.「サッカーのシステムは1:1で負けていない事が前提だ」 | 返信 |
管理人S-1 04/07木00:39 #r138 一昨日夜テレビのスポーツニュースを見ていたときにサッカー中田選手がこう いう発言をしていました(05.4.3.)。 「1:1」というのは点数でなくて(相手選手に対する)個々の選手の力を言 っており、システムというのは「3バック」だとかなんとかいう(あまり詳し くわかりませんが)戦い方、とか作戦・体制の事だと思います。力が少なくと も拮抗しているなら「システム」の問題が前面に出てくるが、「1:1」で明 らかに負けてしまっているなら「システムがどうの」という問題などおこらな い、という意味だとおもいます。 (聞きようによっては、マスコミのジ−コ批判に対する反論なのか、チ−ムへ の落胆なのか、問題の発言かもしれませんが)「なるほどこういう言い方もあ るか」と書き留めました。翌日がオリエンテーションで(なぜか僕が)新入職 員相手に事故防止の話をする事になっていました。そのため中田選手が言った 「システム」を医療機関のいわゆる「事故防止対策」に、「1:1」を「個人 個人の仕事そのものに対する知識や技術」にアナロジーしたからです。 翌日、事故の現実やエラーの話と「エラーや事故に対する発想を変えよう」、 という話をした最後に、二つの例を出しました。一つは前日の中田選手の話で、 仕事を正しく覚える事が事故防止の前提なのだよ、ということ。二つ目は1月 の新千歳空港での「あわやテネリフェ」と言われたインシデントのことです。 こちらは新聞報道やJALのHPだけからの知識でしたが、許可を得ないままの離 陸滑走開始というエラーにもかかわらずに「のこった十数秒を生かす事が出来 たのはなぜか!」と(何がよかったかという)問題の立て方をしてみました。 「to err is human」などという「耳障りのよい」ことばが行き渡り、何か 特別の事故防止策があるかのように錯覚し、最も大事な「仕事を正しく教える」 「正しく覚える」ということが少し忘れられているようなきがします。もちろん 自省をこめてです。 |