7日目 9月23日(日)  
タイトル 天売・焼尻を断念する 天候 晴れ
出発地 石狩市
石狩灯台付近の駐車場
到着地 稚内市
稚内グランドホテル

4:50 起床。
気温9℃、寒い。北海道に来て初めて寒さを感じる。

5:00 石狩灯台、着。
まだ、灯火が点っている。急いでジャンパーを着込み外に出る。
散策路の木道よりカメラを構え、しばらくすると空が赤みがかってきた

ひととおり撮り終え、駐車場で朝食(レトルト梅おかゆ)を食べながら、
写真データをパソコンへ転送する。
7:20出発。

石狩より北に国道231号線を走り、厚田の漁港に入る。
7年前、最後に寄った灯台がこの付近にあった。白黒灯台だったと思う。
今回、事前の下調べでは灯台はこの付近には無く、現地でも見当たらなかった。
場所が違うのか、或いは撤去されてしまったのだろうか。

8:50 幌灯台、着。
一応道はあるのだが、車では行けそうも無いので少し離れた場所に停める。
たぶん大丈夫だと思うが、鈴を鳴らしながら進む。
歩くこと3分ほどで到着する

到着
灯台直下は広い
コンクリート敷だった

9:15 幌灯台を出発、増毛に向かう。
かつては道内でも「陸の孤島」といわれた雄冬岬を越える。
その昔、雄冬へは増毛から船での交通しかなかったが、今ではもちろん
国道が南北に貫いている。

9:45 増毛駅、着。
増毛灯台とともに、もうひとつの目的がこの「増毛駅」。
留萌本線の終着駅で映画「駅・STATOIN」の舞台にもなった。

駅舎
線路の終わり

駅前に風待食堂がある。
中を覗くと食堂ではなく、観光案内所となっており、三方の壁には
映画の各シーンの写真が飾られていた。

風待食堂

食堂むかいのホテルは
もう残っていない。

増毛灯台へは駅から歩いて10分程度である。

10:00 増毛灯台、着。
灯台敷地の一方はやや広い空き地になっていて隣家のおじさんが薪を割っていた。
「好きな所から撮っていいよ」とおっしゃられ、有難くも庭に入らしてもらった
話好きのおじさんで南関東にも在住経験をもち、話してて楽しかった。

増毛を去る前に、酒蔵「国稀」わきの伏流水を汲む。

暑寒山麓の伏流水
 

11:10 波灯の女灯台、着。
留萌港にあるデザイン灯台。行くまでの道が少々手こずったが
ここが、くしくも生涯300基目の灯台となった。

波灯の女灯台

右手にもつ灯りは
光度14カンデラ
夜も見てみたいものだ
 

11:40 留萌灯台、着。
留萌港を見下ろす高台に建ち、傍らには殉難之碑がある
また高台下の公園には市民に親しまれた青灯台が記念碑として
残されている

12:30 苫前埼灯台、着。
海は見渡せないが、苫前の広々とした町並みは眼下に見えた。
小さなスキー場のゲレンデがあった

羽幌町の町に入り、まず焼尻、天売島へのフェリーターミナルに向かう。
この両島には3基の灯台がある。時刻表によると焼尻島で泊まるのがベターだが・・・。
数件の宿に電話するもあまり色よい返事がない。ま、当日だから仕方ないか。
あきらめて近くの道の駅「ほっと・はぼろ」で休憩する。
ここで外来入浴したことが思い出される。

13:40 近くのおろろん食堂で海鮮丼を食す-♪

おろろん食堂 羽幌店 海鮮丼 ¥1,600

14:25 金比羅岬灯台、着。
キャンプ場の脇に灯台はある
目の前は海、綺麗に整備されたいい所だ。海風が気持ちがいい。
ここで羨ましくも、灯台巡りの同志らいとはうすさんはキャンプをされている

国道232号線をさらに北上すると天塩に入る。
道の駅「てしお」で小休止。
稚内までは国道40号線のルートもあるが、海岸線の道道106号線を選ぶ。

以前は無かった
風力発電塔が建っていた
 

右にサロベツ原野、左は海のむこうに利尻山が見える、快適な道だ。
やがて果てしなく続くと思われた直線の道も終わる。

道道106号線の
浜勇知でひと休み
 

17:03 稚内駅、着。
観光案内所で明日の利尻・礼文の情報収集する。

17:15 稚内灯台、着。
全国で2番目にノッポな灯台である
西に利尻山が見え、落日の美しい岬であった。

18:15 稚内グランドホテルにチェックイン。
珍しくホテル宿泊となったのは、携帯・パソコン・デジカメの
トリプル充電のためであった。やはり長旅になると車のシガーソケットからの
充電だけでは間に合わない。
まぁ、たまにはいいでしょ。

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