家に入るともう、その巨大さは凶悪(笑)。
恐ろしい程の大きさの箱を玄関に放置したままその日は寝てしまい、翌日R子さんがやって来て、遠隔地在住のMac好きD氏(Macのヘビーユーザーは、だいたいWinも併用するようだ、毒づきつつも…笑)にSkyp通信で教わりながら、設置その他をやってくれた。(全くの他力本願……)

最初にリカバリディスクを作れというのでやろうとしたら、なんとDVDが5枚も必要!と言うので、近所のヨー○ドーまで買いに走ったら、『録画用』というのしか無い。
店員に聞いたらもっともらしく「録画用でもフォーマットすればデータ用として使えますが一枚につき数分かかります」。
もう〜どうしよう〜〜と焦ったけど、別に録画用で充分だったらしい。やれやれ。
そしてネットに繋ごう、と思ったら回線用の差し込み口が無い!いや無いワケないんだけど。
二人で必死になって取説を見て、本体後ろ部分がカバーになってる事が分かった時には、ホッとするやらおかしいやら。
本当に私達、『家電組』。
(なーんて言ってるけど、R子さんは本当はかなりの機器マニアなんですよー。動画なんかどんどん編集できちゃうし、凄いのよ!)

それにしても、まあ、25.5インチワイドはでかいでかい。
それに、覚悟はしていたものの、ディスプレイ一体型なので重い!一人ではデスクに持ち上げられない。
パソコンデスクに使っている、旧いダイニングテーブル、足が曲がるんじゃないかと心配になる。
それに、本体が黒くて、とっても威圧感。
でも、マウスは無線方式で、光学ボタンは大きくて、これだけは使いやすくて気に入った。(でも黒くて角張ってて、やっぱりかわいくないんだけど)

箱があまりにでかいので、R子さんが入ってみたら楽々だった。ふた回りばかりデカい私でも、きっと大丈夫。
我が家の食卓はロフトの上に上げてあるので、この空き箱にガラス板を乗せて、R子さんと夕食を食べる、なかなか使える(笑)。
しまう場所は無いし、『CW(クローン・ウォーズ)』の仕事が終わったらJ社長に送り返すのだから、箱はそのまま畳まずに布カバーを掛けてサイドテーブルにして、これまたなかなか使い勝手が良かった。
でも結局、『CW』は動画からの切り取りはしない事になったし、実際に画面を作るのは私では心もとないとJ社長が(賢明にも)プロのデザイナーさんを頼んだので、私がやるのは絵コンテ作り。ネット上から提供されたシーン写真を選んで番号とトリミング範囲を指定するだけなんで、そんなに重装備は必要は無いんだけど。
それ以外で私が使うのって、3〜4のサイトを見て回るとか、日に1〜2通のメールに返事を書く、程度だし、宝の持ち腐れ感漂う(笑)。

 

ところで、巨大Vaioと共に、デジカメ&ハウジング(水中撮影用のケース)も届いた。
ダイビングの『葉山限定師匠』ことS氏、今までにもキャリーバッグやドライスーツをネットオークションで落としてくれたんだが、今回もオリンパスμ-20とハウジングがセットで6000円!というのを見つけてくれて、見事その値段で落としてくれたんであった。
(実は私、ネットオークションってやった事が無い…便利なものではありますね)
あまりの安値にちょっと心配だったんだけど、見た目はとてもキレイ。
メモリーチップと電池も入れて、さらに予備一組も付けてくれてる。
型はかなり旧いようだけど、一応生活防水付きで水中に持ち込むには安心だし。
水中でお試しは無理だけど、普通に撮る分にはちゃんと使える♪
月末の宮古島には連れて行けそうで、楽しみ。

 

 

 

5/15(金)

