◇ 仏教質問箱 ◇
【数珠】編 その@
【日課数珠(にっかじゅず)】
浄土宗で一般的に使わているものは、
2連(輪が二重になったもの)の数珠で、
お坊さんも『月参り』などではこの数珠を用います。
仏教には欠かせない存在の数珠ですが、
元来は宗教的な意味合いよりも、
文字通り『珠(たま)を数える』ことを目的として
うまれたもののようです。
この【日課数珠】も、『念仏の回数を数える』ために、
27珠と20珠(40珠)の2連から構成されています。
(興味がおありの方は、確かめてみてください。)
ちなみに、【数え方】は、というと、
27珠の方を左手で繰りながら、念仏を25回となえる。
(飛ばした2個分は、息継ぎをするときのために、
余分に作ってあるそうです。)
一周繰り終わったら、20珠の方をひとつ繰り上げる。
つまり、この方法でいくと、
【25×20=500回(40珠の場合は1000回)】となる計算で、
お念仏を500回となえることができるわけです。
なかなか上手いこと考えてありますよね。
(文章で表現するのは、ちょいとややこしいのですが・・・)
それでは、頑張って、
1000回ほど・・・
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