へんろ旅 11日目(晴れ)
  24番最御崎寺 25番津照寺

(今日はついに室戸岬)

白き波 朝日にサーファー 影法師
ハリセンボン干からびて 道端に お前も空を飛びたかったのか
(ハリセンボンは、嵐の日に波の頂で膨らんで、そのまま風に乗って陸まで飛んでくるという。道端に、ハリセンボンの干物が結構落ちているので不思議に思っていたら道連れに教えられる。9
時々は 立ち止まって 海を見よう
見上げれば 桜葉桜 竹の秋
鳶たち 山の上で 肩慣らし
ツバメ来て 田んぼのあぜを つくろいぬ
へたり込み テープ張ってる 道路際
過ぎていく 潮風今日も 春の風
すみれタンポポきんぽうげ 咲き競ってる 石垣の道
春の海 ひねもすここで 寝ていたい
青い鳥 海に向かって 口笛を吹く
風車さえ ゆっくりしてる 室戸の岬
いぬ3匹 ごろ寝している 私もここで眠りたい
虚子の句碑 見てやっぱり プロだなあ
(竜巻に そうて虹立つ室戸崎)でした
御厨人窟でささやいているのは神の声
急坂が これでもかと 捻じ曲がり
息切れて へたる木陰に 雪もち草
風に乗り ふんわりと 舞い上がれればなあ
息切れた 耳に遠き 鐘の音
花びらを ふんわり敷きし 最御崎寺
行く道は 海のかなた 山のかなた
山と海 空のかなたへ 道入りぬ
昼間から 酒飲みゆうおじさんと 昼ごはん
これからは 晩御飯釣りだと 店主言い
一年中 前でたたきが 釣れると言う
もう遥か 霞の中に 室戸崎

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