エーゲ海沿岸の「エフェソス遺跡」は、ヨーロッパの人々も大勢訪れる、トルコのエーゲ海岸有数のリゾート地「クシャダス」のすぐ近くのあります。
紀元前10世紀から6世紀のローマ時代に至る千数百年に及ぶ歴史を有する、このエフェソスの都市遺跡は、私たち数時間のツアー旅行ではほんの一部を駆け足で見て回ることしかできないほど、とても広大で、見所も非常に多い素晴らしいところです。
「ヴァリウスの浴場」で、2世紀に造られた典型的なローマ風呂の形をしているそうです。 |
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ヘラクレスの門へ続く道。 左右に往時をを偲ばせる列柱などが残っています。 |
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同上。 コリント式とイオニア式の柱が混在しています。 |
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300人規模の「音楽堂」で、2世紀のものです。 |
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「市公会堂」跡です。 現在は、数本の列柱が残るだけですが、かっては聖火が灯され、火は絶えることがなかったそうです。 |
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「勝利の女神・ニケのレリーフ」です。 ヘラクレスの門のアーチとして飾られていたものです。 |
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「クレテス通り」で、ヘラクレスの門からケルスス図書館まで続く石畳の道路です。 |
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正面に見える大理石の左右の石柱は、4世紀に造られた「ヘラクレスの門」です。 |
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「トラヤヌスの泉」で、三角のファサードが特徴的なもので、102〜104年に皇帝トラヤヌスに捧げられた壮大な泉です。 | ||
「ハドリアヌス神殿」です。 |
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クレテス通りに面した、大邸宅跡の大変美しいモザイクの床です。 |
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古代の「公衆トイレ」です。 |
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ヘラクレス門から、クレテス通りの正面突き当たりにある「ケルスス図書館」です。 |
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ケルスス図書館の入り口。 | ||
地上に置かれていた石の「遊郭の看板」で、左足の右に女性の顔、上にハートマークが彫られています。 | ||
24,000人も収容できるという、「大劇場」で、演劇の上演や全市民参加の民会の会場としても使われていたそうです。保存状況も比較的良く、写真は、かってエジプトのクレオパトラ女王も通ったという、港に通じるアルカンディアン通り方から写したものです。 |
駐車場場から「聖母マリアの家」への入り口です。 |
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キリストが十字架に架けられた後、聖ヨハネと共にエフェソスを訪れ、聖母マリアが晩年を過ごした場所とされているのが「聖母マリアの家」です。 |
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外壁の下の方に赤い線が塗られていますが、発見された当時は、赤い線から下の基盤と壁の一部が残っていただけだそうです。 |
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聖母マリアの家から少し下ったところにある「聖水」です。 |
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聖母マリアの家に続く道の壁です。 日本の神社でのおみくじのように見えますが、ここで祈りを叶えてもらった人が、紙や布をなど結び付けたものだそうです。 |
2003年9月6日