「カザンラク」は、ブルガリア国のど真ん中に位置しており、バルカン山脈とスレドナ・ゴラ山脈に挟まれたバラの谷で一番大きな町です。
世界遺産に登録されている「カザンラクのトラキア人の墓地」は、カザンラクの町の北東部ある、直径約40m、高さ約7mの丘にあります。
この墓地は、第2次世界大戦中の1944年に、防空壕を掘っていた兵士たちによって偶然発見されたとのことです。
発見時には既に盗掘されていたそうですが、紀元前300年頃に造られたという玄室の天井に描かれていた見事な壁画がそのまま残されていました。
墓地は、保護措置のため、一般人の立ち入りは禁じられていますが、、保存建物(墳墓)の直ぐそばに精巧なレプリカが公開されています。
トラキア人の男女の葬送儀式や戦い(?)の様子が描かれた天井の壁画は、トラキア芸術の最高峰といわれています。
「トラキア人の墳墓」(保存施設)です。 | |
同上。 | |
トラキア人の墳墓とは、関係ありませんが、墳墓(保存施設)の隣に建っているイスラムの遺跡です。 | |
「トラキア人の墳墓」の精巧なレプリカが展示されている施設です。 墳墓から約30m程度離れたところにあります。 |
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展示室に掲げられている「玄室」の天井部分の写真です。 | |
玄室は、直径3mぐらいの円形で、写真は、その天井部に丸く描かれた見事なフレスコ画です。 なお、レプリカといえ、撮影料は5レヴァ(約350円)でした。 |
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2300年以上もの時を経た今でも、男女2人の葬送儀式の様子などが色鮮やかな色彩で保たれています。 | |
天井の円形のフレスコ画を、少しずつ位置をずらしながら撮影してみました。 | |
同上。 | |
同上。 数頭の馬が描かれていますが、戦いを描いているものなのでしょうか?。 | |
同上。 |
カザンラクあちこち
カザンラクでは、あちらこちらに古墳が見受けられました。 | ||
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カザンラクの「中央広場」で、「バラ祭り」の会場となっているところです。 | ||
町の北部にある「バラ博物館」です。 バラの香料の製造過程の写真や蒸留釜などが展示されています。 なお、館内では、バラの香料、ジャム、リキュールなども販売しておりました。 |
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「バラ博物館」の庭園です。 バラの最盛期はもう終わっていました。 |
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同上のバラの花です。 ブルガリアのバラは、観賞用ではなく、主としてバラの香料として加工されるものです。 |
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「バラ博物館」の内部です。 | ||
館内に掲示されていた歴代の美しい「バラの女王」の写真です。 | ||
「カザンラク」とは、バラを加工する際に使う「銅の釜」のことで、写真は、町の名の由来となった「バラの蒸留釜」です。 |