6:仕上げ

ホワイト(カラーインク用のポスターカラーの白)、ベタ(黒)、それからパステルや色鉛筆、時にはマーカーなんかも使ってお化粧をします。
眼に星が入ると、表情がグンと違ってくる、楽しい作業です。

右上の看板の文字は白抜きに、色鉛筆で形をしめたんだけど、見えないかなあ。
緑色で仮描きしたワク線とフキダシは、モノクロ原稿と同じいつものマーカー1.0と0.1で黒線を入れる。
耐水性のマーカーなら最初に描いちゃっても大丈夫なんだけど、そこは気分、かな。
3コマ目の描き文字はカラーマーカー、下のコマは色鉛筆で集中線や二人の顔を赤くする線を描いて、市販のハート型シールを貼って遊びましたが、縮小を考えるとハートが小さすぎたかな?

眼の星(光)もそうだけど、肌のフチにホワイトを入れると、なんか瑞々しい感じになって好き。
バックの青や、雲にかかる光の筋にパステルを使ったんだけど、少し弱かったかな。
印刷になると、きつく出過ぎたりするので、控え目にしてみました。
髪のラインやまつげ等に色鉛筆で細かな書き足しをして、濃くなりすぎた鉛筆描きの面線を軽く消しゴムで撫でて、出来上がり。
頭の上にホワイトで描くはずだった「天使の輪」は、なんか死人みたいなのでギリギリまで迷った末、やめにしました。

 

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