へんろ旅 29日目(晴れ・4月15日)
札所なし
(大洲市から内子町を抜けて小田町まで約28キロほど。山の中)
今日もまた 山を縫い 山を縫い 山を縫い
花水木 咲き出した 道を行く
おばあさんに 拝まれて行く 春の道
蝶も 蜂も 天道虫も 春の中
紫に 崖なだれ落ち 藤の花
(ちょっと寄り道して、内子の町並みを見ていたら、道に迷う。まよったのを知らずに歩いていたら、おじいさんに呼び止められて道を教えられる。相変わらず方向音痴だから、へいきで違う方向に歩く。その少し後で、呼び止められたおじさんに、昔傾倒してた作家の古さとがこの山奥だと言うのを聞く。そういえば、舞台にこんな山や川が出てくると改めて見回してみる。いわれなければわからずに通り過ぎていた。ほんのちょっとしたこと。不思議にならない不思議。今日も何人かのお遍路さんに行き会う。それぞれにそれぞれに春の中)
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