世界遺産「フマユーン廟」は、ムガール帝国第二代皇帝フマユーンの墓廟であり、第一皇妃ベガ・ベガムにより、1556年から10年ががりで建設されたインド・ムガール建築の原点とも言うべき建築物です。
本格的なイスラム建築で、建物本体は左右対称に構成され、イスラム建築によく見られる尖状アーチが反復して用いられており、建物本体の高さは21メートル、幅48メートルで中央の丸屋根には白大理石が使われ、建物の砂岩の赤色を引き立たせています。
墓廟は、高さ7メートル、幅80メートルの基壇の上にあります。
なお、フマユーン廟は、のちの「タージ・マハル」のモデルにもなった美しい建造物です。。