シギショアラ歴史地区
Historic Centre of Sighisoara


 世界遺産の街「シギショアラ」は、ルーマニアの首都ブカレストから、北西約300kmのところにあります。
 シギショアラ歴史地区として世界遺産に登録されている旧市街は、デアル・チェタツィーという丘の上に立つ城壁に囲まれた中世そのままの街で、城壁内は石畳の細い道が続き、歴史ある家屋が軒を連ねています。
 街のシンボルで、ひときわ目立つのが、14世紀(17世紀再建)に造られた高さ64mの時計塔で、この塔の上からの眺めは素晴らしく、街を包む緑と古いレンガの屋根瓦の織り成す光景は、中世に世界に引き込まれていくような何ともいえない美しさです。 
 なお、シギショアラは、吸血鬼ドラキュラの主人公ドラキュラ伯爵のモデルとなったヴラド・ツエペシュ(串刺し公)の生まれたところでもあります。
 シギショアラ歴史地区の主な見所をご紹介します。    


世界遺産「シギショアラ歴史地区」の街並み  シギショアラは、ドイツ系の職人たちによって12世紀末に建設された、砦のような外観で、城壁の中は中世の街並みそのままの美しい街です。
シギショアラの街並み  シギショアラの中世の面影を残す街並みです。 中央に見えるのが、街のシンボルの時計塔です。
シギショアラの街並み  同上。
街のシンボル時計塔  同上。
シギショアラの街並み  緩やかな石畳の坂を上りきり時計塔を潜ると中心の広場にでます。
 (写真は、逆に広場から写したものです。)
時計塔  シギショアラの街のシンボル「時計塔」です。
 14世紀に建てられたものですが、その後の大火により焼失し、17世紀に再建されたものです。
 時計は、精巧なからくり時計で、現在でも正確な時を刻んでいるそうです。

時計塔  時計塔は、昔の市役所か入っていた頃もあったそうですが、今は内部が博物館となっています。
時計塔からの景色  時計塔の上からの見晴らしは素晴らしく、中世の雰囲気を肌で感じる街並みが目の前に広がります。
時計塔からの景色  同上
吸血鬼ドラキュラの生家  時計塔に面した広場の一角に建つこの家(正面)は、シギショアラの生んだ有名人で、吸血鬼ドラキュラのモデルとなったワラキアの串刺し公ヴラド・ツェペシュ(ヴラド・ドラクルの息子)の生家です。
レストラン カサ・ヴラド・ドラクル  同上で、現在、生家は、レストランになっており、入り口で、ドラキュラが両手を広げて歓迎しています。
 観光名所として多くの観光客が訪れており、私も夕食で、名物の血のスープを食しましたが、お世辞にも旨い物とは言えないものでした。

 
レストラン カサ・ヴラド・ドラクル  同上の看板で、上には、ヴラド・ドラクルが、ハンガリー王にこの家に幽閉されていた1431〜35年の文字が、下の看板は、レストラン カサ・ヴラド・ドラクルと書かれています
中世武器博物館  一見普通の民家に見えますが、「中世武器博物館」で、中世の大砲や槍、ヴラド公の家系図などが展示されています。
拷問の部屋  時計塔のすぐ近くの通路の脇にある「拷問の部屋」です。
 中には、拷問などの設備や資料が展示されています。
拷問の部屋の立て看板  同上の入り口に立てられている看板です。
ヴラド・ドラクルの像  街中に建つ「ヴラド・ドラクル」(ドラキュラの父)の像です。
屋根付木造階段  山上教会に続く「屋根付木造階段」で、階段は175段もあります。
屋根付木造階段  同上で、一気に上るには聊か厳しい階段です。
山上教会  14世紀創建の「山上教会」です。
シギショアラの街並み  シギショアラの街並み。
シギショアラの街並み  シギショアラの街並み。

2006年7月10日