かくして、何故か夜中の3時に火蓋が切って落とされた『名探偵VS怪盗のジャンケン大会(端折り過ぎ・爆)』
果たしてどちらが勝者となるのか…。
〜正しい工藤邸の訪ね方4〜
『じゃあルールを説明するわよ』
何やら「ジャンケン大会」についての詳細を語りだす灰原女史。
………てか、何時の間にルールなんて物決めたんですか?(爆)
『よし、いつでもこい!』
『絶対勝ちますからね!』
………で、突っ込まなくていいのかお二人さん…ι
ノリノリの為にルールが何時決められていたのかなんて事はどうでもいいらしいお二人。
かーなりノリノリらしく、双方とも首を回してみたり腕を振ってみたりと準備に余念が無い。
――それがジャンケンと関係があるのかないのかは置いといて(爆)
『まず、工藤君がつけた訳の解らない「ジャンケン三連続先取した方が勝ちよ選手権!」という名前から察するに、三回勝負ではなく相手に三連勝して初めて勝ちが確定するみたいね』
…みたいね、ってルール説明っていうか聞いてますよね女史?
『ああ』
…新一さんも認めてるし。
『という事は先に三ポイント先取ではなく、三連続して勝たなければいけないという意味ですか…』
…何だかご乱心の筈のKID様が一番まともに見えてきたなι
『そういう事らしいわ。だから三ポイント先取より必然的に時間がかかる訳』
『そりゃそうだろうな』
――言い出したのは貴方です新一さん…(泣)
『だから更に特別ルールを作りましょう』
『『特別ルール?』』
哀の提案に首を捻るお二人。
『ええ。時間制限を1時間としてそれ以内に勝負がつかない場合は………』
『『ば、場合は……?』』
『二人とも負けよ』
『『………(やっぱり…ι)』』
哀の、ある意味で予想通りな特別ルールに新一とKIDは内心激しく不満ながらもそれを口には出さなかった。
だって………怖いから(爆)
『解ったわね?』
『『解りました…』』
渋々、でも怖いから仕方なく了承するお二人。
………てか、この勝負「怪盗VS名探偵」ではなく「科学者VS怪盗&名探偵」な気がするのは気のせいか?(爆)
『じゃあ、これから「灰原哀監修、平成のシャーロック・ホームズ工藤新一VS平成のアルセーヌ・ルパン怪盗KID、ジャンケン三連続先取した方が勝ちよ選手権!」を始めるわよ。準備はいい?』
『何時でも来い!』
『監修……』
ノリノリの新一と、大会名に少々引っ掛かりを覚えているKID様。
しかし、KIDの戸惑いにも関わらず大会は着々と進行していく。
『それじゃあ、まず一回戦………始め』
何やらキャラが変わっている(…)女史の合図で二人は軽快に……、
『『じゃんけん…ポン!』』
とお互いに出し…。
『よし!!』
思わずガッツポーズを取る新一。
『………流石は名探偵』
口ではそんな事を言っているが思いっきり顔が引き攣っているKID様。
―― 一回戦……『グー』対『チョキ』で名探偵の勝ち。
一回戦も無事(…)に終わり、このまま大会は順当に進んで行くのかと思いきや…、
『じゃあ後は適当に二人でやって頂戴』
灰原女史、早くも審判放棄。(早っ!!)
『灰原…ι』
『適当って…ι』
言いたい事は山ほどあるが(例えば「監修はどうした!」とか…)やはり怖い為言えないお二人。
仕方なく、二人で二回戦以降は進める事にする。
『名探偵…それでは行きますよ?』
『ああ、いいぜ』
それでは……
『『じゃんけん…ポン!』』
やはり軽快に繰り出された相手の手に…。
『ふっ…まだまだだなKID』
KIDを挑発するかのような笑みを浮かべた新一。
『………ま、まだ次がありますから!』
それに対し、口ではそんな事を言いつつもやっぱりかなり顔が引き攣ってきているKID様。
―― 二回戦……『チョキ』対『パー』でまたも名探偵の勝ち。
『あら、随分弱いじゃない怪盗さん?』
「適当にやって」と言ったわりに口だけは出すらしい灰原女史。
『こ、これからです!!』
その哀の言葉に決意も新たに次の勝負に気合を入れるKID様。
『このまま決めてやる!』
次をラストにすべく、かーなり気合の入っている新一さん。
――さあ、勝つのは誰だ!?(もちろん女史込み・笑)
to be continue….
ジャンケン大会もいよいよ大詰め?
次で一先ずこのシリーズ(?)も完結予定。
(てかこれ…シリーズ部屋に移すべきなのか?)
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