:父と二人で熊本を代表する山へ |
||
2001,03,17完成しました 2004,04,06見直し |
熊本のシンボル、火の山阿蘇に出かけました |
仙酔尾根(通称、バカ尾根)を登る父 |
||||
いくつになっても、親はありがたいものです。お陰様で、私の父母、義父義母とも全員元気で大変幸せだと思っています。
昨年の夏に、父が(私よりはるかに登山フリ−クです)熊本のシンボルだというのに、阿蘇高岳にまだ登ったことがないというので、出かけることにしました。当日は写真のように好天に恵まれ、草木のほとんどない仙酔尾根は、汗だくだくの登りが予想されました。 |
|
||||
|
家を出て、車で1時間半で、仙酔峡に到着します。ロ−プゥエ−の駅を右手に見ながら、駐車場の一番左奥に、車を停めます。ここが、もう登山口です。ここの標高が、ほぼ900mですのでこれから、700mの標高差を登ることになります。
右手中央の階段は、後から中岳から下りてくる道です。左手前方には、これから上る仙酔尾根がうねうねと横たわっています。この尾根は、山地用まで下りが全くないので、通称バカ尾根と呼ばれています。左手の、橋を渡って、ミヤマキリシマの大群落の方へ進みます。 |
||||
ミヤマキリシマの群落がとぎれると、そこは月の表面のような、草木のほとんどない、溶岩でできた尾根道になります。石もコンクリ−トで固めたように、溶岩の中に埋まって、びくともしません。まさに、火山性の独特の風景です。
登山口から、ほぼ1時間40分で、高岳の火口壁にたどり着きます。(上の写真)今回は、ここから、左折して、東峰へ向かいました。(右の写真) |
|
||||
|
東峰へ行く途中、天狗の舞台の下を右に巻いて、すぐ展望が開けると、左手直下に、鷲が峰、虎が峰を抱く、九州岳人のメッカ、北尾根が姿を現します。これをどん詰まりまで行ったところが、東峰です。日ノ尾峠を挟んで、根子岳がそびえ、その後方には九州の雄峰、祖母山が独特の三角形の山容を見せていました。(上の写真)
高岳も活火山ですので、頂上部は南側が開いてはいますが、火口になっています。その中に、月見小屋がひっそりとたたずんでいます。ここも、ミヤマキリシマの頃は、火口全体が見所の一つとなります。(左の写真) |
||||
今来た道を東峰からとって返し、仙酔尾根との出会いをこえて先に進むと、主峰『高岳』です。標高が1592m、肥後、熊本のシンボルは、標高さえも『ヒゴクニ』で、みんなに親しまれています。これから、頂上を突き抜けて、中岳を経由し、左手に、現在も活動している火口を見ながら、帰路にかかりました。
火山というと、不毛な山のようですが、今回も下の写真にあるような、秋の花々がやさしく出迎えてくれました。 |
|
||||
|
阿蘇高岳の花々です。クリックすると元の大きさで見れます。特に、『アキノキリンソウ』『ダイモンジソウ』は、とても素敵です。右端は、番外編の『鷲が峰(北尾根)』 詳細の登山ル−トは『登山案内』参照。 |