花の撮影3(絞りの変化とピントの合う範囲)
最初のうちはAUTOで撮影しても良いですが、撮影に慣れてきたら
4. A(絞優先オート)で撮影してください。
絞り優先オートは撮影者が絞りの大きさを決めると、被写体の明るさに応じて
カメラが自動的にシャッタースピードを決め、適切な露出が得られる機能です。
絞りの値がF2.8→F22と数字が大きくなると絞りの面積が小さくなります。
絞りの面積が小さくなるとピントの合う範囲が広がります。
絞りの面積が小さくなると(F3.5→F22)ピントの合う範囲が大きくなることが、
理解いただけましたか?
この作例は、E−1を使い、標準レンズ(14mm−54mm)で焦点距離50mmで撮影しました。
ピントの合う範囲は、撮影時の焦点距離、カメラと花までの距離、又使用するカメラによって違います。
自分のカメラで撮影をし、試してください。
この作例では、1本の茎に咲いている花にほぼピントが合い、後ろの茎に咲いている花が少しボケはじめるF3.5〜F4.5が、奥行き感が出てよいと思います。
F16、F22を選択すると遠近感がでません。この作例では背景にグラデーションペイパーを使っているので、、目立ちませんが背景まで写りこんで見苦しい写真になってしまいます。
このボケ具合は、一眼レフカメラでも撮影時には確認できません、慣れてくれば勘が働きますが、実際の撮影では絞りを変えて何枚か撮影して下さい。