◇ 仏教質問箱 ◇
【数珠】編 そのA
今回は数珠の【かけ方】についての、
ちょいとした【お話】などを・・・
どちらの手にかけるのですか?
数珠は普通、左手か左手首にかけます。
「右利きが多いから」
「左手が清浄とされるから」
・・・など、その理由には諸説あるようですが、
明確なものは見あたらないようです。
その昔は、首や耳に数珠をかけることもあった、
という話を書物で見かけましたし・・・
浄土宗では【日課数珠】と呼ばれる2連の数珠を用いると
前号で書きましたが、
葬儀や法事の席などでは、
そのまま左手首に2連とも通してかけてくだされば大丈夫です。
(ただし、合掌する際には次の項目を参照してください)
合掌するとき(手を合わせるとき)には、
特別の作法(かけ方)があると聞いたのですが?
知恩院さんの浄土宗では、
光松寺の属する西山浄土宗とは違う作法があって、
檀信徒さん向けに定められた作法があるようですが、
西山浄土宗においては、
そのような特別の決まりはないようです。
(【僧侶の口伝】としては、作法が伝授されていますが、
あまり細かく考える必要はありません。)
難しくは考えるのではなく
『自然に左手にかけておく』ことと、
覚えておかれるだけで十分ですよ。
※ちょいと書き残した大切な事柄があったのですが、
それに関しては【編集後記】を参照ください。
(下にリンクを貼り付けておきます。)
仏教質問箱のページへ
トップページへ
編集後記【数珠】のページへ