タオルミナ (Taormina)


 2001年10月7日、シチリア屈指の景勝地である「タオルミナ」を訪れました。
 タオルミナは、カターニャ地方の端にあたり、タウロ山の山腹にあります。
 美しいイオニア海岸とエトナ山の威容を見晴らす幻想的な展望の地でありまして、温暖な気候に恵まれたシチリアを代表する観光地として、立派なホテルが立ち並んでいます。
 町の始まりは、紀元前4世紀頃と古く、考古学、歴史文化の宝庫でもあり、町最大の見所はなんといっても「ギリシャ劇場」です。
 タオルミナへは、観光バスは進入禁止でありまして、麓で乗用車に乗り換えホテルに向かいました。


「案内図」

 町中の「タオルミナ案内図」です。

「タオルミナ遠景1」

 「タオルミナ」遠景
 「ギリシャ劇場」から撮影したものです。

「タオルミナ遠景2」

 「ギリシャ劇場」からイオニア海岸を望む。

「ギリシャ劇場1」

 断崖絶壁の上にある「ギリシャ劇場」の入口の写真です。
 

「ギリシャ劇場2」

 現存の「ギリシャ劇場」は、ヘレニズム時代に建てられた劇場を、ローマ時代の紀元前2世紀に改築したものだそうです。 とてつもなく大きな劇場です。 

「ギリシャ劇場3」

 劇場の観客席です。

「ギリシャ劇場4」  ギリシャ時代の名残は、客席に残る碑文や、ローマ時代に客席を拡張したときに犠牲となった小神殿の跡などに見受けられます。
 写真は、劇場の客席の最上段から撮したものです。
「大聖堂」

 タオルミナの「大聖堂」です。
 13世紀の創建ですが、ルネッサンス時代の改築の跡が残っています。
 簡単なファサードは、3分され、銃眼装飾が置かれています。右側面には16世紀のゴシック風の門があり、左側には15世紀の門がついています。
 ドゥオーモの正面にある噴水は、17世紀のバロック趣味で、市章となっている変わった神像がついています。


2001.11.25

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