11月4日 くもり 雨 またゆっくりめに起きたが昼前には出た。まずAトレイン、ブロードウェイ・ナッソーで降りてウォール街へ歩く。ここらへんもビジネスマンなどで結構人が多い。大きなアメリカ国旗が見えてきたと思ったら、ニューヨーク証券取引所だった。斜め向かいにはワシントン像が立つフェデラル・ホール国定記念館がある。さすがにここらへんは警官が多く、警備が厳重だった。西へ歩くとすぐにトリニティ教会がある。 雨が振ってきてしまい、グランド・ゼロの向かいにあるセンチュリー21へ入った。不動産の同名もアメリカにあるが、ニューヨークではここ、ディスカウントブランドショップを指す。ここらへんの観光客はみんなここの袋を持って歩いている。どんなものか見てみたが、若い人向きではなかった。 4と6トレインでキャナルSt.で降りて、チャイナタウンのマックへ、ここでNingと待ち合わせだ。朝を食べていなかったのでマックで食べた。中国人が多いかと思ったら全然そんなことはなかった、むしろいない。なぜかと思ったが、チャイナタウンはもっと物価が安いので、マックでも高いと感じるのだろうと後でわかる。雨はけっこう普通に降っている、傘がないのでナイロンパーカーを着た。 Ningと2時に会って、中華系の旅行会社に一緒に行った。1泊2日のワシントンDC、フィラデルフィアのバスツアー、これで55ドル(6000円)だ!ATさんも過去に行ったようで情報を教えてもらったが、この会社とは違うようだ、でも内容は一緒だった。ちなみに日系の旅行会社で同様のツアーを探すと、325ドル(3万5千円)、しかもホワイトハウスなども車窓観光、こっちはちゃんと降りるらしい。この物価の違いは何なのだろう??同じアメリカ内でこんなに格差があるのが面白い。ナイアガラ1泊2日も日系は380ドルだが、中華系は90ドル、同じところに行くのにね。それにしても、普通の感覚でもホテルを入れて55ドルとはどうなってるんだ?ただ、自分は一人なので、もし合部屋で他に人がいなければ追加35ドルになってしまうらしい、ううん、痛いけどそれでも安いからしょうがない。誰か一人旅の人はいるだろうか・・・。当然他の人は中国人ばっかりで観光案内も中国語だ、それもいい経験だろう。分からなければ英語で聞く。明日の朝集合だ。 Ningは屋台でお昼を買っていたが、普通の量で1ドルだ!これは安い、ハンバーガーが3ドルじゃ確かに高いわな。彼と別れて4トレインでブロンクスの161St.のヤンキースタジアム(写真)へ向かう。北に向かうとハーレムを通っていくので黒人が多くなってくる、車内の8割が黒人か?というくらいになってきた、ちょっと異様だ。降りてすぐ前がスタジアム、でも雨で観光客など誰もいない、1周周って写真を撮った。 ここから数キロと離れずして、HIPHOPの誕生地、サウスブロンクスと呼ばれる地域がある。昔は戦場の跡と言われていたが、現在は倉庫街だ。しかし、ここらへんでも落書き(グラフティー)が目立つ、とても奥には行きたくないな。 同じ駅から今度はDトレインで125丁目で降りる。歩いて5分でアポロシアターが見えてくる。もちろんここらへんもハーレムで見事に黒人社会だ、商店街の店の中もみんな黒人だ。雨で嫌だったが、なんとか無事に写真を撮ってきた。Dトレインで下ってくると、普段どおりの人種の混ざり具合の車内に変わる、不思議なもんだ。 34丁目で降りて、セックス博物館へ歩く、割引券があったので来ました、なかったら来ないかなあ。1920年代からのアメリカの性風俗を通して女性の地位を考えるという、けっこう真面目な感じもある。受付の人は怪しかったが。2階は中国の性風俗の歴史で、昔学校で習った纏足(てんそく、foot-binding)は西欧人にはよほど奇妙なようで、けっこう関心を持って見ているようだった。 雨の中23丁目からFトレインに乗って帰る。また99セントショップでパスタとコーラを買って帰った。明日は晴れるといいが、しかも朝早いので心配だ。話によるとホテルも悪くないとのことだが、ネット環境があるかわからないし、1日だからパソコンは置いてシグマリオンを持って行くことにする。明日の日記はまた後日アップ。 |