8日目 9月24日(月)  
タイトル 元地海岸で疲労困憊 天候 晴れ
出発地 稚内市
稚内グランドホテル
到着地 礼文町
民宿「さざ波」

6:10 稚内グランドホテルをチェックアウト。
利尻・礼文行きのフェリーターミナルに向かう。
車を隣接の駐車場に預け、利尻行きのチケットを購入する。

7:00 フェリー出港。
3連休の最終日であったが、船内の座敷は多くの観光客がくつろいていた。
今夜の宿泊地は礼文島に決めていたので、ここから礼文の観光案内所に電話し、
民宿の予約を依頼する。

おお〜!
利尻山が見えてきた
 

8:40 利尻島の鴛泊港に入港。

利尻島は初めてだ、早速フェリーターミナル前でレンタカーを借りる。
下調べでは島内の灯台はどこも簡単に制覇できそうだ。軽い気持ちで運転する。
しかしどうにも天候が曇り空。予報ではこれから晴れるようだが。

9:18 石埼灯台、着。
外周道路から看板が出ているので分かりやすい。
というより走っていれば背の高い赤白灯台、いやでも目に付く。

いや〜、大っきい灯台だ
ワイコンを使用
 

灯台から海までは広い敷地がある。ここから後方に利尻山を入れるのが、
ベストアングルと考えた

10:05 オタトマリ沼、着。
2軒の食堂兼土産店があり、ここで小休止する。
店内でコーヒーをご馳走になり、小腹が空いていたので焼きとうもろこしを食べる。
ベンチで一服していると、段々と青空になってきた♪

オタトマリ沼
 

10:30 仙法志埼灯台、着 
灯台付近には砂利敷の広場があった。ここで昆布を干すのだろう。

11:20 沓掛岬灯台、着。
利尻山が噴火した時の溶岩が目立つ
キャンプ場もあり、のんびりできそうな所だった。

12:05 栄浜埼灯台、着。
寂しそうな場所に建っている
この時は暖かい日差しを受けて明るかったが、季節天候により
ガラッと変わるのだろう。ま、灯台らしいといえば、らしいが。

12:50 鴛泊灯台、着。
鴛泊港に突き出たペシ岬の先端に建つ。灯台までは激坂を登るが
歩くこと10分程度。登った後のご褒美はこの眺望だった
彼方に礼文島が見えていた。

フェリーターミナルに戻り、レンタカーを返却。
礼文島行きのフェリーは14:15発、やや時間があるのでターミナル2Fの
レストランでカレーを食べる。

14:20 礼文島行きのフェリー出港。
15:00 香深港に入港。

花の浮島・礼文島
  
 

観光案内所で今夜泊まる民宿の位置を教えてもらう。
港から徒歩5分程だという。ターミナル内をしばしウロウロ。
・・・と、某ユースのお見送りの声が聞こえてきたよ(出たッ!)。
礼文に来たことを妙に実感する。
港周辺は変わっていないように思えた。

15:15 民宿「さざ波」に到着。
宿のオバチャンに挨拶し、まだ時間も早いので桃岩展望台へ行くことにする。
今日中に元地灯台を訪問しておきたい。
荷物を置かせてもらって、展望台までの近道を教えてもらい、出発。

桃岩展望台まで登山道をひたすら登る。
丘陵地帯に生い茂る熊笹の群生は礼文島西海岸特有だ。
歩くこと40分、ようやく着いた。さすがに眺めがすばらしい。

元地海岸
 
桃のかたちをした
桃岩
 

ここから元地灯台まで遊歩道が伸びている。
実はこの時もうバテバテだったのだが、頑張って灯台を目指す。
風が強くなってきて、アップダウンもある。疲労が溜まってつらい、時間も気がかりだ。
息を切らしながら灯台はまだかまだかと、ここまで熱望した気分は金華山以来か。
救いは切り立った大断崖の絶景を見ながら進んだことである。

16:50 元地灯台、着。
再訪灯台、思い入れは強い。
かつて訪れたにも関わらず、ここで写真を撮らなかったことをずっと後悔していたのだ。
やっとここに来れた。感慨無量
ん?少し変わったかな?たしか前に来たときは灯台後方に少しばかりの木々があって
蜘蛛の巣をはらった記憶があるのだが。
夕日がなんとなく暖かく感じた。

帰路は強風の遊歩道を避け知床まで降りることにする。
遠方に奮部灯台が点灯しているのを確認、明日訪れよう。

知床海岸の夕景
 

知床の集落に降りてくるとバス停があった。なんと数分前に出たばかりだった、ガ〜ン!
そうか、元地灯台で一服していなければバスに乗れたわけか。
知床から奮部へ、さらに差閉に着くころにはもう疲労の限界が近づいていた。
香深まであと何キロあるだろう? ヒッチハイクしようか、と思っていたら
地元のオッチャンが居たので香深までどのくらいか聞く。
「あと少しだが、車で送ってってやるよ」と、うれしいお言葉が!
そして軽ワゴンで香深の「さざ波」まで送ってくれたのだ。
感謝です。お礼を言ってわかれた。サンキュー!オッチャン。

民宿「さざ波」で通された部屋は一人で寝るには十分すぎるほど広い部屋だった。
食事にも満足し、風呂に入って早めに寝た。

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