ボディパンプ
「ボディパンプ」は真悠子のもう一つのお気に入りのクラスだ。「ボディコンバット」と同様に人気がある。音楽に合わせてバーベルを持ち上げる楽しさはやってみないとわからない。終わったあとの爽快感は相当なものだった。
真悠子が受けているこのクラスは、クールダウンの時にセリーヌ・ディオンのMy heart will go onをかけることが多い。
映画でのジャックとローズの感動的なシーンを真似して、インストラクターが手を広げる。そしてみんなもそれに合わせて手を広げる。真悠子も目を瞑って手を広げる。
その時いつも祐介の事を思い出していた。
後ろを振り返ると祐介がいるような気がして・・・。
そして2ヶ月が過ぎた。夏の暑い盛りはあっという間に過ぎ季節は秋を通り過ぎ初冬を迎えようとしていた。
祐介とはとうとう一回も会うことがなかった。真悠子も祐介のことは忘れようとしていた。