上野の国立科学博物館で、展覧会のハシゴをした。

話題の阿修羅展は激混みで閉館間近が一番マシと聞いたので、先に『カルティエ クリエイション〜めぐり逢う美の記憶』に行く。
阿修羅展ほどではないけれど、こちらもなかなかの盛況ぶり。
95%女性客が、ガラスに額を擦り付けるようにして(白状すると私は実際にぶつけました)キラキラのダイヤに見入っていて、なかなか行列が進まない(笑)。
なにしろ、なにしろ石がデカい。そしてもちろん、センスも良い。だってカルティエだもの(笑)。
グレース・ケリーの可憐なエンゲージリングなんかも展示されてて素敵だったけど、私的には上品なグレースさんよりケバい、メキシコの女優『マリア・フェリックス』のために造られたワニやらヘビのアクセサリーにグッと来てしまった。
この展覧会、凝った作りで展示品のガラスケースに映像やテロップが映ったりしてオシャレだけど見づらくて、普通にボードに書いて展示して欲しいなと思ったんだけど、その画面でマリアさんがワニとか身に付けた写真と共に彼女のイカすセリフの数々が映し出されて、ちょいとシビレた。
他にもとにかく豪華でキラビヤカ、ヒカリモン好きにはたまらない、素晴らしいコレクションをオナカいっぱい堪能できた。

すっかり充実してしまったんだが、ここからがまたお楽しみ。
同じ敷地内の『 興福寺創建1300年記念 国宝 阿修羅展』は、来た時は大行列だったけど、情報通り夕方には中行列くらいになっていた(でもちょっと並んだけど)。
思ったより待たされて、閉館時間が少し心配になったので、入場してすぐに阿修羅像へ直行。
とにかく大混雑で、通勤ラッシュのような人ごみの中、360度展望の阿修羅像を見学した。
小さい!小さいとは知ってたけど、思ったよりずっと小さくて華奢で、表情は頼りなげで、なんだか痛ましい気がした、こんな騒がしいところでさらし者にされて…いやいや、阿修羅君は神様だから、こんな人ごみなんか大丈夫!
…なんてアホな思いが頭をよぎる程、混雑が激しくて、渦中に入ったら最後身動きが取れない、と言うよりも、会場整理がひっきりなしに「時計回りに回ってください!」と拡声器で叫んでいるので“おしくらまんじゅう”状態。
しかも困った事に、360度見学しようとすると(モチロン皆しようとする)入って来る人とぶつかってなかなか抜けられず、やっと抜けた所は部屋の入り口付近で、出口は反対側(つまり阿修羅様を210度ばかり見たあたり)なので、込み合った中をかき分けて出なくてはならず………、こんな大混雑は想定していなかったのか、もう少し考えて欲しかった。
でも、360度見せていただいて、本当に嬉しかった、ありがとう。

阿修羅を見てから、会場を戻り他の仏像を見る。
これがまた、なかなか面白くて見応えがあった。
興福寺四天王像、八部衆像と、私好みの威勢のいい神々が並ぶ。
中でも 私が気に行ったのは、腰のひねり具合が素晴らしい『増長天』と、鳥の顔した『迦楼羅』。
他にもバーチャルで阿修羅像を観察する映像などもあって、そして阿修羅様以外はわりと空いてて(笑)とても楽しめる展覧会でした。

素晴らしい国宝が勢揃いの奈良興福寺は、現在整備計画が進行中。
修復完了予定は2023年(!)と聞いて、いったいその時私はいくつなんだと数えかけてやめた。
その間見学ができないワケではないようだけど、タイミングが悪いといいとこが工事中だったりするから、ちゃんと調べて行かなくちゃね。
ああ、奈良、行ってないな〜。

 

 

5/19(火)

家の近所の等々力競技場に、サッカー観戦に行って来た。
古い知り合いに川崎フロンターレの熱烈サポーターがいて、「後が無い対韓国戦なので『二人三脚運動』やってるの」。
つまりサポーターがそれぞれ連れを誘って行ってフロンターレの応援席を満杯にしようという運動らしく。
新型インフルエンザの問題もあるというのに、好きでもないスポーツの見物のためにノコノコ人ごみに出て行くのはどうなの?と思ったんだが。
まあ韓国チームが相手なら応援する方は決まってるし、季節もいいのでお付き合いする事に。

キックオフは午後7時のナイター。
二人三脚運動が功を奏して、10分前に到着した我々は隅っこの席をやっと見つけられた程の満員御礼。
客席は見事に水色(フロンターレのテーマカラー)一色!
一応気を使って手持ちの水色Tシャツを着て行った私も、連れが(私の分も)持参した正規ユニフォームを羽織ってバリバリサポーター面(笑)で観戦。
スポーツ中継は嫌いだけど、ライヴの雰囲気はやっぱりワクワクしちゃう。
ちょっと入るのが遅過ぎて、応援団の集まるあたりの席には入れず、韓国側のスタンドの隅(と言っても圧倒的多数なので、周囲は皆フロンターレファン)に陣取る。
多分30か40対1くらいの少数派の韓国応援団が、こちらは真っ赤なユニフォームで、すぐ近くで頑張っているのが見える。

