ダーダネルス海峡の町チャナッカレから南に30q、美しい田園風景の中に、古代ギリシャの詩人ホメロスの謳った英雄叙事詩「イリアス」の舞台「トロイの遺跡」があります。
トロイ戦争の伝説を信じたドイツのシュリーマンが、物語のトロイの実在を信じ、その夢をかけ1871年に発掘した遺跡が、トロイ戦争を実証しました。
シュリーマンの発見したトロイの財宝は、彼の祖国ドイツのベルリンに送られ、第2次世界大戦後行方不明となっていたが、近年モスコワで発見され話題を呼びました。
なお。、トロイ遺跡では、現在も発掘調査が続いています。
トロイ遺跡の駐車場にたっている遺跡案内図です。 | ||
遺跡の入口には、伝説にちなんで復元された巨大な木馬が置かれ、観光客の人気を呼んでいます。 | ||
入口にある建物の中の、遺跡説明図です。 トロイは、全部で9層(第1市〜第9市)にわたる都市遺跡を形成しています。 第1市は、紀元前3000年〜2500年頃にあたり、直径90m程度の小さな町だったようです。 トロイ戦争の時代は、第7市にあたり、最新層(第9市)は、ローマ遺跡です。 |
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遺跡の周囲を囲む城壁です。 | ||
第6市の「説明図」です。 繁栄の跡が目立つ第6市は、紀元前1800年〜1275年にあたりますが、大地震で滅んだそうです。 |
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第7市で、トロイ戦争の舞台となった遺跡で、紀元前1250年頃にあたります。 伝説を裏付ける大火の跡は、0,5mから1mの灰となって残っているそうです。 |
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異なる時代の遺跡が、何層も重なり合っているのが判ります。 | ||
神殿跡の写真と記憶しています。 間違っていたらごめんなさい。 |
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遺跡発掘現場。 竈のようなものが見えます。 |
2003年9月12日