マーストリヒト


 マーストリヒトは、オランダ南部のベルギー・ドイツとの国境近くの街で、1992年のEC加盟国による欧州連合条約(マーストリヒト条約)の舞台となったところです。
 18世紀末のフランスの侵攻、ついでベルギー、オランダと目まぐるしく統治国が代わったマーストリヒトは、、その文化を吸収してきた国際都市です。


「公園」  水面に写る姿も絵のようにとても美しい公園です。
「大砲のある城壁」  数門の大砲を備える堅牢な城壁です。
 城壁は、いまは公園を見下ろす散歩道となっています。
「ヘルポールト」(地獄の門)  街の城壁門で、現存する唯一の門・「ヘルポールト」(地獄の門)です。
 1229年に城壁に付随して造られ、2世紀に亘って街の防衛の拠点となったところです。
「ヘルポールト」地獄の門  同上。
 建築当時、この門の一帯にはペスト患者を隔離したペストハウスが建ち並び、門をいったん出たら二度と城壁内に戻れないことから、ヘルポールト(地獄の門)と名付けられたそうです。
「旧病院」  旧病院建物で、文化財として保護指定を受けている建物です。
 外壁のマークがそれを表しています。
 市内には、このように保護指定の建築物が数多く散在しているそうです。
「道路に寸断された城壁」  街中の道路に寸断された城壁と家並みの写真です。
「ノートルダム大聖堂」  「ノートルダム大聖堂」です。
 1000年頃に建築が始まり、12世紀に内陣、13世紀に2階席部分が付け加えられたという一見城塞のような堅牢な聖堂です。
 ここの聖母は、溺れる人を救った奇跡から、「海の星の聖母」と呼ばれているそうです。
「聖セルファース教会」  オランダで最も古い教会のひとつ「聖セルファース教会」です。
 1000年頃にロマネスク様式で建立され、時代を追ってゴシック様式で改修が進められた大きな教会です。
 中の宝物室には、聖遺物箱などの金銀工芸品や、600年ころからの東洋の絹のコレクションが展示されているそうですが、門限を過ぎていましたので、教会内に入ることが出来ませんでした。
「フライトホフ広場」  マーストリヒトの中心にあるおしゃれなカフェの並ぶ「フライトホフ広場」です。
 右側に見えるのは、聖セルファース教会です。
「市庁舎」  マーストリヒトの「市庁舎」です。
 1664年に完成した建物で、1684年に加えられた塔には49の鐘をもつカリヨンがあっていまでも美しい音色を響かせているそうです。
 ちなみに、マーストリヒト条約の調印は、ここで行われたと説明を受けました。
 手前に見えるのは、「マルクト広場」です。
「旧市街地」  高級ブランドショップなどが並ぶ旧市街地です。

2004年6月7日

オランダに戻る