しかし・・・
フロンターレ、惨敗!!
て言うか弱っ!トーシローの私が見ても、明らかに動きがニブいんだもの。(連れは相手のプレーが強引過ぎるとぼやいていたが)
見事なゴールを2本キメられて、こちらは1点も返せず。
しかし試合が終わって選手が退場してもまだ、水色応援軍団の応援歌は続いてた。
ファンというのはありがたいね。


5/20(水)

長野剛さんが出展すると聞いて、O美術館へ行くはずが…
地図までプリントして行ったにもかかわらず、大崎と大森を間違えてしまって、「あれ?地図と全然合わない???」。
ウロウロした挙げ句間違いに気付き、妙に暑い日でヘトヘトになって、閉館時間を過ぎ、トボトボと帰った。
今日が最終日でリベンジはナシ。見逃してしまった、長野さんの絵。
…あ〜あ、ナニをやっているんだか。
こういう時、自分じゃない人に生まれたかったと思う。

            

 

5/21(木)

Vaio使い方指南にJ氏&R子さんが来宅 。

とにかく元々何もできないもので、二人に家に来てもらってVaioの使い方と、ルーカスフィルムが公開(と言っても一般向けではなく許可が降りた相手のみ見られる)している画像サイトの利用方法を教わる。
二人は2台のWin機(Vaioが来る前に、Macが使えないので旧型のノートをお借りしている)を駆使して、なんだか色々やっている…でも正直、何が行われていたのか、殆ど理解できなかった(泣)。

とにかく『クローン・ウォーズ』、これで本格的に始動できる、事になった。
実はこの画像サイトに入れるようになる前に、動画を見ながら第一話の絵コンテを作った。
ものすご〜く手間がかかった上に、公開された画像の中には私が選んで指定した絵が入ってない事もあり、かなりの徒労となってしまった。
早く見せてくれればいいのに…もう。
でも、周辺の段取りが面倒で参るけど、作業自体は面白い。
『クローン・ウォーズ』も、絵柄が好みじゃないのが残念だけど、内容はなかなか慣れると楽しくて、とにかく仕事だ!ワーイ♪

仕事ってとにかく、段取りとか連絡が大変なのね。
漫画だけ描いてりゃいいってモンじゃないんだ……今頃になって、つくづく思う今日この頃。
もっとも漫画だって、ちゃんと描けていたワケじゃないんだけど。

Vaioのでかさを見せるのに何かないかな?と思ったら、たまたま隣にドライスーツが掛かってた(煙草とか一円玉代わり)。
つまり私のサイズですね、首から下の。
やっぱりデカいぞ、梅夫。

 

 

 

5/22(金)

右手首謎の痛みで整形外科へ行った。
問診の後、レントゲン撮影で「軟骨が炎症起こしてる」と言われた。
全然特別な事をやった覚えは無いけど、もしや『CW』の絵コンテ制作で書き物をしたせい!?
このところ、本当に真面目にペンを持っていないから。
それとも、四十肩とか五十腰とか、そういった類いの老化の一種だろうか???
テーピング教わって、炎症止めの飲み薬を処方される。
以前は右手が痛んだりしたら真っ青だったけど、今はウザイな〜泳げないじゃん、って程度。
それも悲しい。

しかし、テーピングって効果てきめん!でビックリした。
しばらくは右手首に包帯状態、リストカットぢゃありませんよ〜。

 

 

5/28(木)・29(金)

沖縄は宮古島へ出発。いつもの集団『Blue ARENA』で、総勢10人のツアー。
出発前に『クローン・ウォーズ』の仕事を終わらせて行くつもりだったのに、私の連絡ミスと思い込みの誤解から、中途半端な状態になって、色んな人に迷惑をかけてしまった。
ちょっと慣れない仕事内容だったせいもあるけど、打ち合わせでも話の内容が頭に入って来ないのを感じていた。そして、連絡とか段取りが、一番エネルギーを使うモノなのだな、とも思っていたのに、やらかしてしまった。
それでも、他の人にカバーしてもらって、取りあえずギリギリまでやって区切りは付けて、出発する。
おまけに右手首の痛みが治まらず、テーピングしたままの参加となった。

