2015/09/26　

清朝　光緒帝の死因が医学的に解明された。　

子を手にかける。悲しみ、鎮魂の青磁が、女帝等により遺された。

唐　則天武后　　　　　　宋　宣仁太后　　　　　　　　　　　　　　　清　西太后　

女帝の時代

2015/08/23　　北宋はそして滅んだ　　宣仁太后　高氏玉座に座る

唐代則天武后は改革派　しかし北宋では旧法党、守旧派の女帝であった。

いずれにせよ体制、反体制の激突に他ならない。

ここで唐代則天武后を少しおさらいしますと、武后には4人の実子男子が居た。

675年不明の死を遂げた長男李弘、683年高宗亡き後684年クーデターを起こした次男李賢を誅殺。

693年僧セツカイギ、701年威徳、永泰（中宗の子、武后の孫達）を処刑。

三男中宗は一度帝位に就くが廃位遠島、妻イ后は幽閉さる。705年武后は中宗に幽閉され亡くなる。

710年中宗は奥さんに毒殺されるが、すぐ4男叡宗の子玄宗によりイ后は娘安楽とともに誅される。

リンクした磁器は当方にての磁器プロファイリングによる。

宋の女帝は改革派の夫英宗を36歳で、やはり改革派の実子神宗を38歳で暗殺、ついに玉座に座る。

これらは今に伝わる幻の窯　汝窯のみから現在判断される。

21世紀になりようやく明らかにされた。

今後更なる研究調査に期待したい。（画像は中国版wikkiから）

青き汝の誕生

従来の知識では、汝は哲宗徽宗の窯と言われ、当サイトでも2002年当初より、これに従った。

今回はこの定説に反して、王朝の歴史を再度ふりかえりながら、下記の点を再検証。

陶家,皇太子また女帝（施主）の美意識と個性　磁器の法　ユウ器形など。

はなはだおぼつかないところもあるが汝の一里塚ならんと欲し載せます。

女帝の後釜　孟氏　

哲宗の初めのきさき孟氏　のち廃されてフィクサーとなる

後々孟氏は、徽宗の長男、欽宗の時代、高宗とはかり、遂に国を滅ぼす。

高宗の御製（皇帝自ら作る物）の窯、修内司で焼かれた磁器は残念ながらそう伝える。

孟氏は廃された後、哲宗を24歳で暗殺。サポーターはもちろん旧法党。国の財力の７０％を占めた。

弟の徽宗は政治から離れ書、絵画の世界に閉じこもる。死なないための唯一の道だろうか。

今で言うところのひきこもりです。きさき以下146人の女性の名がのこる。

芸術と女性を愛したことは確かです。

徽宗帝（20歳）は哲宗暗殺（24歳）を知っていた。これも残念な話ではある。

官鬼が汝の法のすべてに出る。陰謀にあう、つまり暗殺された。

また５つの汝の中で１本の壷にだけ口舌がでる。兄弟不仲を意味する。

“兄貴、そんなにムキになるとあぶないよ”とは、兄弟でも言えなかろうが、

“言わないこっちゃない”とは思ったでしょう。

下の永泰墓副葬品のコピーを汝で作った。おばあさんの則天武后により永泰と夫は殺された。

 つづきは　北宋はこうして滅んだ　参照

2015/08/23

人生は不思議なものだ。13年前まで、中国の焼き物にも歴史にも、さほど興味関心はなかった。

夫婦喧嘩でなくしたパイプを米国から買ったことから始まった、中国とのおつきあい。

やがて手に入れた１本の銀のオピマム（あへん）パイプから、中国の銀の置物、やがて焼き物に。

今思えば、なぜこんなに魅了され、とりこになったのか？未知なるものへの好奇心。

もちろんです。もともとの窯焼きの血筋からか？

それもあるでしょう。陶家の意地。それもやがて芽生えます。

磁器から、後々知ることになった王朝の人々の悲哀。

皇帝、女帝の生き様、情念の激しさ。

それらにじかに触れる、恐ろしい感覚。小説、ドラマ以上の実話の怖さ、驚き。

当時は１年半程、睡眠時間3時間。21時間労働で、ほぼ毎日、磁器収集と図書館通いで暮らした。

今、宋代をまとめた。この半年ほど、何もする気がおきなかった。あまりに暗い、嫌な話題だったから。

台湾のビデオを昨日見ました。今年の8月15日放映分でした。

ところが本土中国では2013年に放映。2008年に新聞発表。

下にそのビデオがあります。

The Guangxu Emperor (14 August 1871 – 14 November 1908)

2003-2008年　中国にて遺体を科学的に調査。

光緒帝は、長く砒素（ひそ）による中毒であったことが毛髪から判明。

西太后の死の前日、幽閉の光緒帝は、同様に強い砒素により薬殺された事も胃の中の泥から判明。

幽閉は1898年から1908年。この間の10年に砒素を少量づつ飲まされたのでしょう。

さて、これらの首謀者を、各ビデオでは、おおむね西太后と推理している。

溥儀の日記に、死の前日、西太后に突然呼ばれ次の皇帝はお前だと言われたとある。

ビデオはこちらです

《经典传奇》20130405：死亡密码——光绪离奇死亡的真相

2015.08.15台灣大搜索／「清光緒皇帝死謎？體內砒霜200倍」　珍妃墜井之謎

发现中国discover china 光绪之死上（英語）

2008年11月2日、清朝第11代皇帝・光緒帝が突然この世を去って100年後の今年、国家事業の一環として立ち上げられた専門チームがその死の謎を解いた。光緒帝の死因は噂どおり「ヒ素中毒」によるものだった。「中国新聞網」の報道

「清朝光緒帝死因研究報告会」は2日、光緒帝「崩御」は急性胃腸性ヒ素中毒によるものと断定。1908年（光緒34年）11月、光緒帝は38歳の若さで幽 閉先の南海で死去。伯母である西太后に毒殺されたという噂が当初から流れていた。この謎に取り組んだのは、「国家清朝史編纂修工程重大学術問題研究専門プ ロジェクト」の1つとして、国営テレビ局の中央電視台（CCTV）、清朝西陵文物管理処、中国原子能（エネルギー）科学研究院、北京市公安局法医検験鑑定 センターの専門家らによって2003年に編成された特別研究チーム。

帝の遺髪や遺骨、埋葬時の衣服や副葬品などを繰り返し検査、分析。「機器中性子放射化分析法（INAA）」や「蛍光X線分析法（XRF）」などの 最新科学技術を駆使した結果、遺髪と衣服から合計で201mgのヒ素が検出されたという。人間の致死量は約60～200mgであることから、いかに大量の ヒ素が投与されたかがわかる。