11月8日 晴れ 昨日書き忘れたネタ。ミツワで見つけたんだけど、電化製品売り場にネットがかかっていて、何でかと思ったら「日曜日の電化製品の販売は郡の法律で禁止されています」だって、なんじゃそりゃ!ニューヨークはOKなのになんでニュージャージーではダメなのか、というか禁止する意味がわからない!これは面白かった。 最終日なので8時半には起きた。Ningが学校に出かけるので握手して挨拶した。他のみんなは結構あっさりしているが、彼はよく気遣ってくれたのでありがたい。今回は中国人にやさしくしてもらうことが多かったな。昨日の42丁目ブライアントパークでDトレインに乗り換えて、59丁目コロンバス・サークルへ、次が125丁目だと言っているので、そうか、こないだ間違った急行だ。隣駅に行こうと思っていたが、とりあえず外に出た。ここはセントラルパークの南西にあたる、中に入ってシープメドウという広場を目指した。昨日のニューヨーク・シティマラソンのゴール地点があって、観客席などを撤去していた。昨日はコース近くを通らなかったので、街中にいながらその雰囲気はまったくわからなかった、数人ランナーらしき人を見かけたくらいで、ニュースで知った。 平日の午前中なので広場に人はいないが、きれいな芝生の広場だ。周りのビルの写真を撮ったりして、前に通ったストロベリーフィールズを抜けて、ジョン・レノンのイマジンの碑を通ってダコタ・アパートへ出た。Bトレインで下り、ブロードウェイで6トレインへ乗りかえる。やはり数字トレインは電車もきれいだし、アナウンスも自動で、乗っている人も多い。終点のブルックリン・ブリッジで降りた。初めのころに来た市庁舎や公文書館があるところだ。地下鉄で毎日来ていたマンハッタンを後にする演出として、ブルックリン・ブリッジを歩いて渡ろうと思ったのだ。お昼なので、これも最後にとベーグルサンドを公園のショップで買って食べた。 ブルックリン・ブリッジは端から端まで30分あれば渡れる(写真)。車は下を通っているので景色は最高。ランナー達はみんなCDウォークマンを持ちながら走っている、これもアメリカっぽいな。写真とビデオを撮りながらイーストリバーを渡ってブルックリン側へ、さようならマンハッタン。昨日ATさんがブルックリンで景色がいいポイントを教えてくれて、彼女の書いた地図を見ながら海側に歩いていった。ブルックリンハイツという地域はヨーロッパの街並っぽいアパートがある雰囲気のいいところだった、イチョウ並木が美しい。海側にプロムナードがあって、マンハッタンや自由の女神がよく見えた。ここも映画の有名ロケ地らしい。駅まで歩くとけっこう栄えていて、ミニマンハッタンという感じだった、ブルックリンでもこういう場所があるんだ。 フルトンモールという賑やかな商店街が近くにあったが、もうそこは黒人ばっかり。ハーレムとはまた違う、少しきれいめな黒人街だったので新鮮だ。FトレインのJay Streetがすぐにあったので乗って帰ってきた。ここはいつも電車で通っていたが、こういうわけで駅にも黒人が多いんだな。 これでニューヨークの観光はすべて終了。着いた日を除き、休日なくよく歩いて周りました。リストアップしたスポット全部はもちろん、ガイドブックに載っているような場所で40ヵ所以上は見て周ったかな+ワシントンDC周辺、もう一生分観光した感じ。東京と同じスタイルで生活できそうで、初めてにしては馴染みのあるマンハッタンだった。ニューヨークに行きたいと数年前から思っていたが、こういう完全個人旅行で来ることになるとはね。トラブルはまったくなし、すべてうまくいきました、協力してくれた人に感謝。この経験も自分を強くするに違いない。 2時半に部屋に戻ってカバンに荷物を詰めつつ、冷蔵庫の残り物を減らそうとパスタを作って食べた。全部99セント食材なので、あまりおいしくはない。おみやげも小さいのを選んだので荷物はちゃんと入ったが、やはりパソコンが重たい。4時過ぎに出た、ジーヨンだけいたので挨拶して別れた、LAはどんな感じなの?と聞かれて車が必要だと答えた。部屋には一応Ningへメモとお菓子を置いておいた。 見慣れたチャーチ・ストリート駅で初めて降りた時を思い出しつつ、Fトレインに乗った。さっきのJay Streetで下りAトレインへ乗ると、やはり黒人が7割くらいか。車内で早速パーカッションの演奏が始まった(笑)かなりうまい。 結局、毎日地下鉄だったわけだが、こういう電車内で、楽器を演奏する人、歌う人、仕事がない状況を訴える人、何かを主張する人、帽子を売る人、お菓子を売る人、電池を売る人、宗教の布教活動、ただカップを持って歩くだけの人、など、みんなからお金をもらおうとする人に遭遇しない日は1日もなかった。見ると電車をけっこう乗り換えているので、よっぽど沢山そういう人がいるんだな。ほぼ黒人だった、女の人もいた。決して危ないわけではない。 JFK空港周辺は危ないと聞いていたが、落書きが多い街並みを見つつ、ハワード・ビーチで降りてエア・トレイン(モノレール)へ乗り換え、さすがにここは旅行者しかいない。2週間前の逆の道でJFK空港へ。jetBlueはターミナル6だ。1時間半ほどで着いたので5時半だが、飛行機は6時半、すぐにチェックインした。カウンターの人は自分が英語があまり分からなそうだと言うことで、簡単に手続きを済ませていた。 飛行機で前半は寝て、後半はこの日記をシグマリオンで書いたりしていた。このjetBlueはとてもスマートでオシャレな感じだ、何かとデザインされていて自分の好みに合う。3人掛けで隣は空いていてラッキー。窓側なので下に見えるアメリカ中部の夜景、所々に街の光が見えるがとても小さい。現在位置は画面でわかるので、たまに大きな街があると名前を確認していた。コロラド、ニューメキシコあたりは真っ暗だ。 帰りは6時間かかったが、そんなに遠くは感じなかった。上空から家具屋のIKEAが見えて、道がカーブしていたので、いつものハーバー通りだと分かった、帰ってきたなあ。無事に着陸した。小さなロングビーチ空港なので、荷物の出てくるところも一つ、すぐに出てきた。気温はけっこう寒いじゃん。MSもちょうど迎えに来て車で家方向へ。不思議と懐かしいと言うより、見慣れた日常の景色に見える。さっきまでいたニューヨークが夢だったかのように。 デニーズでご飯を食べてみやげ話など。TOから電話で、昨日引っ越したんだって。どこかと思ったら前のSHの家にホームステイらしい、そんな近くに引っ越すとは、何か家で問題でもあったのか??また明日も家に来るというので聞いてみよう。 深夜1時ごろ久しぶりの家に着いてTA君と話しておみやげを渡し、遅かったがDoにも挨拶した、遅いから明日話しましょうとのこと。久しぶりの部屋だが何も変わっていない。トモの荷物が少しあったが、もう向こうの部屋は空ということかな。 今度は時差で3時間戻るのだが、夜着くのでそれほど辛くはない、1回寝れば戻るだろう。これが旅慣れと言うのかわからないが、精神的忙しさはまったく感じない。体力的には東へ向かう時の時差調整がちょっと疲れるだけ。明日からまたカリフォルニアの車生活が始まる、もう授業はないんだな。 |