今回の旅の最大の目的でありますモン・サン・ミッシェルへは、2001年6月5日の昼前に着きました。
海に浮かぶモン・サン・ミシェルを頭に描いておりましたが、まるで砂の海に浮かぶ要塞のようでした。
パンフレットや絵葉書で見るような海に浮かぶモン・サン・ミッシェルの姿は,満潮時に海上からでないと見ることができないのでしょうか。
重々しい全景は、まさに「天空の神の国」と呼ばれる奇観の名に値します。
この付近一帯は、潮の干満の差が激しく、満潮時には驚くべき速さで潮が満ち、かっては数多くの巡礼者などが命を落としたので、百年くらい前から島と陸地は一本の堤防で結ばれています。
モン・サン・ミッシェルの見るからに堅固なその外観は、修道院というより寧ろ城か砦を思わせます。 | 内部は、ロマネスク様式やゴシック様式など中世の建築方法が混ざり合った独特なものとなっております。 |
メルヴェイユ(驚嘆の傑作)とコルバン塔の正面。ゴシック建築の最も美しい例の一つと言われています。 | 院に入るには急峻な階段を上ります。 | 一番高い金色の聖ミッシェル像は海抜156mに位置し、湾を見下ろす高さのため落雷に遭い損傷したことがあるそうです。 | ||
修道院内の通路 | 物見台の向こう遠方に見えるのがトンブレーヌ岩で、昔モンサンミッシェルの付属聖堂があった場所です。 | この食堂は、奥のガラス窓以外の窓は見えないが、壁で隠されている幾つもの縦長で横の狭い窓があり、光があちこちから差し込んでいます。 | ||
内陣は、簡素な装飾アーケード、頂上の光溢れる長いガラス窓となっており、明るい中にも厳粛さが漂っています。 | 内陣の周歩廊に囲まれた円柱 | 人が入って歩くと重みで車が動き、綱が車軸に巻き付くことにより綱の先の台が下から上がってくるという木車です。 | ||
内庭回廊は高架式で、その建築の優雅さから軽やかな印象を受けます。 | 内庭回廊の三角小間は、1228年完成ですが、その石の彫金術は大変美しいものです。 | 修道院内壁面のピエタの像 | ||
壁面の彫刻 | 名物は、オムレツとサブレです 写真は、名代の「プーラールおばさん」の店です。 |
モン・サン・ミッシェル名物のサブレです。 |
2001年7月18日