待てば海路の日和あり...?
三度目の正直なのかそれとも寝ぼけているだけなのか。
さて学会は終わったわけですが、有機セミナーでの実験報告の準備に取りかからねばなりません。当分暇なしどころか疲れた心身にむち打って動かねばなりませんな.....
学会最終日。ポスター発表では蛍光関連の研究している人のを中心に見て回りました。対象が違えばものの見方も変わる。いろいろ勉強になります。
あいにくの雨ですけれど、ちょっとだけ札幌を見て回ることにしました。ずっと前に来たことはあるので、そのとき見た時計台は今回はスキップ。
以下順にみたところを簡単に...
北大構内。川(かつては天然河川で鮭も遡上したそうです)が流れる芝生の中央ローンの景観はすばらしいの一言に尽きる。それ以外でも全体的に紅葉のシーズンできれい。原色の風景というかなんというか、同じ紅葉にしても余所と比べて色が鮮やかでくっきりしてる気がします。やはり高緯度地域のせいなのか(誤解かもしれませんが)。紅葉でおすすめはツタの紅葉かなあ。あとはポプラ並木とか。数年前の夏に台風でかなり倒れたという話を当時新聞などで見聞きしたが、実際まだその爪痕は大きく残っていて、かなり寂しい感じになってました。ただ、復旧時に植えられた若木がかなり育っていたりして、時間経過と共に回復している様子もうかがえました。
北海道庁。赤レンガの旧本庁舎は観光スポットのようで、雨にもかかわらず結構大勢の観光客がいましたが、いまでも現役の行政庁舎のようで、アーカイブス部局が入っているほか、公開スペースの隣の会議室では会議が開かれてました。公開スペースは文書の展示とかいろいろ。じっくり見て回るとここだけで半日つぶせそう。
大通公園とテレビ塔は前の晩に歩いて眺めた。ライトアップされたテレビ塔は紅葉とかとは別の尺度で綺麗だよね。
植物園。北大の付属部局らしいです。街の真ん中に(開拓当時は道庁までが街で、そこから先植物園になるあたりは街外れだったそうですが)大きな植物園があるというので見てみようと思っていってみましたが、月曜休園とのこと残念。
藻岩山。夜景が綺麗だとひとにすすめられていたので行ってみましたが、あいにくの雨天、山頂展望台からは濃い霧で何一つ見えない。幸いなことに山に上がるロープウェーからはまあまあ夜景がみえた。上からみると夜の札幌は星空を落としたようで美しい。大きなロープウェーに一人で乗るというのはなんか微妙な感じでした。こんな日に登るような物好きは私くらいかと思っていたら、そうでもなく、展望台(の売店)にはちらほらと客が。とはいえ何も見えないのではしょうがないのでとりあえず、藻岩山のマスコットキャラクター「もーりすくん」(とぼけた顔のよくわからん不思議生物ですがどうやらリスらしい)グッズをいくつか買って行ってきた証ということにして早々に降りてきました。
で、新千歳空港で飛行機を待っていたら激しい雷で地上作業中断とか。飛行場なんて遮るものがなにもないので紫電が走ると爽快だよね。爽快なんだけど一時間くらい続くと今日ほんとに帰れるのかなとか心配になったり。結局かなり遅れて出発になり、かなり遅れて羽田に戻ってきました。空港も電車も営業終了とか惨惨たる状況。
口頭発表しました。程々にご質問等いただきありがとうございました。題などはいつものところにまとめておきましたのでご覧下さい。予稿集はそのうちjstageで公開されるらしいですが、いまのところまだのようなので詳細については控えさせていただきます。まあタイトルは公開されているのでそれについてひとことだけ。アゾメチンとはC=Nを特徴とする官能基あるいは結合あるいは化合物のこと。
脱アゾベンゼン万歳。...... わたしが4年生の頃考えていたこととは全然違う経緯ですけれど。それでも。一つの目標達成ということで。達成したからなんかいいこと有るのかとか何か意味有るのかとかそういうことはすべてさておいて。
疲れた。何かがごっそり抜け落ちた感じ。
第37回-そして最後の-構造有機化学討論会 in 北海道大学。朝会場に入りがけに、北大の寮旗を掲げた仮装行列に出会う。どうも寮祭の初日だったらしい。
午前はポスター発表で、午後は講演。ポスター発表では(類似の構造の化合物を研究しているという意味で)同業者がいたりして、興味深かったです。