初日は那覇泊と言う事で、ツアー主催者がいないまま前夜祭。
居酒屋で夕食と軽く飲んだ後、F氏の昔馴染みというジャズバーへ行く。
飲みながら後発の主催者M氏を待つが、「着いたよ」と電話が入った頃にはすっかり眠くなっていたので、その晩は会わず宿に戻って就寝


翌29日はホテルで朝食後、ロビーにM氏と小学5年生のK君が来て、出発。
宮古島まで飛んで船で伊良部島へ渡り、12:30から潜る。
(あれ?イントラT氏はどこから参加だったっけ?とにかく後から追い付いたはず…)

1本目、『クリスタルパーク』浅めの砂地。
初日はカメラにはお留守番してもらい、まったりダイブを目指す。
ドライで苦戦してるので、ウェットスーツだとなんて楽!感動。
スカシテンジクエビ。キンメモドキ。不思議な形で私好みのミナミコブヌメリ。毒々しい色のイジガキリュウグウウミウシ。

昼食は波止場で、ショップの奥さん手作りの暖かい食事が出た。
だいたい沖縄での昼食はお弁当だったので、感激。しかも、美味しい!ヘルシー!素晴らしい。
ダイビングの前に、あまり食べてはいけないと自制しつつ、でもやっぱりいっぱい食べてしまう、私。

2本目は晴れ上がって『サンゴホール』。珊瑚ではなく35mの意味。
何をボンヤリしてたのか、機材のセットを間違えてて入る時にうろたえた。
暗い横穴に入って行くポイントで、宮古は地形が売りと聞いた通り、神秘的でドキドキ。
エリグロギンポ(鼻毛みたい…笑)、暗い所にアカマツカサ、ハナゴンベ。
トンネル内で、何となく息苦しい感じがして、もしや閉所恐怖?と思ってたら、ボートに上がった途端に吐き気がこみ上げて来た。
ちょっとショック。船酔いなんてした事ないのに…奥歯を噛み締めて遠くを見る。ガイドさんに目ざとく気付かれてしまった、顔が青かったみたい。
出る直前まで仕事でバタバタしていて、疲れがたまっているんだろうか。

宿泊施設はありがたい事に一人部屋、清潔で快適。
夕食は皆で宴会だけど、船から上がって吐き気は治まったが今度は胃が痛む。
幸い施設内に食堂があるというので、宴会はパスしてうどんで夕食を済ませ、早々に就寝。






5/30(土)

起きたら気分は良くなっていた、良かった!
今日も上天気、施設の庭の花が綺麗。
昨夜と同じ食堂で朝食。
今日は張り切って、カメラを持って行く。自分のカメラで潜るのは初めてで、ドキドキだ。

1本目、『中の島チャネル』。
やはりトンネルやアーチいっぱいの地形ポイント。
ハダカハオコゼ、カノコイセエビ。
張り切っていたのに、アッという間にカメラの電池が切れてしまってビックリ。

ボートの上で休憩中、航空機の離陸練習風景を見物。下地島は我が国唯一のパイロット訓練飛行場がある所だ。
替えの電池を宿に置いて来てしまったので、2本目からはカメラ無し。
2本目は『アントニオガウディ』(笑)何となく分かるけど。
エントリー時、ボートのロープに引っかかって潜れず、しばらくジタバタしていたら上から「上がって来てやり直せば?」と言われた(赤面)。
根の下に入って見上げるといくつも穴が空いていて、陽射しが降り注いでとても幻想的。
宝石のようなセナキルリスズメダイ、スミレナガハナダイ。

3本目『マリンレイク』。
通り池というのは有名だが、ここも同様で、水中からトンネルを通って行くと広い部屋があり、そこを上がると池になっている。
マツカサウオがいっぱいの暗い水中から浮上すると、緑したたる山の景色が目に眩しい。
残念ながら、池の周囲はかなり険しい崖になっていて、フル装備で登るのは無理、って言うか疲れるでしょ(笑)。
岩の上に立って記念撮影の後、また潜って行く、なんだか不思議な体験。
珍しいオラウータンクラブ、クマノミのタマゴも見た。

