ハンガリー   ハンガリー共和国旗

 ハンガリーには、1999年9月に、首都ブダペストの、ドナウ両岸に位置するマーチャーシュ教会、漁夫の砦、ブダの王宮、国会議事堂や英雄広場を訪れました。
 また、ドナウベント地方のエステルゴムの大聖堂やセンテンドレの美術館へも行ってみました。
 ハンガリーに存在する5カ所の世界遺産の中で、私が訪れた「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城地区」について紹介いたします。


ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城地区
Budapest the Banks of Danube and the Buda Castle


世界遺産「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城地区」  「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城地区」は、1987年に世界遺産に登録されました。
 ブダペストは、ドナウ川に架かった「鎖橋」により両岸のブダ地区とペスト地区が結びつけられたハンガリーの首都です。
 ブダペストは、「ドナウの真珠」とも呼ばれ、その景観は大変美しく素晴らしいところです。
 ドナウ西岸のブダ地区には、美しい王宮があり、その敷地内には、「漁夫の砦」や「マーチャーシュ教会」があります。
 そして東岸のペスト地区には、ネオゴシック様式の素晴らしい「国会議事堂」、ハンガリー建国1000年記念の英雄広場や聖人に加えられた初代国王イシュトバーンの大聖堂があります。
 「鎖橋」は、1839年から10年の歳月を経て、ドナウ川を挟んだブダとペストを初めて繋ぐ橋として完成された380メートルの橋で、橋の袂の白いライオン像が橋の安全を守っております。
 夜になると、ライトアップされ数珠繋ぎになった明かりが煌めき、暗闇に幻想的に浮かび上がる王宮と調和し、とても美しいです。
世界遺産「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城地区」鎖橋
世界遺産「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城地区」国会議事堂  ドナウ川に巨大なゴシック建築の美しい姿を映す「国会議事堂」です。
 17年の歳月を費やして、1902年に完成した、幅268m、高さ96mのネオ・ゴシック建築の巨大な建物で、内部には700近い部屋があるそうです。

 ブダとペストを結ぶ8つの橋のうち、「鎖橋」と並んで最も美しい橋と云われるリベット打ちの鉄橋の「自由橋」です。
 1896年に完成した全長365mの橋で、橋の両側の柱にはてっぺんに伝説の鳥トゥルルと、真中にハンガリーの大紋章を掲げる装飾的な門がついています。
世界遺産「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城地区」自由橋
世界遺産「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城地区」漁夫の砦  左の写真は、「漁夫の砦」で、白い石灰岩でできたネオ・ロマネスク様式の幾つかの丸塔と一段と高いメインの塔が聳えたっています。
 真ん中の騎馬像は、初代国王である聖イシュトバーンの像です。
 かって、ブダペスト万国博覧会の舞台ともなった市民公園の入口には、建国千年記念碑が立ち、その両側には美術館、公園の北側には、動物園、植物園や遊園地があります。
 観兵広場でもある「英雄広場」の真ん中には、高さ36メートルの円柱があり、その天辺には、翼をつけた天使が片手に十字を、もう片方の手には、ハンガリーの王冠を抱いているという。(私には、高くて良く見えませんでしたが。)
英雄広場

「ハンガリー名産「フォアグラの缶詰」 「ハンガリー名産「フォアグラの缶詰」

 ブダペストの中央市場でお土産に購入したハンガリー名産の「フォアグラの缶詰」です。


2000年2月25日