晩飯と朝食用の食料をコンビニで買い込んで、再び宿に籠もり最後の調整。
やっぱり北国ですね。夜の冷え込み具合が東京よりも数週間早い感じがする。
雨。
札幌へ移動。全国的に悪天候なためか、飛行機が激しく揺れる。降下時の気圧変化で耳が激しく痛むのとあわせて酷い感じ。
札幌の街が碁盤目状に計画された都市だというのを思い出したのは札幌の駅を出てからのこと。交差点ごとに[南|北]X(条)[東|西]Y(丁目)と看板がでているので、慣れればはじめての場所でもだいたい着けるようになっていて便利。
早めに晩飯を済ませたあとは、宿の部屋に引きこもって発表の練習。予聴会あとでいろいろと発表原稿弄り回したので、じつは通して覚えていないということが判明。必死になって練習して、深夜になってようやく通して喋れるようになったが、今度は原稿量的に2分ばかり時間オーバーしていることが判明。あぅあぅ。
昨日今日と眠ったり覚醒したりの繰り返し。若干風邪がぶり返したような感じでもあります。今日の午後になって多少ましになったようなので起きあがっては見たが....ううむ、消耗具合が厳しいなあ。これであと一週間耐えられるか?というとかなり疑問。まあでも明日からはまたハードスケジュールなんだろうなあ。
書店でキノの旅(XI)、我が家のお稲荷さま。(7)、ARIA(11)購入。一通り目は通したが、コメントはもうちょい落ち着いて読める状態になってからにしたい。
予聴会。....., ......, .......。まあ予定していた程度の仕上がり具合にはなんとかこぎ着けましたが。しかしなあ。このままでは全然ダメだと言うことも、指摘されずともよくわかるわけで。
残り時間が少ないのは理解しているが肉体と精神が即時の休養を要求している。
文献紹介終える。今回のお題はSignal Amplificationということで。夏学期の有機セミナーで一部使ったネタですけれど、とても奥深いテーマなのにページの埋め合わせ的に適当にピックアップして紹介するという、あまりにももったいなさ過ぎる使い方をしてしまったので、自分的に納得いくかたちでまとめたいと思って。そういう意味ではまあまあの出来だと自分では理解してます。
これで山一つ超えたか.....? 不眠不休(といいつつ適当に気絶してそれなりに睡眠時間は確保されてる、のかな?...人体ってすげーなーと時々認識します)の作業はまだまだ続く。
曇。涼しく。
実験報告。しかし報告したその日のうちに結論がひっくり返るのだからどうしようもない。
さて来週は文献紹介で来週末は予聴会。当分マジで寝る暇無いかなあ。
酒が残っているのか風邪が治りきっていないのかはたまたその両方か、軽く頭痛がして寝込む。明後日の実験報告は昨日刷り上げたので今日はお休みということで。
晴れ。高空で吹き流される雲が増えてすっかり秋空。
研究室の秋の恒例イベントを根府川のきのこ苑おやまのたいしょうで。今年は後藤研@TITからも3人参加し、のんだくれつつたくさんのキノコを美味しくいただきました。あと例年通り餅つきも。つきたてだと餅を食っているという実感が非常にするので良いです。
例年は博士の中間報告が終わってから行くので、日が落ちると震えるほど寒いのですが、ことしは前倒ししたおかげで良い秋日和となりました。
もしかして海をみたのは今年初かも。早川-根府川間の車窓から見る海は綺麗。多少曇り空だったおかげで、空との境が溶けるように消えていて格別。きのこ苑からみた海もいいかな。山と海と空とを一度に楽しめます。
時津風親方解雇。
曇。
今野先生のマリみて新刊『薔薇の花かんむり』を書店で購入。
ずるずると延び延びになっていた話題に今作でようやく決着が付いて、作中の時間軸もゆっくり前に動いています。いつの間にかシリーズ30冊の大台も近づくようになり、祥子さま令さまも卒業とはね。刊行も無印が98年だからそろそろ10年になるし。息の長い仕事だなあと思います。
そろそろ卒業ということでなのか、今作で久しぶりに築山三奈子さまが登場。瞳子と三奈子さまが一緒のシーンってこれが初めてだったよね? このシーンの挿し絵はありませんが、誰かが描くなら見てみたい。間に入る祐巳と影でハラハラドキドキしている由乃・乃梨子も含めて。