今夜は元気が戻ったので、張り切って宴会に参加する。
宿泊施設の中でバーベキュー。
道具?材料一式を、施設内の食堂で用意してくれる。
慣れない事で、なかなか火が起こせずお腹はペコペコ。そして途中で炭が足りなくなってまたひと騒ぎ。
でも、野外で火を囲んで飲み食いするのって、本当に美味しいし楽しい。
お腹いっぱい食べた後、F氏とK君と3人で星座観測をやった。晴天ではなかったが、ソコソコの星空。
が、3人とも興味とやる気はあるんだけど、知識が無い(笑)。正直、私だって自信があるのはオリオンくらいだ。
あーでもないこーでもない言い合って、どれか正解があったのかさえ不明。
星の後宴席に戻ってみると、花火がある!
K君と花火をやってたら止まらなくなった。
「スギモトさん、花火しながらニヤニヤしてる」えっ、ワタシ、ニヤニヤしてた?「(皆が)してた!」……赤面。
花火の後も火をいじってると楽しくて、ずっと火遊びに興じていた。オネショ、危ないかも!?









5/31(日)・6/1(月)

なんと、もうダイビング最終日!早い。
昨夜は調子に乗り過ぎたか(いつも通りだけど・笑)今朝になったらK君の目が違う(爆)。
私の酔っぱらいぶりにビックリしたようだ。人生は長いよ、K君。

1本目『ミニ通り池』。
昨日のマリンレイク同様の、通り池タイプのポイント。
池の規模はちょっと小さめ。
結局御本家『通り池』には行かなかったが、ガイドさんによるとかなり観光地化して人が多過ぎるんだそうな。
カスミチョウチョウウオ、ハナゴイ、大好きはハナヒゲウツボ。

入る時にまたまた大失敗、ウエイトを着け忘れて飛び込んでしまった!きゃ〜。
水に入ってもまだ気付かないで、「あれ?全然沈まない???」と、しばらくジタバタしてしまった(笑)。
ボートから一度上がって付け直したら、と言われたが、手渡してくれたので水中で装着(落としたらどうしようかとドキドキ!)。
本当にもう、こんなに失敗する人、他に誰もいないよ!

2本目は『魔王の宮殿』。
ここも地形が複雑で、部屋のようなコーナーがいくつもある。なるほど宮殿。
外は晴れているのにまっ暗なトンネル、入るとヒンヤリ水温が下がる。
暗い中なので真っ白なイソギンチャク。ちょっとコワイ。
暗い穴を回って、上からの光を見上げると、上層を回遊する魚の群れの目玉が光に透けて光って、何とも素晴らしい光景だった。

ショップの庭でマグロ丼の昼食(またまた美味しい〜)の後、3本目、ラストダイブは砂地『ロックビューティー』。
宮古では岩場の地形ポイントが多いので、明るい砂地はなんか新鮮。
神秘的なトンネルには息を飲むけれど、まったりのんびりで、私は砂地も大好き。
ガーデンイールやセジロクマノミ。スズメダイの類いやウミウシもいっぱい。
ラストにこういう開放的なポイントって、なんかいいね。

と、いう事で、終わってしまった、宮古島ダイビング。
去年は沖縄というと長丁場(8日15日)だったので、あまりにもあっけなくて、沖縄に来た気がしない。
また頑張って、なんとか仕事をして、長逗留したいな、と心から思う。

夜はショップの人達と一緒に、オシャレなお店で打ち上げ。
不思議な造りの店で、窓が無くカマボコ型の白壁で、倉庫の中みたい。
何だか分からないけど、皆で変な顔の動画を撮ったりして遊んだ。
店を出てタクシーに乗った途端グッタリ来て、宿での二次会はパスして部屋に戻る。
なんか体力落ちてるのかなぁ。
一時的な仕事疲れだと思いたい…。

翌日はもう、飛行機乗り継いで帰るだけだったので、特に書く事もナシ。
…あ、やっぱりK君は酔っぱらいが衝撃だったのか、「大人って不思議だなぁ」なんて言っていた。
青少年の健全育成に、なにやら影を落としたのではと、とても心配だ(爆笑)。