メッセージ | 宇宙の膨張の中心は決められないか | あとがき |
宇宙空間が膨張するとは,どういう意味か(Newton2016,3)
についての考察13
2016,5,29
田 敞
(以下{ }内は上記本よりの引用)
1 問題
{空間が膨張すると,光はどうなる?}
2 この本の主張
{ある銀河Aから光が発せられて地球(天の川銀河)に光が届くまでの間に,宇宙空間が2倍に膨張したとしましょう。すると,地球に届くころには,光の波長は元の2倍に引き延ばされています。}
その理由が
{光は,原子のように粒子が力で結びついてできているわけではないので,空間ののびとともに光自体も伸びてしまうのです。}
3 考察
もし、空間が膨張したら、空間の膨張は3次元で膨張していると考えられる。縦、横、高さである。すると、光も縦、横、高さに膨張しなければならないはずだ。
ところが、この本では、進行方向1か所しか膨張していないと言っている。
力で結びついていない光は、空間ののびとともに、縦横高さに伸びてしまうのです、とならなければならないはずなのにそうはなっていない。
この本の例だと、{光の波長は元の2倍に引き延ばされています。}というのだから、波高も2倍になり、太さも2倍にならなければならないはずだ。
ところが、伸びるのは、波長だけだという。その根拠は示されていない。
4 結論
ビッグバン論に都合のいいことしか起こっていない。他は無視している。
これも、インフレーションビッグバン論によくみられるやり方だ。