◇ 仏教質問箱 ◇ 仏像編 そのE
【四天王】
いわゆる【天】も、前号で紹介した【明王】と同じで、
インドの神々に由来するものだそうです。
如来・菩薩・明王、が性別を超越しているのとは異なり
男女の性別があり、姿形も様々であることが
【天】の特徴であるといわれます。
【持国天(じこくてん)】 ・・・東の守護神・・・
文字通り、国を支えるものを意味します。
【増長天(ぞうじょうてん)】 ・・・南の守護神・・・
芽生えた穀物を意味します。
【広目天(こうもくてん)】 ・・・西の守護神・・・
悪人を罰し、仏心を起こさせるといわれます。
【多聞天(たもんてん)】 ・・・北の守護神・・・
護法と施福を司るといわれます。
別名『毘沙門天(びしゃもんてん)』とも呼ばれ、単独で
礼拝されたりもします。
※四天王などの『武神』の他、
『福神』の大黒天や毘沙門天、
『女神』としての吉祥天・弁財天なども
よく知られておりますね。
七福神に関しては別ページに掲載しています。
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