アンカラから約250q南にあるコンヤは、中央アナトリア高原の心臓部に位置する、セルジュクトルコ時代の古都として多くの文化遺産を誇り、13世紀の偉大な思想家メヴラーナ・ジェラレッディン・ルーミーの最後の地としても有名です。
コンヤ地方の歴史は古く、近郊のチャタルユックは紀元前6000年新石器時代の集落跡で、世界の考古学会の注目を集めています。
コンヤでは、1252年に造られた神学校の「カラタイ博物館」と旋舞教団の創始者の霊廟である「メヴラーナ博物館」を見て回りました。
1252年に建設されたカラタイメドレッセ(神学校)は、門やドーム天井の大理石細工、三角面のタイルが実に素晴らしい。
この建物はセルジュク陶器の博物館として貴重なものです。
正面の門は、セルジュク様式の美しい浮き彫りや鍾乳石飾りで飾られ、芸術的価値の高いものです。 |
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カラタイ博物館の入り口です。 |
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大理石細工の美しいドームの天井です。 |
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内部は、セルジュク期の美しい黒と青の陶器モザイクで飾られています。 |
13世紀末に造られたコンヤのシンボルともいえる、旋舞教団・メヴレヴィー教団の創始者メヴラーナ・ジェラレッディン・ルーミー霊廟で、1926年以来博物館として公開され、メヴラーナの神秘主義思想を示す貴重な詩集、書、愛用の品や衣装、旋回舞踊に用いられる楽器などが展示されています。
霊廟の前面の写真です。 グリーンのドームは、16本の縦溝のついた円錐形と円筒形が組み合わされ、コーランが帯状に記されています。 | |
旋舞教団・メヴレヴィー教団の旋回舞踊の姿が描かれている絵画です。 | |
ガラスケースの中にある、「ムハンマドの顎髭」を入れた箱です。 |
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最奥に安置された、金刺繍のカバーが掛けられている大きく重厚で豪奢な創始者・「メヴラーナの棺」です。 |
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大きなコーランと小さなコーラン(手前)です。 |
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別棟の、修行僧の生活を表した人形です。 |
2003年9月15日