フランドル地方とワロン地方の鐘楼(アントワープ)
The Belfries of Flanders and Wallonia


 オランダ国境に近いベルギー第2の都市・アントワープは、世界最大のダイヤモンドの集散加工地で、世界中のダイヤモンドの原石がここに集まり研磨されているところです。 また、芸術文化の街としても有名なところです。
 さて、フランドル地方とワロン地方の市庁舎や教会には、中世に造られた鐘楼が数多く残っていて、1999年に世界遺産に登録されています。
 フランドル地方のアントワープの「ノートルダム大聖堂の鐘楼」もそのひとつです。


世界遺産「ノートルダム大聖堂の鐘楼」  アントワープの街並みと世界遺産の「鐘楼」です。
世界遺産「ノートルダム大聖堂の鐘楼」  ノートルダム大聖堂と世界遺産となっている鐘楼(高さ123m)です。

「ノートルダム大聖堂」  
 フランダースの犬の舞台となった、ベルギー有数のゴシック教会「ノートルダム大聖堂」です。
 1352年に建築が始まり、完成まで約170年もの歳月を費やしたというフランドル地方では最も巨大な聖堂です。
 大聖堂前のフルン広場にはルーベンスの銅像が立っています。
「ノートルダム大聖堂内」
 ノートルダム大聖堂内です。 
 ここには、ネロ少年がひとめ見たいと憧れたルーベンスの三連祭壇画が展示されています。



「ルーベンスの聖母被昇天」  ルーベンスの三連祭壇画のひとつ、祭壇上の「聖母被昇天」(1625〜26年)です。
ルーベンスのキリスト昇架」  祭壇のの右側にある、「キリスト昇架」(1610年)です。
「ルーベンスのキリスト降架」  祭壇左側の「キリスト降架」(1612〜14年)です。
「ステンドグラス」  大聖堂内のステンドグラスで、19世紀末に制作されたものです。
「マルクト広場」  「マルクト広場」です。
 広場を囲んで、市庁舎やギルドハウスが建ち並んでいます。
「市庁舎」  マルクト広場でもひときわ豪華な建物は、1561年〜1565年に建てられた「市庁舎」です。
「ブラボー像の噴水とギルドハウス」  「ブラボー像と噴水」と「ギルドハウス」です。
 この噴水は、珍しいことに、地面にむき出しで、周りに噴水池がありません。
 ローマ戦士ブラボーは、巨人アンチゴーヌの腕を切り川に投げ捨てた英雄で、アントワープ(手を投げる)の名の由来となっています。  
 向こうに見えるギルドハウスの屋根の上にはには、ギルドの守護神が祭られています。
「アントワープの街並み」  美しいアントワープの街並みです。

2004年6月11日

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