イズミールから東南へ250qのところに、世界遺産に登録されている、真っ白な石灰段丘の奇観「パムッカレ」と、その上に広がる古代都市遺跡「ヒエラポリス」があります。
「パムッカレ」とは、トルコ語で「綿の城」という意味で、石灰分を含んだ温泉水が山肌を流れ落ち、長い年月をかけて白い鍾乳石の棚を作り上げ、なんとも幻想的な光景は、まさに「綿の城」の名に相応しい景観です。
段丘の上には、紀元前190年に、ペルガモン王ユーメネスU世が創設した広大な都市遺跡「ヒエラポリス」が広がっています。
ヒエラポリスの北入口に近いところにある「ネクロポリス」(墓地)で、古代共同墓地としては、アナトリア最大のものです。 |
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この墓地はヘレニズムから長い期間利用されたらしく、1000基を超える墓の様式も様々です。 写真は、人が住めるぐらい大きな墓地です。 |
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古代温泉「北大浴場」です。 北入口から入りネクロポリスの先にあります。 紀元2世紀頃に建てられた大きなアーチを持つ石積みのローマ建築で、かって、壁の表面は大理石で覆われていたそうです。 |
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北浴場の隣にある「ドミティアン門」で、3つの連続アーチと円筒の石積みの門です。 |
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正面は、「バジリカ」です。左端にドミティアン門が見えます。 | |
遠くに見えるのは、「アポロ神殿」跡です。 |
「パムッカレ」
白とブルーのコントラストがとても美しく幻想的な「石灰棚」です。 |
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観光ラッシュによる観光客の靴で真っ白な石灰が黒くなって景観を損なってしまったので、今では裸足で中に入れています。 |
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下から見上げるとまるで白く輝く雪山のような光景です。 |
2003年9月7日