飛行機

日記



                   11月6日 晴れ

ホテルは一人部屋なので気楽だ、久しぶりに、というかアメリカでは初めてバスタブにお湯をためて横になって入った。朝は6時半には起きて支度した。朝ご飯は食べなかった。
7時40分出発、8時にまずホワイトハウスへ。ワシントンDCは広くないし、有名スポットはすべて近くにあるので(マップ)、ここもワシントン・モニュメントのある公園のすぐ横にある、今日も団体観光客がいっぱいだ。よくデモなどをやっている光景を見る柵の外から見学しただけだが、意外にあっさりしていてしつこくない、薄味な感じ。ここに本当にブッシュがいるのか?と不思議だ、中に入るのも昔ほど簡単ではなくなってしまったようだが、柵の外はちっとも厳重ではない感じがした。

続いてジェファーソン・メモリアルへ、向かいにあるタイダルベイスンという水路の向こうに見えるワシントン・モニュメント(どこからでも見える)、きれいだ。警察のおじさんがバイクと一緒に写真を撮らせてくれて、クーさんに撮ってもらった(写真)。ローマ神殿のような建物内には大きいジェファーソン像がある。

5分で次のリンカーン・メモリアルへ、アメリカ人は過去の大統領を奉るのが好きだなあ。ローマ神殿のような建物内には座るリンカーン像、後ろを向くと四角い池越しに見えるワシントン・モニュメント、ここはあまりにも有名な光景だ、これを見たかった。ティム・バートンの「猿の惑星」のラストシーンもここが舞台ですね。同じ公園内にベトナム、朝鮮戦争それぞれの記念モニュメントがあって、兵士の銅像などがあった。刻まれた「Freedom is not free」、重い言葉だ。

バスでダウンタウンを走る、ちょっとはお店なども出てくるが相変わらず歩いている人は少ない、土曜日だからかな。FBIの本部ビルを見て、すぐ近くのおみやげ屋へ。いいものがあれば買おうと思ったが、FBIやCIAなどのロゴが大きすぎて、どうも好みに合わない。小さく書いてあればカッコイイのに、結局何も買わず。
またバスで走り、国際スパイ・ミュージアムがあって興味深いが見る時間はない。どこにでもあるチャイナタウン、中国人はすごいなあ。ここは小さめだった。マックやスタバもあったが看板も控え目で、それがまた無機質な街並みに溶け込んでいる。

スミソニアン・国立航空宇宙博物館へ。スミソニアンの博物館はいくつもあって、単にスミソニアン博物館という名前の建物はありません、びっくりですがすべて無料なんです。アポロ11号の月着陸船、帰還ポッド、第二次大戦時のロケット、ゼロ戦など、興味がわく物がいっぱいあります。

昼食に昨日も行ったレストランへ行く途中に、これまた有名な硫黄島(IWO JIMA)メモリアル(兵士達がアメリカ国旗を立てようとしている像)があって車窓見学、日本人ツアーなら絶対に降りて見るんだろうけど・・・。
レストランでは何やら誕生会パーティが行われていた。また王さん達と食べた。オバチャンが、青トウガラシやラー油で炒めた香ばしい付け合わせをもらっていて、自分も試してみた、すごく辛いけどおいしい。マーボー豆腐やセロリの炒め物など、昨日と同じく料理は6品出た。中国人達が普通に食べているんだから、まずいわけはない。

帰りにアメリカ国防総省(ペンタゴン)の横を通った。ここも9・11同時多発テロで被害を受けたわけで、やはり人は見当たらないが超重要機関だ。

ワシントンDCは整然としていて緑が多いと昨日書いたけれど、調べるとフランス人が設計した公園都市らしいので、やはり計画通りに並べられているんだな。それにしても、本当によくテレビや映画で見慣れた有名な場所ばっかりなので撮る写真が多かった。でも、やはりここで国の主要機関が動いているという厳格な雰囲気はなく、観光客ばっかりの穏やかなのんびりした平和な街だった。

途中2回パーキングに寄って、昨日の「レッドブロンクス」も無事終わり、HOLLAND TUNNEL(オランダトンネル?なんで?)を通るとマンハッタン、トライベッカ地区だ。マンハッタンではとたんに渋滞、6時15分にチャイナタウン着、ワシントンDCから5時間だな。
クーさんは次で降りるようなので、LAでご飯でも食べましょうということで携帯番号を聞いた。また近くにいるのにせっかく知り合った機会を逃すのはもったいない。王さん家族達とみんなで「サヨナラー」で別れて、ガイドさんとも握手して別れた、謝謝。
中国の旅行会社で安いからといって、何も問題はなかった。中国語が嫌いな人はダメだけど。日本人の感覚で見ても、クオリティはまったく変わらないと言っていいだろう。ちなみに興味があればサイトはココです。ATさんが教えてくれたのはココ。自分で選ぶなら後者だったな。

さて、今日はこの後も予定が。バスだったのであまり疲れてはいない。着いてすぐの6時半にATさんとチャイナタウンのスタバで待ち合わせて、イーストビレッジを案内してもらった。一度来たサンライズ・マートがあって、日系の店が集まっている地域なのだが、他にこんなにも固まっているとは思わなかった。居酒屋ケンカでビールを飲んだ、外ではかなりの人が待っている、安めですごい人気があるとか。店員はみんな日本人で、北島三郎や軍歌など、コテコテの日本の演出だが、外人さんもいっぱい来ていた。ここでもニューヨークのミックスさを感じる、西海岸ではコテコテ日本居酒屋に、こんなに多人種は集まらないように思う。
近くに日系スーパーのJASマートミツワ系でイタリアン・トマトが併設されている。その他、たこ焼き屋、そば屋、デザート店(MSがお気に入りだとか)など、日系のお店だらけ、日本人もかなり歩いている。それでも隣の通りはリトル・ウクライナリトル・インディアと、もう違うコミュニティーが。

少し治安が悪いと言われるロウアー・イーストサイドを歩くと、やはり落書きなどが目立つ。それでも昔よりはかなり安全になったとか。ソーホーの隣、ノリータと呼ばれるニューヨーク・ファッション文化では特に「先端」とされる地域を歩く。話題のライスデザート屋(バナナ味のお米など)を教えてもらった。
そのままリトル・イタリーへ歩き、カフェでお茶。イタリアンのお店は本当に雰囲気がいい。しばらく話してから帰った、11時ごろだったか。ここからイースト・ブロードウェイ駅に歩けばFトレインだが、夜は危ないかもということで、近い駅から乗り換えて帰った。

帰るとNingがいたのでお礼を言った。写真がいっぱい、PCに取り込んで、シグマリオンで書いていた日記をコピーして修正してからアップして寝た。1日ぶりの我が家・・・ではないのだが、なんか落ち着く。

前の日へ次の日へ
11月へ

飛行機